こんにちは、ナレッジ推進室、漢方養生スタイリスト「福田 貴之」です。
今回のテーマは「桃(もも)の節句」についてお話したいと思います。
桃の節句といえば
「明かりを付けましょ、ぼんぼりに~♪」

で知られており、女の子の節句として知られていますが、正しくは「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」といいます
元々中国から入ってきた「五節句(ごせっく)」の一つで「上巳の節句」は3月3日で桃の花が使われていました。
※「上巳(じょうし・じょうみ)」とは名前から見ると分かるように、3月の上旬(初めの)巳(み・へび)の日の事をさします。その後3日に統一されています。
上巳の節句では「桃」の花が魔除けや長寿に良いとされ、桃のお酒や桃の葉っぱをお風呂に入れて浸かった事から日本では「桃の節句」と呼ばれています。

また「ひな祭り」を飾り女の子のお祝いをしますが、本来の意味は、ひな人形はヒト型として「身代わり」とし、川に流し身を清めるという意味がありました。
そんな「桃の節句」の時期の養生についてお話ししていきたいと思います
桃の節句は3月3日。
まだまだ日本では寒い日が続きます。

身体は冬の寒さによって「新陳代謝」が落ちて漢方で言う「気血水(きけつすい)」が滞りがちです。その状態から春の身体へと変化している時期ですので「肝(かん)」を補うような食材をこの時期は積極的にとるようにしましょう。
「肝」は、血液の貯蔵庫であり、体の中に栄養素を送り、老廃物を集めて取り除く、という新陳代謝のコントロール機能を担っています。
「肝」は「気」を動かす原動力になるといわれています。「気」は現代で言うと「エネルギー」です。
「気」という言葉は「元気」などの漢字にも使われるように私たちの原動力です。
その「気」が動き出すと、「血」「水」も動き出します。

この「気血水」を動かしていくのには「肝」をいたわることが大事です。
では「肝」をいたわる食材を見ていきましょう。
「肝」に良いとされている食材は「苦味」のある食材が良いといわれています。
苦味が「気」を動かし新陳代謝を上げてくれるといわれています。
「春」であれば「山菜」が良いのではないでしょうか?
山菜の炊き込みご飯や山菜の天ぷらなど。旬の食材を使って「気」を動かしていきましょう。

そして、肝は解毒作用をもっているので、肝機能を高めるために、貝類(タウリン)の多く含まれている食材も積極的にとりましょう。
「春」のスタートはゆらぎもあって。体調が悪くなったり、気持ちが落ち込んだりしやすいですが、「目覚めの季節」でもあり、何かをスタートするにも良い時期でもあります。
春の食材を取り入れながら新しい自分を探してみてはいかがでしょうか?
以上です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
ナレッジ推進室・漢方養生スタイリスト福田 貴之でした。