こんにちは、ナレッジ推進室、漢方養生指導士「福田 貴之」です。
今年に入り、あっという間に1月が終わろうとしています。
月日が経つのは本当に早いですね。
昨年より色々なウイルスによる体調不良が多くみられますが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
「鬼は外~♪福は内~♪」
今回は「節分」より、「鬼」についてお話してみましょう。
「鬼」というと桃太郎や鬼滅の刃などが思い浮ぶ人もいるのではないしょうか。
実は「鬼」は実在しており、正体は人間といわれています。(諸説あり)
有名なのは「酒呑童子(しゅてんどうじ)」でしょう。
あくまで個人的に調べた意見ですが、酒呑童子は元々人間であり、絶世の美少年だったといわれています。
幼名を「外道丸(げどうまる)」。
絶世の美少年でしたが、もらった恋文を読まずに捨てていたことより、送った女性の怨念が外道丸を鬼の酒呑童子に変えてしまったといわれています。
私の住む大阪では酒呑童子の配下である「茨木童子(いばらきどうじ)」のいる「茨木市」があり、街の中ではかわいい鬼のモニュメントが多数見かけることができます。
鬼といえば「赤鬼」「青鬼」が有名ですが、今回は「赤鬼」にちなんで(ちなんでいないけど)美容の話として「赤ら顔」についてお話ししたいと思います。(無理やりですみません)
赤ら顔の原因についてはまだまだ知られていないことも多くあり、改善が難しいトラブルともいわれています。
大きく「遺伝性」と「後天性」のものに分かれると思いますが、遺伝的な要因としては皮膚が薄い、白い人は毛細血管により顔が赤くなりやすいといわれています。
また後天性に赤くなる要因としては「スキンケア時の摩擦」「紫外線による炎症」「バリア機能の低下」などがあげられます。
特に寒くなるこの時季は寒暖差によって赤みが出やすい人や、空気の乾燥によって肌の水分が奪われやすくなり、乾燥や肌荒れから赤みが出やすい人などがいます。
夏に比べて紫外線も意識しにくいため、気づかないうちに肌にダメージを受けている人も多いと考えます。
お話しすることはいつも同じではありますが、冬の赤ら顔対策として気を付けたいことをお話しします。
・一年中紫外線対策をしっかりする(日焼け止めはSPF値20以上推奨)
・肌への保湿が足りない人は、保湿をしっかりする(過剰な保湿はしない)
・肌への摩擦に気を付ける
・洗顔時の洗い流しは熱いお湯ですすがない(ぬるま湯、体温よる少し低い温度)
紫外線対策はご理解いただいていると思います。
冬でも紫外線は弱くなったとはいえ私たちに常に降り注いでいます。
夏よりも軽いSPF値(SPF値20以上PA++以上推奨)の日焼け止めでも構いませんのでしっかり対策をおこないましょう。
また、肌の乾燥はバリア機能が低下している証拠です。
角質がめくり上がり、隙間から水分が抜け、肌に刺激になる物質が肌に付着しトラブルを起こします。
天然の保湿クリームである皮脂膜が足りていない乾燥肌の人、敏感肌の人は人工的に保湿剤を使いバリア機能を作って守ってあげましょう。
ただし毎回お伝えしておりますが、過剰な保湿は剥がれ落ちる、洗い流されるはずの角質を延命治療してしまいますので、必要以上に保湿剤をべたべた使わないように注意しましょう。
過剰な保湿によって剥がれ落ちない角質は積み重なり、沢山の肌トラブルを起こします。
そしてスキンケアの際、肌への摩擦を行わないようにお手入れするようにしましょう。
やり過ぎや力の入れ過ぎは肌のバリア機能を壊します。
優しくお手入れを行うだけで後天的な赤ら顔の改善に繋がります(継続は力なりです)。
クレンジングや洗顔は重要ですが、肌が敏感肌、乾燥肌の人はやり過ぎ(長い時間行う、回数多く行う)ないように注意しましょう。
今回は節分の鬼から赤ら顔の話に飛躍してしまいましたが、寒い時季に赤ら顔になりやすい人、そして肌荒れを起しやすい人は上記を意識してみませんか?
もちろん上記だけでなく、他にも要因や遺伝的なものをお持ちの方で気になる方はクリニックなどで診てもらうのも良いかと思います。
原因が分かれば対策や改善ができますので、一歩踏み出しても良いかもしれませんね。
以上です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
ナレッジ推進室 漢方養生指導士福田 貴之でした。