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こんにちは、漢方養生指導士「福田 貴之」です。
この度発生した北海道地方における地震により、被災されたみなさま、そのご家族の方々には心よりお見舞い申し上げます。
今回のコラムのテーマは「食」。
食欲の秋がやってきます!
漢方で「食」と言うと「薬膳」を思い浮かべるかもしれません(私だけ?)。
もともと漢方に使われる「食薬」(薬でもあり食べ物でもある食材)を料理に活用し、身体の不調を軽減することが目的の食事です。
「医食同源」の五行を取り入れて身体の不調と向き合います。
今回は味を使って説明します。
「食薬」を5つの味に分けて不調に合わせて味の特性を生かし、取り入れる事で身体の養生を行ってまいりましょう!
■五味
・「酸」:汗、尿などを止める、もれないようにする(収斂固渋)など
⇒柑橘類・トマト・酢・ヨーグルトなど
・「苦」:便通排出から熱を出す(通排)、冷やして熱を取る(清排)、気を下に降ろす(降排)、乾燥させる(燥湿)作用
⇒苦瓜・ピーマン・キュウリ・緑茶など
・「甘」:元気を与える、虚症<陰陽気血>(補益)、胃腸の働きを助ける(和中)、急な痛みを和らげる(緩急)作用
⇒肉類・穀類・栗・胡桃など
・「辛」:邪気(病気)発散、気の巡りを良くする(行気)、血行を良くする(活血)、滋養の作用
⇒葱・玉ねぎ・生姜・にんにくなど
・「鹹」:しこりを柔らかくして塊をしらす(軟堅散結)、便秘改善、便通を通じて邪気を排出(瀉下)作用
⇒わかめ・醤油・味噌・貝類など
また色によって食材も意味があり、
補気(元気がない、風邪をひいたなど)したい時や脾胃を養いたい時は黄色い食材である穀物や豆類を食します。
また肺を養う、潤わせる場合は、白い食材である白ゴマや白木クラゲまたはこれからの時期は梨などで潤わせ肺を守ります。
女性であれば血(けつ)<栄養の事です>が足りない(瘀血 おけつ)などのトラブルの時は赤や黒い食材で血(けつ)を補うことで不調を改善することができると言われています。
そして食材には五性という身体を温める食材か、冷やす食材かによって5つに分かれます。
○熱性(温める作用)→羊肉・唐辛子・山椒・胡椒
○温性(やや温める作用)→生姜・栗・海老・鶏肉
○平性(どちらでもない)→キャベツ・山芋・ハト麦・ジャガイモ・豚肉・南瓜・ニンニク
○涼性(やや冷やす作用)→キュウリ・大根・冬瓜・ホウレンソウ
○寒性(冷やす作用)→苦瓜・柿・豆腐・蓮根
今寒くて体調が悪いのか?熱があって体調が悪いのか?によっても食材を選ぶことで、身体を温めてあげよう、身体が熱で熱いので冷やしてあげようなど食材で養生してあげる事ができます。
生きている限り切ってもきれない「食」を少しでも自分の為に、家族の為に、1つでも食材に取り入れる事で幸せな生活を手に入れましょう!
人間は食べたものから現在のあなたが作られています。
これからの「秋」は肺を潤わすために「白」の食材を意識する。果物でいえば「梨」は口の中が潤いますよね。
この時期、暑さと寒さでとても身体が不安定な時期でもあります。
電車に乗れば咳やくしゃみをされている人もちらほら見受けられるようになりました。
寒暖差がありますので、お出かけの時に温かくても、遅くに帰宅される場合は上着を1枚持って、そして天気も不安定ですので折りたたみ傘を持ってお出かけください。
ありがとうございました。
漢方養生スタイリスト福田 貴之でした。
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