当社では創業間もない頃から経営理念を作成し、従業員との理念共有に努めておりました。
しかし、本当の意味でしっかり浸透しているかどうかは未知数。
経営理念とは、会社の向かうべき方向性を示しており、判断基準になるもの。
さらなる理念共有の必要性を感じたことから、2013年頃に言葉を短くしたわかりやすい理念に刷新することにしました。
経営理念は、社長である私の思いが反映されるものでもありますが、社長一人が作った経営理念では、従業員に浸透するものになりません。
そこで、社内に理念と改革チームを立ち上げ、従業員を巻き込んで作ることにしました。
理念を作る前の活動として、社内で課題となっていることを徹底的にあぶり出し、従業員の声を一つひとつ聞いていったのです。
その数は2日間で126個にも。
それをどうしていきたいか皆で改善策を考えた後、経営理念の策定に着手したのです。
チームは山下昌紘はじめ有志12名で構成され、まず社長が「経営理念とは何か」を説明した後、メンバーの社歴や立場を問わず、全員が自由に意見を出す形としました。
「どんなふうにお客様の役に立ちたいか」「どんな製品を提供したいか」「どんなサービスを提供したいか」「どんな技術を提供したいか」「どんな人財を育成したいか」「どんな会社にしたいか」「どんな生き方をしたいか」という7つの視点で議論を重ね、約半年かけて従業員全員が共感できるものを作り上げていきました。
※写真は第29期の経営方針
新たな経営理念は社内にしっかりと浸透し、従業員が足並みを揃えて事業に従事できるようになり、エステティック業界や肌に悩むすべての人、地球環境へと貢献する大きな一歩となったのです・・・
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次回のコラムでは、「「機能訓練専門デイサービスきたえる~む」のオープン」についてお話しいたします。