こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
これまでと同じメイクをしていても、最近は何となく仕上がりに満足できない、老けてみられる、でも原因が分からなくて困っている…という方はいませんか?
メイクのりがイマイチになってしまう原因は「くすみ」によるものかもしれません。
そこで今回は、肌がくすんでしまう原因をわかりやすく解説するとともに、それぞれのくすみの原因に対する改善方法をご紹介します。
毎日行っている生活習慣を改善することで、くすみを撃退しちゃいましょう!
目次
くすみ肌とは、透明感がなく顔全体が暗く見えてしまう肌のことです。
「くすみ肌」と一言でいっても、灰色っぽいくすみや黄色味がかったくすみなど種類はさまざまで、それぞれの原因も異なります。
まずはくすみ肌の種類と原因について詳しく解説していきます。
血行不良が原因のくすみは肌の血管が青く目立ち、肌全体が青黒く顔色が悪く見えてしまうことが特徴。
血行不良の原因は運動不足や不規則な生活、中でも食生活による血管そのものの老化です。
血管はコラーゲンなどのたんぱく質でできているため、年を重ねることによってたんぱく質自体が減ったり、質が下がると弾力を失い血液がうまく流れなくなります。
そのうえ食生活が乱れたり偏った食事を続けていると、血液がドロドロになり詰まりやすくなるので、さらに血流が滞り悪化します。
血行不良の状態では末端の肌組織へ栄養や酸素が行き渡らず、顔のくすみが起きてしまい、透明感のあるきれいな肌を維持できなくなってしまいます。
肌が黄色っぽくなったと感じた場合は、糖化やカルボニル化が原因で肌がくすんでいるせいかもしれません。
糖化する原因として主に考えられるのは、糖質や脂質の過剰摂取です。
通常、食事などから摂取した糖分や脂質は体内でエネルギーに変換・代謝されます。
しかし、過剰な糖分の摂取でエネルギーに変換されないと、糖とたんぱく質が結びついて「AGEs(Advanced Glycation End Products=糖化最終産物)」が作られます。
脂質も同じようにたんぱく質と結びつき、「ALEs(カルボニル化タンパク質:脂質過酸化最終産物)」を生み出します。
変性したたんぱく質が褐色化し、顔の肌の黄ぐすみやシミ、肌の弾力低下などを引き起こします。
また、肌内部での「糖化」や「カルボニル化」はハリを司るコラーゲンのある真皮にも影響することから、たるみの原因にも直結。
つまり黄ぐすみは、それ自体が肌を黄色く見せて肌の透明感を失わせるだけでなく、たるみを引き起こして老けた印象に見せてしまう原因にもなるのです。
頻繁に紫外線に当たっている方や日焼け止めをしない方はメラニンによってくすみが生じやすいといわれています。
メラニンが原因で起こるくすみは、日焼けのように茶褐色、薄い茶色っぽい色になることが特徴です。
また、スマートフォンやPC画面を見る時間が長い方は、ブルーライトにも要注意。
ブルーライトは網膜に到達する光の中で、紫外線にもっとも近い強いエネルギーを持つ光です。
眼や身体に大きな負担をかけるといわれており、厚生労働省のガイドラインにおいても「ブルーライトを浴びる作業を1時間行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されています。
また、メラニンの生成は摩擦などの肌への刺激によっても引き起こされるとされています。
スキンケアや洗顔をする際に肌をゴシゴシ擦ってしまうという方は要注意です。
乾燥によって肌がくすんでいる場合、灰色っぽく見えることが多いです。
それに加えて肌がカサカサしていたり白い粉を吹いていたりする場合は、肌にうるおいが足りていない証拠かもしれません。
肌が乾燥すると、外部刺激から肌を守るためのバリア機能が低下します。
すると肌は角質を厚くして、弱ったバリア機能を補おうとするため、もともと黒っぽい色をしている角質のせいで肌がくすんでしまうのです。
また、水分量が低下すると肌細胞を満たしている水分が減り、肌の透明度が下がります。
肌が乾燥すると毛穴がぽっかりと開いてしまい、くすみの原因だけでなく、帯状毛穴となってシワやたるみを深刻にします。
クレンジングや洗顔で顔をゴシゴシ洗ったり、食生活に偏りがあり栄養バランスが崩れたりすると、肌の乾燥につながるので注意してくださいね。
肌がくすんで見えることに加え、いつもより硬くごわついていると感じる場合は角質の蓄積が原因かもしれません。
通常、肌は定期的な周期で古い角質を体外に排出します。
この現象をターンオーバーといいますが、ターンオーバーが乱れると本来排出されるはずだった古い角質が肌に残り、くすみの原因となってしまいます。
ターンオーバーは疲れが溜まっていたりストレスによって睡眠の質が低下している時に乱れやすくなるため、定期的にリフレッシュすることが大切ですよ。
肌がくすむ原因がたくさんあるように、それぞれの原因に対するくすみの改善方法も異なります。
日常生活の中でできる方法をご紹介しますので、肌のくすみが気になるという方はぜひチェックしてみてくださいね。
乾燥によってくすみが起こっている場合、日々のスキンケアを見直して肌にしっかりと潤いを与えることが重要です。
入浴後は、化粧品やパックなどで保湿をしっかりするようにしましょう。
スキンケアは化粧水やパックだけで十分だと思っている人もいるかと思いますが、美容液やジェル、クリームには肌のうるおいを逃さないという重要な役割があります。
毎日欠かさず行うことで、徐々に肌に透明感を感じられるようになるでしょう。
また、入浴後のスキンケアだけでなく、入浴中のクレンジングや朝の洗顔時にも気を付けたいポイントがあります。
肌への刺激が乾燥やメラニンの生成を引き起こし、くすみの原因となることがあるため、ゴシゴシと擦りすぎてしまわないようにしましょう。
メラニンの生成が原因で肌がくすんでいる場合は、紫外線対策も重要です。
くもりの日でも紫外線は降り注いでいるため、メイク前のスキンケアとして日焼け止めを欠かさないようにしましょう。
家の中にいても窓から太陽の光は入ってくるため、屋内外問わず対策が必要ですよ。
前述したとおり、くすみは食生活の偏りや、糖質・脂質の摂りすぎが原因で起こることもあります。
ファストフードやコンビニ弁当ばかり食べている人は注意が必要です。
くすみは老化と密接な関わりがあるため、くすみが気になる方は食生活にも気を付けてみてください。
くすみを改善する食事には、シミやシワなどにも効果のある食べ物が多いので、美肌を目指している人は必見ですよ。
くすみの原因によって足りない栄養素は異なりますので、下の表を参考に自分の食生活を見直してみてくださいね。
くすみの原因 | 必要な栄養素や特徴 | 摂取すべき食材 |
血行不良 | ・鉄分・ビタミンC・体を温めるもの | ・赤身肉・あさり・レバー・レンコン/ゴボウ・ブロッコリー |
糖化 | ・GI値の低いもの | ・サツマイモ・そば・大豆食品・ヨーグルト・リンゴ・バナナ・ナッツ類 |
カルボニル化 | ・ポリフェノール・ビタミン類・カロテノイド | ・緑茶・チョコレート/ココア・コーヒー・うなぎ・レモン・唐辛子・人参/かぼちゃ/ほうれん草/ブロッコリー |
メラニン | ・セラミド・リコピン | ・こんにゃく芋・大豆・ブロッコリー・トマト・柿/ピンクグレープフルーツ |
乾燥 | ・ビタミンA・ビタミンC | ・うなぎ・レバーペースト・赤ピーマン/ブロッコリー/パセリ |
くすみの原因となる肌のターンオーバーの乱れは、睡眠不足によって起こるケースが多いです。
寝不足が続いているという方は、毎日十分な睡眠時間を確保して体をゆっくり休めるだけでも、肌の透明感に違いが出てくることがありますよ。
また、肌のくすみを改善するためには日常的に汗をかくことも大切です。
汗をかかないと肌の表面にある古い角栓が流れ出ず、肌がくすむ原因になってしまいます。
冷房の効いた部屋でのデスクワークが多く、夏の暑い時期でも汗をほとんどかかないという方は、積極的に運動して日常的に汗をかくようにしましょう。
運動が苦手という方は、ゆっくりとお風呂に浸かって汗を流すのもおすすめ。
体を内側から温めることができ、くすみの原因である血行不良を改善することにもつながります。
入浴は血行促進やリフレッシュ、睡眠の質の向上にもつながるため肌や体にとって良いことばかりですよ。
肌のくすみは、紫外線の浴びすぎや食生活の乱れ、乾燥など、普段の生活習慣が原因で起こることが多いです。
日常生活が原因で肌のくすみが引き起こされているということは、日常生活によって改善できるということ!
肌がくすむ原因はたくさんあるため、それぞれに合った方法で改善することが重要です。
日々のスキンケアや食生活を見直したり、十分な睡眠時間の確保や適度な運動を取り入れるなど、できることから始めてみてくださいね。
自分のくすみは何によるものか、またどんな種類のくすみなのかを見極めて、自分にとって最適な生活習慣を心がけましょう。
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