こんにちは、ナレッジ推進室、漢方養生スタイリスト「福田 貴之」です。
まもなく12月がやってきますね。
暦の上では師走(しわす)です。
仕事内容によって違うとは思いますが、やはり一年で一番忙しい人が多いのではないでしょうか?
そんな忙しい12月ですが「針供養」があるのを知っていますか?
12月8日と2月8日は「事八日(ことようか)」といわれ、12月8日を「事納め(ことおさめ)」、2月8日を「事始め(ことはじめ)」といわれています。
この2日間は「慎みをもって過ごしましょう。」といわれており、女性の針仕事は休むべき日として「針供養の日」としています。
12月8日は「事納め」として針供養が行われる地域があり、師走に向かって忙しくなる中、その前に「仕事をしちゃダメですよ」って日があるのがすこし不思議で、やさしさを感じます。
現代、昔に比べて針仕事は少なくなりましたが1年頑張ってくれた針を柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して、もう「頑張らなくていいよ」と労うのだそうです。
「日々全力で走りまわらなくても良いですよ」と、私たちにブレーキをかけてくれている気がしますよね。
常に忙しいと「交感神経」優位の状態が続いて身体が悲鳴をあげはじめます。
「交換神経」と「副交感神経」合わせて「自律神経」といわれていますが、私たち現代人は常に交感神経が優位になっているといわれています。
交換神経は「アクセル」の役割を持ち心と身体が興奮状態のときのことをいいます。
血管や筋肉を収縮させるので肌への血液が行きにくく、頭痛や肌トラブルになりやすくなり、筋肉の収縮により肩こり、首コリなどから体調不調に陥ります。
肌への栄養は毛細血管が届けてくれますので、交感神経が優位な状態が続くと毛細血管が収縮して栄養が肌に届きにくく、肌トラブルにもなりやすくなります。
ではなぜ交換神経が優位になるのでしょうか?
一部の原因は社会的なストレスが要因ともいわれています。
最近でいえばコロナウイルスの流行によって、日常当たり前の状況が壊れていきました。
人と話す機会が減り。
学校に行くこともできなくなり。
外食などもできない、できても人数制限があるなどの不自由な生活はかなりのストレスになったと感じます。
そんな不自由が交感神経を優位にしてしまっている1つの原因になっています。
最近はコロナウイルスも新株が出てきて一度落ち着いたように見えたコロナも再度流行し始め、私たちを不安にさせるようになりました。
インフルエンザやマイコプラズマも流行していますよね。
家に帰ったら手洗いうがいをしっかり行い、夜はぬるめのお風呂に浸かって副交感神経を優位にするようにしましょう。
また寝る前の携帯やパソコンなども交感神経を優位にしますので、寝る1時間前には見ないように心がけましょう。
難しいですが最近疲れが取れない人、肌荒れが気になる人は試してみてください。
自律神経はバランスが大切です。
上手に自分の機嫌を取りながらストレス対策を行い、素敵なクリスマスと年末をお過ごしください。
以上です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
ナレッジ推進室 漢方養生スタイリスト福田 貴之でした。