こんにちは、漢方養生スタイリスト「福田 貴之」です。
今回のテーマは「土用の丑の日」についてです。
「鰻が食べられる日」と思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、
何故、この日に鰻を食べるのか?考えてみたことありますか?
「土用の丑の日」について少しお話してみたいと思います。
今年の土用の丑の日は7月28日(水)です。来年は8月にもあり年に2回土用の丑の日がある年もあります。
そもそも「土用の丑の日」とは何なのでしょうか?
「土用」とは季節の移り変わりの18日間の期間を「土用」と言っており、五行の中の「土」をイメージしています。土は芽を出すための土台であり、発芽までの色々な目まぐるしい環境変化を、大地によってクッションの役割を担い和らげる期間といわれています。

そのため、「土用」は年に4回あり、春夏秋冬の移り変わりにそれぞれ存在します。
◇春・・・「土用の戌の日」
・春の土用では、「戌の日」に「い」のつく食べ物や白い食材を食べる習わしがあり、「いわし」、「イチゴ」、「インゲン豆」、「芋」、「しらす」などが食べられていました。
◇夏・・・「土用の丑の日」
・夏の土用の丑の日は「う」のつく食べ物や黒い食材が食べられ、ご存知のとおり特に「うなぎ」を食べることで知られています。ほかに「梅干し」「うどん」「土用しじみ」「土用卵」などが良いといわれています。
◇秋・・・「土用の辰の日」
・秋の土用では、「辰の日」に「た」のつく食べ物、または青い食材(青魚)を食べると良いと言われ、「大根」や「玉ねぎ」などが食べられていました。
◇冬・・・「土用の未の日」
・冬の土用では、「未の日」に「ひ」のつく食べ物、または赤い食べ物を食べます。たとえば、「ひじき」や「ヒラメ」、「りんご」、「トマト」などがあります。

というわけで実は「土用の●●の日」は年に4回あるのです。
また、色々な諸説ありますが、何故夏に「鰻」?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、「鰻」の旬は秋から冬にかけて「旬」と言われており、夏に食べる鰻は旬ではないのです。
それなのに何故鰻は夏に食べるかというと、こんな話がありました。
江戸時代、万能学者の平賀源内に、ウナギ屋が旬ではない夏場はウナギが売れないのでどうしたら良いか?と相談を持ち掛けました。
それを聞いて平賀源内が入り口に「本日、土用丑の日」と書かれた看板を出すことを提案したところ、そのウナギ屋は大繁盛して、他の店も真似しだしたことが由来といわれています。
それ以降、「土用の丑の日」には鰻を食べると良いといわれているようです。
実際旬ではありませんが、鰻には夏バテを乗り越えるために必要な栄養成分が豊富に含まれています。

【鰻に含まれている栄養素】
タンパク質・VA・VB1・VB2・VD・VE・EPA・DHA・コラーゲン・ミネラルなど・・・
積極的に採りたい栄養素も含まれていますので、元気に過ごすためにも、今年の「土用の丑の日」は鰻を食べるという贅沢を少ししてみませんか?
以上です。
ありがとうございました。
漢方養生スタイリスト福田 貴之でした。