こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
年齢を重ね、肌にハリやツヤがなくなってきたと感じる方は多いのではないでしょうか。
肌から透明感がなくなり、シワやたるみが目立つようになってきた原因の1つとして、「糖化(とうか)」が考えられます。
糖化とは食事による影響で、肌にダメージを与えてしまうメカニズムのことを指します。
老化の原因にもなる「糖化」を防ぐためには、原因を突き止めて対策を練ることが重要です。
そこで今回は、肌の糖化の原因と対策法を詳しく解説!
若々しい肌を保つためにも、糖化に関する知識を学んでおきましょう。
目次
「糖化(とうか)」とは、体内で不要な糖とたんぱく質が結合し、AGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生成してしまう作用のことをいいます。
肌や体にとっての「コゲ」とも呼ばれているんですよ。
糖化は肌を老化させる大きな原因の1つで、肌に悪影響を与える恐れがあります。
例えば、肌のハリや弾力を生み出すためにはコラーゲンが必要です。
このコラーゲンが体内で糖化してしまうと、弾力を失ったり黄色や茶褐色に変化したりします。
この変化こそがたるみやくすみの原因につながるのです。
糖化は突然起こるわけではなく、毎日の食生活による蓄積で起こります。
どんな人の体にも起こり得る現象ですが、代謝サイクルが緩やかになる40代以上の方は特に注意が必要といわれています。
体内での糖化は、肌だけでなく体そのものにも悪影響を与える恐れがあります。
血管や筋肉など、人の体の大体の部分はたんぱく質から作られています。
そのため食事で過剰量の糖質を体に入れると、体の中のさまざまなところにあるたんぱく質と糖質が結合し、AGEsとして体に蓄積していきます。
AGEsが溜まると血管がもろくなったり、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、がんなど命に関わる病気が発生するリスクが上がるといわれています。
糖質自体が体に悪い物ではないですが、摂りすぎてはいけないということを覚えておきましょう。
糖化は、体内で起こる反応と体外からの糖の過剰摂取、両方が原因となってどんどん進んでいきます。
それぞれのメカニズムを詳しく見ていきましょう。
血糖値が高い状態、いわゆる高血糖状態が続くと、糖化が起きやすくなります。
血糖値とは血液中に含まれる糖分の量のことで、食事のたびに上がり、時間が経過するにつれて下がっていくのが一般的です。
しかし、食事の内容によっては血糖値が大幅に上昇したまま、なかなか下がらない状態が続いてしまいます。
血糖値が高くなればなるほど、AGEsが発生する可能性が高くなるということです。
また、体内で糖化が起こると肌のバリア機能が低下し、肌の弾力低下・乾燥・シワをはじめとした肌悩みにもつながってしまいます。
体内の反応だけでなく、体外からの糖の過剰摂取も糖化の原因として考えられます。
私たちが普段口にしているものには、AGEsが大量に含まれているものもあるのです。
AGEsの含有量は食品によってさまざまですが、一般的には肉類に最も多く含まれており、魚類、野菜・果物の順になっています。
また、調理方法によってもAGEsの含有量は変わります。
AGEsが多くなる方から揚げる、焼く、煮るの順番です。
ただし、肉類や揚げ物が全て糖化につながるわけではなく、健康体を保つためには一定の量の糖類も重要です。
あくまでも過剰摂取しすぎないように気を付けてくださいね。
一度糖化した細胞や肌は、元には戻らないことが多いです。
そのため、日常的に糖化しないための食生活やスキンケアを心がける必要があります。
体内の糖化による肌の老化を防ぐための対策法をご紹介します。
糖化は食事による影響が多いため、食生活を見直すだけでも糖化を抑制することが可能です。
具体的な方法を見ていきましょう。
体内の糖化を抑制するためには、血糖値を急激に上昇させないことが大切です。
ベジタブルファースト、つまり食事の際に野菜から食べることを意識しましょう。
野菜には食物繊維が多く含まれているため、後から食べるご飯やパンなどに多く含まれる糖の吸収を遅らせることができます。
糖の吸収が遅いほど血糖値の上昇が緩やかになり、高血糖が続く時間を減らすことができますよ。
食事やおやつを減らす方法でも血糖値を下げられますが、無理な食事制限やダイエットはストレスが溜まる原因にもつながります。
量を減らすのではなく、食べる順番に気をつけるだけでも十分な効果が期待できますよ。
GI値とは、同じ量の炭水化物を摂取したときに食後の血糖値がどのくらい上がるかを示す値です。
GI値が低い食品を選べば血糖値の上昇を抑えられ、糖化を抑制することができますよ。
そば、うどん、白ご飯の中で、もっともGI値が高いのは白ご飯という研究結果が出ています。
また野菜の中ではニンジンやじゃがいもがGI値が高く、キャベツやホウレン草はGI値が低いです。
一般的に低GI食品といわれているのは大豆食品やそば、さつまいも、キノコ類などです。
ヨーグルトやバナナ、リンゴなどもGI値が比較的低いため、おやつにおすすめですよ。
体内の糖化で低下したバリア機能によるシワやたるみ、くすみの予防・改善には、保湿ケアが大切です。
スキンケアを見直し、日頃から肌を乾燥させないようにしましょう。
保湿成分がたっぷり入った化粧水や美容液などを使用し、定期的にパックのようなスペシャルケアも行ってくださいね。
ビタミンC誘導体は抗糖化成分としての作用も期待できます。
ビタミンC誘導体を豊富に含むスキンケアアイテムも色々とあるので、ぜひチェックしてみてください。
また、肌を乾燥から守るためには、クレンジングや洗顔時にゴシゴシ擦りすぎないことも重要です。
クレンジングはジェルタイプなどの肌に優しいものを使用し、洗顔料はしっかりと泡立ててから使ってくださいね。
シワやくすみなど、肌が老化する原因となってしまう体内の「糖化(とうか)」。
体内で不要な糖とたんぱく質が結合し、AGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生成してしまう作用のことをいいます。
高血糖状態が続いたり、余分な糖を摂取したりすることで起こり、肌のバリア機能を低下させることでシワやくすみなどの肌の老化につながります。
また、AGEsが溜まると血管がもろくなったり、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、がんなど命に関わる病気が発生するリスクも。
一度糖化した肌や細胞は元には戻らないことが多いため、日常的に糖化しないための食生活やスキンケアを心がける必要があります。
食事の際に野菜から食べたり、GI値の低い食品を積極的に食べたりしましょう。
スキンケアを見直して乾燥対策することも、肌の老化対策につながりますよ。
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