こんにちは、ナレッジ推進室、漢方養生指導士「福田 貴之」です。
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。(遅いあいさつで失礼します)
年も明けて、すでに1月が終わろうとしています。
今年も早いですね。
お正月が皆様どのように過ごされたでしょうか?
お雑煮、おせちなど暴飲暴食で胃も腸も疲れているのではないでしょうか。
今月のコラムは胃腸に優しい2月の養生についてお話ししたいと思います。
胃腸が荒れていると肌も荒れるといいますが、こんなつながりがあります。
胃腸の不調と肌荒れは、医学的に「皮膚腸相関(スキン-ガット・アクシス)」とよばれ、腸と皮膚の密接な相互関係によって引き起こされるといわれています。
まず1つ目が有害物質発生と全身への循環です。
胃腸が荒れると消化器官が低下し、食べたものが消化吸収しにくくなります。
これによって腸内で悪玉菌が増えやすくなります。
アンモニアなど体に有害な物質が血液に乗り全身を巡ることで皮膚に炎症などが起き、ニキビや肌荒れなどを引き起こします。

2つ目は栄養機能の吸収阻害です。胃腸の機能が低下すると食事からの栄養が吸収されにくくなり、肌の健康のため、体の健康のための栄養素が十分に吸収されないため、肌へも栄養が行きにくくなり肌トラブル等の原因にもなります。
3つ目は免疫機能と炎症の関係です。
腸は免疫機能を約7割司るともいわれており、腸内環境が乱れていると、免疫機能が低下して肌への炎症や湿疹の原因につながるともいわれています。
最後4つ目はストレスの影響です。
胃腸と皮膚は、脳を介しても影響し合っているといわれています(脳腸皮膚相関)。
ストレスは胃の粘膜を荒らす原因でもあり、ストレスが腸内環境の悪化や免疫機能の低下を招き、肌荒れを引き起こします。

このように胃腸の疲弊は大きな肌トラブルとまでいかなくとも、調子が悪い状態を作り、引きずりますので胃腸を労わる期間を作ってみましょう。
肌の調子が悪いけど原因がわからない場合は外側だけでなく内側も気にしてあげると早い解決につながります。
胃腸が荒れているときは消化が良く、胃の粘膜、修復を手助けしてくれる食材を選ぶようにしましょう。
ではどんな食材を選ぶと良いでしょうか?
主食ではおかゆ(白米)が一番消化に良いといわれており、一般的に体調を崩して寝込んだ時などは胃腸にやさしい、おかゆを食べることが多いかと思います。
また、軟らかく煮たうどんなども胃腸にやさしいですよね。

そして他の食材としてはたんぱく質を選びましょう。
たんぱく質は食材だけをみると胃腸に負担がかかりそうに思いますが、胃粘膜の修復・生成、免疫力の維持、そして体を作る材料(アミノ酸)の補給のために必要です。
消化しやすく良質なものを選び、食べ方(少量・よく噛む)ことで胃腸の負担を減らします。
食材は湯豆腐など温かい豆腐を食べ、温泉卵などを摂取すると胃腸にやさしく、しっかりたんぱく質がとれます。
野菜は軟らかく煮た大根やャベツなど、ゆっくり、しっかり噛んで食べましょう。
大根は消化酵素が多く含まれていますし、キャベツは胃粘膜の修復をしてくれます。
逆に胃腸の調子が悪いときに避けたい食材は「高脂質」「食物繊維を多く含む食材」「刺激物」「冷たい物」などは胃腸に負担をかけますので避けるようにしましょう。
2月に入り寒さも増してきます。
寒さによって血流が悪くなり、自律神経も乱れやすくなると胃腸の負担も増えますので早い段階で疲れた胃腸は整えましょう。
以上です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
ナレッジ推進室 漢方養生指導士 福田 貴之でした。