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  • 福田 貴之

肌の五月病

こんにちは、ナレッジ推進室、漢方養生スタイリスト「福田 貴之」です。

5月のコラムは「肌の五月病」についてお話ししたいと思います。
昨年の5月は「五月病」についてお話ししました。
今回は「肌」に特化した「五月病」についてお話ししたいと思います。

今回も最後までお読み頂き、皆様の役に立てば、嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

5月の肌トラブルで思いつくものはありますか?
一番に思いつくのは「紫外線」の害ではないでしょうか。

何回もお伝えしていますが、紫外線はA波・B波・C波の3種類あり、体感が無いA波などは3月より実はじわじわ強くなり、将来のシワ、たるみの大きな原因になります。

5月に入ると相変わらず紫外線A波は私たちに降り注ぎ、悪さをしていますが、それにもまして凶悪になってくるのが紫外線B波です。

紫外線B波は5月のゴールデンウィークを境に強力になってくると言われており、地域性などもありますが、いつもより注意が必要になってきます。

今年のゴールデンウィークは天気予報を超えて週末以外は良い天気に恵まれました。その為紫外線B波の怖さに気付いている人は、すでに後悔している人もいるのではないでしょうか。

復習ですが何回もお伝えしますね。
紫外線B波の怖さは

サンバーン(肌を炎症させる)
サンタン(炎症後色素沈着)

により、体感、目に見えてのトラブルの為、不快感を強く感じます。

逆にメリットではありませんが、紫外線B波は

ガラスを通り抜けない
天気が悪いと降り注ぐ量が少なくなる

など、環境に左右されます。
そして体感として赤みやひりつきなどありますので、意識しやすく防ぐ手立てを用意する事が出来るメリットもあります。

しかし、5月はまだまだ三寒四温を感じる時季でもありますので、どうしても紫外線B波の予防は、梅雨明けから準備する人が多く、「肌の五月病」になりやすく、気づいたら肌の老化やトラブルになっていたりします。

また、コロナが5類になりマスク生活も緩和されてきましたが、まだまだ状況によってはマスクが外せない環境下でもあります。

このマスクも新しく肌の五月病になりやすく、5月の温かさにマスクの蒸れがプラスされることで、肌が弱アルカリに傾くと常在菌が活発になり、吹き出物などのトラブルになりやすくなります。

マスクを気持ちよく外せるようになりたいですが、まだまだコロナと共存していく必要がありますので、マスクをする際は、肌に負担のかからないものを使用し、トラブルを防ぎましょう。

ではどうしたら「肌の五月病」を防ぐことが出来るのでしょうか?

一番は紫外線対策が必要になります。
紫外線対策については皆さんご存じのように

・紫外線止めを活用する(SPF値<紫外線B波から守る数値>とPA値<紫外線A波から守る>を状況に合わせてセレクト)
・紫外線防止アイテムを着用する(サングラス・帽子・アームカバーなど)
がよく言われる基本的な対策ですが、今年はもう一つ意識してみましょう。
それは、紫外線からのダメージを軽減するための「抗酸化」を意識してみましょう。

紫外線B波で「サンバーン」「サンタン」を起こすと肌は炎症し傷つきます。
この傷を早く修復するために炎症を緩和してくれる「抗酸化」が重要になってきます。

どのように「抗酸化」すれば良いか?
簡単に出来る事は「抗酸化食品」を日に焼けたかな?今日は外に多く出たな?と思う日は特に「抗酸化食品」を意識して食べるようにしましょう。

どんな食品が抗酸化に良いのか見てみましょう。

抗酸化出来る栄養素としては「ACE<エース>」を採りましょう。
「ACE」のAはビタミンA(βカロテン)です。カボチャやニンジン、トマトなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

続いて「C」はビタミンCです。こちらは皆さんよくご存じですね。キウイフルーツやオレンジなどの柑橘類やブロッコリー、あとはピーマンなどに含まれています。

最後の「E」はビタミンEです。アボカド、大豆、ナッツ類などに含まれています。血流も改善します。

この「ACE」を日焼けが気になる時の食事に取り入れる事で肌ダメージを防ぐことが出来ますので、意識したことが無い人は「抗酸化食品」を積極的に取り入れてみましょう。

もし食事からの摂取が難しい場合は「サプリメント」なども上手に活用してくださいね。

今年の夏も紫外線が強そうです。
5月からはまだ早いなんて思っている人もいるかもしれませんが、早い対策はメリットしかありません。今年は抗酸化食品も取り入れながら日焼け対策をしっかり行いましょう。

以上です。
本日もお読みいただきありがとうございました。

漢方養生スタイリスト 福田 貴之でした。

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COLUMNIST
福田 貴之
ナレッジ推進室
福田 貴之
TAKAYUKI FUKUDA
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幼いころから親が共働きで祖父母に育ててもらうなか、親の寡黙に働く背中をみて『自分も家族の役に立ちたい!』と料理に目覚め、高校卒業後調理師・パティシエとして勤務した後にホテルのフロント、レストラン業務を経て30歳でドクターリセラ株式会社へ入社。

化粧品を通して「美と健康と地球環境を守る」為にエグゼグティブアドバイザーとしてエステテックサロンの先生と共に日々お客様を綺麗にする為に奮闘しています。

【ドクターリセラ株式会社】
・遺伝子ダイエットサプリ サポート室
・お客様肌相談室長
・通販テレフォンサポーター責任者
・ドクターリセラ美容クリニック管理
・美容エグゼクティブアドバイザー
全日本全身美容業協同組合認定講師

調理師免許取得
基本心理カウンセラー取得
全米ヨガアライアンスRYT200取得
漢方養生スタイリスト(現在もスキルアップの為勉強中)
ボディーケアセラピスト取得
頭蓋骨調整資格取得など

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