福祉事業を始めるにあたっての課題
「将来、自分の家族や自分自身が入居したいと思える介護福祉施設を設立したい」と考えていた私は、福祉事業に着目していました。
その中で、弟は書籍で勉強したり、知識を持つ人に教えを乞うたりしながら準備を進めてくれていましたが、本業との両立が難しいと感じたため、会社を退職するという苦難がありました。
その後、弟は当社に加わり、一層福祉事業へ注力し始めます。
そして、最後の課題は入居者の募集でした。
グループホームにて、無農薬農法で育てたお米を使用することを決めており、その点が訴求効果になると私は考えました。
そこで、山陰中央新報社にアプローチして、お米をテーマにした取材を依頼。
江津市で最初のグループホームであることもあり、その記事には内覧会の開催日時も掲載していただきました。
内覧会当日は、記事を見た人々が大勢訪れ、用意したスリッパが足りなくなるほどでした。
すぐに9名の入居者が決まり、2004年2月に開所の日を迎えることができたのです。
その後、実績に信頼を得て現在は4ユニットを運営し、株式会社CONTIAとして、代表取締社長奥迫義成のもと、従業員42名、入居者36名の事業へと成長しています。
事務所の移動、そして社名を「シーブレス」に
当初は事務所内にて自分たちで化粧品の在庫管理や発送を行っていましたが、ADSやアクアヴィーナスのお取扱いサロン様が増え、出荷数も増加したことに伴って、製品を倉庫に預けて出荷指示を行うようになりました。
また、それまで講習会は事務所近くのホテルで開催していましたが、全国からお越しいただきやすい場所に講習会場を併設した事務所を構えることを決意し、茨木市から新大阪駅近くに移転することにしました。
しかし、そのエリアではすでに「シード」を社名として使っている会社があったため、登記ができないことがわかりました。
さらに同時期、東京で開業準備を進めていたクリニック事業のスタッフ募集にて、社名がコンタクトレンズメーカーと紛らわしいことが発覚したという背景から、2004年10月に社名をシードから「シーブレス」に変更。
海から芽吹いていく様子を表した社名にしました・・・
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次回のコラムでは、「『ドクターリセラ株式会社』に社名を変更」についてお話しいたします。