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  • 奥迫 哲也

成長


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成長(2017年9月8日の朝礼より)

成長という項目について、僕が考える5つのポイントについて話をしてみたいと思います。
まず一番目は知ったかぶりをしない。

IT用語なんかで仕事の話をしているとわからない言葉がたくさん出てきます。
通販用語もたくさんあります。LTVが、CPOが、CPAが、とか。

そのときにやり過ごさずに、「LTVってなんでしょうか?」と僕は都度聞くようにしています。

ですので知ったかぶりをしないというのは大事で、
仮にその場で聞けなかったとしてもメモをしておいて
あとから「すいません、あのとき話に出たLTVってなんのことでしょうか?」
というふうに聞くようにしないと成長できません。

二番目は、一番を目指す。
なんでも一番を目指す。
皆さん今日、自己成長ノートに自分のビジョンを書いていると思いますが、
たとえば社内で一番の笑顔を目指す。
社内で一番の挨拶を目指す。
僕のビジョンは日本一社員の目の輝く会社をつくる。

京セラを創業した稲盛さんは創業当時まだ19人の会社のときから
世界一の会社を目指すと言って、皆はポカーンとしていたようです。

京都には島津製作所もあるし、オムロンもあるし、いろんな有名な会社があります。
町内に島津製作所があって、まず町内でも無理でしょうと。

たとえばここでいうと、東中島イチになるにも、キーエンスを抜かさないといけない。
まず難しいんじゃないかと。

稲盛さんが言い続けることによってちょっとずつ
「もしかして、なれるのか」というようなことで、本当に世界に名だたる企業になったと。

何故一番を目指すことが大事かというと、緊張感が違います。
たとえば近くの300mくらいの山に登るのと、富士山に登るのと、準備をしますよね。
富士山だったら準備をして、どのくらいの寒さだろう、どれくらい時間がかかるだろうと、
それをするんだったらジョギングをしておこうと、緊張感が違いますよね。

ですから、なんでも一番を目指すのが大事で、
高い目標を掲げて高い目標を目指すということが大事という項目です。

三番目が、不安を成長の原動力にする。
不安ってすごく大事です。
不安とは何かというと、上昇志向がある人ほど不安があります。

上昇志向がないと不安がありません。
「このままでいいや」「何もなけりゃいいや」というと不安はありません。
自分は上昇したいいい生活をしたい、もっと成長をしたいと思うと不安があります。

ですから、不安というのは上昇志向と正比例するものです。
漠然とした不安があることもありますが、
不安を逆に原動力にすることが大事です。

四番目は、失敗を肯定的にとらえる。

失敗とかミスをしたときに、ついマイナスに捉えがちですが、
他のフィロソフィーでも似た項目がありますが、
失敗とかミスをしたときにそれを肯定的に捉える。

たとえば上司に叱られたとき、一瞬上司の言い方とか、
上司も人間ですから、嘉藤さんのように柔らかに
「そうなんですね。失敗したんですね」という、
なかなか皆さんが言えないですし、キャラクターがあります。

武蔵野に行ったら小山社長のキャラクターは
「バカ!」と言ってマイクで叩く。そんなキャラクターで、愛情の裏返しです。

人によって表現が違うので、上司部下の相性も、
嘉藤さんみたいに優しい物言いで、
この前の朝礼の勉強会で「人の話を聞く」と、
「そうなんですね」がキーワードでしたね。

嘉藤さんは普段から実践しているところがすごいと思います。

上司に叱られたときでも、それを肯定的に捉える。

三人称、二人称、一人称の話をしたことがありますが、
自分勝手だと叱られたことに対して腹が立ちますが、
二人称で考えると「上司も言うのいやだろうけど言ってもらえたんだ」と捉えます。

失敗とかミスが起きたときに肯定的に捉えるということが成長するポイントだと思います。

最後、五番目は、成長に終わりはない。
自分は年だからとか、年齢も年齢だからと言う人もいますが、
僕はなるべくそういうことを言わないようにしています。

周りにもそういう人がたくさんいるので刺激をもらえます。

たておば僕は週1回はジムに行っているのですが、
そこで61歳くらいの方がいて、細くて、
体にバネがあって、足はかもしかのようで、
本当にすごく、鴨居とかを掘る仕事を京都でされている方で、すごいと思っていつも見ています。

一緒にゴルフ行きましょうという話からゴルフに行ったのですが、240、250ヤード飛びます。
僕が220ヤード230ヤードくらいです。
僕より飛ぶのですごいと思いました。

1年位前にご一緒したのですが、そのときはゴルフの調子がすごく悪くて、
調子が悪いのかと思っていました。

最近になって同じトレーナーになって、
最近Nさんはどうですか?と聞くと、最近ドライバーの飛距離が20ヤード伸びたらしいです。

過去最高の飛距離らしいです。
62年生きてる中で最高のコンディションらしいです。ということでした。

僕はちょっと体調の悪いときで、飛距離がなかなか伸びなかったのですが、
62歳で絶好調で飛距離を伸ばしたと聞いて刺激をもらいました。

僕が60過ぎたときに目標にされる60代になりたいと、
その人を見てすごく思いました。

さらに全日本全身美容業協同組合の専務理事をしてもらっている
東京で10数年サロンをされているIさんという方がいます。

この方は78歳ですが、一生懸命組合の中で
ラインのグループを作ってラインに取り組んだりしています。

間違えることもありますが、挑戦するだけでもすごいと思います。
この方は若い時に商社に勤めていらして、接待ゴルフをよくやっていたそうです。

接待ゴルフはどういうふうにやるかというと、
3打差以内で負けないといけない。それがおもしろくないと、10年くらいやめたらしいです。

上場会社の商社に勤めていたとき、サボってコンペに出たそうです。
そしたら優勝してしまって、写真つきで夕刊フジに出たそうです。

それで会社にバレてしまったという、若いときは
賞金荒らしであちこちで賞金をとっていた方です。

その方は78歳ですが、ドライバーというのがあって、
次が三番ウッド、次が四番ウッドで、
その方は四番ウッドを持ってきて僕に自慢するのです。

「奥迫さん、僕ね、めちゃめちゃ相性のいいクラブを
見つけて、これは武器なんですよ」と。
確かに四番ウッドで打つと230ヤードくらい打つわけです。

Iさんにその次会ったとき「奥迫さん、僕、ついに
もうひとつ武器を入れましたよ。三番ウッドを入れました。もう10ヤード伸ばしたいんで」
78歳でもう10ヤード伸ばすってすごいんです。

うちの親ぐらいですが、あと25年後ぐらいに
あんなふうに元気でいられるかと思ったりもします。

さっきの62歳とか78歳の人を見ると、
それだけの年齢になっても成長を諦めていないことです。

成長に終わりはない、最近の医学で90歳までは筋肉はトレーニングすれば発達するらしいです。
50だから年とか、60だから年とかそういうことを言わせない
人が僕のまわりにもたくさんいるので、そういう人からモチベーションをもらいます。
成長に終わりはないと、そういうことが僕の思う成長の5つのポイントです。

ひとつは知ったかぶりをしない。
二番目は一番を目指す。

他のフィロソフィーでもあったと思いますが、
中野裕弓さんの言葉で「余人を持って替えがたし」というのがあります。

若いうちはいろんなことをやって、ある程度年齢がいったら「この人以外は考えられない」
たとえばアカデミーの教育部でいえば藤川さん以外考えられない、
経理は山下さん以外考えられない、
余人を持って替えがたしを目指しましょうということを中野裕弓さんから教わりました。

三番目は不安を成長の原動力にする。
四番が失敗を肯定的に捉える。
五番が成長に終わりはないということで、年だからとか
自分はこうだからというふうに言うんじゃなくて、
常に成長できると、成長における5つのポイントということで話をしました。


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COLUMNIST
奥迫 哲也
ドクターリセラ(株) 代表取締役社長
一般財団法人 りせら財団 理事
奥迫 哲也
TETSUYA OKUSAKO
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「全日本全身美容業協同組合」理事長
「財団法人 日本企業構造改革機構」理事

1964年、島根県江津市生まれ。
1993年、29歳で漢方薬局を開業。
1997年に株式会社シードとして事業拡大、
2000年にはエステティック事業部を発足させ、エステ業界に参入。
安全で結果が見える化粧品をコンセプトに自社製品の開発に取り組み、
2001年アクアヴィーナスシリーズ、2003年ADSシリーズ、
2017年Recella Divaシリーズ、2018年cocochiaシリーズを発表する。
製品は全国のエステサロン3,203店舗(2024年2月末時点)を通じて販売し、業界初「これがないと困るスキンケア」調査開始以来全年連続1位にも選ばれる。また、「ベストアイテム」では3年連続受賞し、殿堂入りを果たす。

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