こんにちは、漢方養生指導士「福田 貴之」です。
今回のテーマは「お盆について」です。
コロナの影響により、お盆に実家に帰ることが出来ない人も多いのではないでしょうか?
「お盆」は年に1回、ご先祖様が帰ってくる日です。
大事な日だからこそ「お盆」を大切にする日本の風習が私は大好きです。
風習を大切にする日本人だからこそ、実家に帰れない、お墓参りが出来ない、迎え火、送り火が出来ない・・・
と悲しんではいませんか?

行動だけがすべてではありません。
お盆に帰省できない人は、今いる場所で今の気持ちを素直にご先祖様へ届けてくださいね。
「想い」はきっと届きます。
私も大阪から「想い」を届けます。
今日は「お盆」についてお話しましょう。
◇「お盆」の起源について
元々はサンスクリッド語の「ウラバンナ(逆さづり)」が語源と言われています。
私はヨガをしておりますのでサンスクリッド語にはなじみが深いのですが、お盆の語源がサンスクリッド語から来ている事は知りませんでした。
しかも逆さづりって・・・と思いましたが下の起源を見ると、なるほどでした。
世界は色々な「言葉」や「習慣」で繋がっているのですね。
そんな言葉の起源から少し内容をお伝えしますと、お盆は、盂蘭盆経(うらぼんきょう)という、お経が起源になっていると言われています。(難しい話です)
このお経は、お釈迦様の弟子の一人である目連(もくれん)が深く関わっています。
目連が自身の持つ不思議な力によって、母親が地獄で逆さ吊りの罰を受けていることを知ります。
餓鬼道(飢えと渇きに常に悩まされる地獄です)に堕ちてしまったのです。
母親を救いたい一心で、目連はお釈迦様に教えを乞いました。

するとお釈迦さまは、「7月15日(旧暦)に大勢の修行者たちに食べ物を与えてみんなで食べれば、そのうちの一部分が母親の口にも入って救われるでしょう」と助言をしてくれました。
目連がお釈迦さまに言われたように、修行者たちに食べ物を施したところ、母親は救われたというお話です。
これがお盆の起源と考えられています。
目連は不思議な力を持っていたと言われています。その力によって恨まれることも多かったようです。
そんな時に母親が亡くなり天国で幸せに暮らしているかと思えば、苦しい地獄に落ちて飢えている事を知り、不思議な力で食事を母親へ送りますが、燃えてしまい母親を救えなかったそうです。
お釈迦様の助言で母親ではなく、他の修行僧への施しによって、母親にも食事が届くと言う奇跡が起き、その後母親は天国へ召されたと言われています。
教えは色々な所にあり、自分も大切にしながら周りの人を幸せにすることを教えてくれています。
ここまで考えてお盆を迎えている人はいないと思いますが、日ごろ頑張っている自分をお盆のお休みで(取れない人は他のお休みの時に休めてくださいね)養生して、また元気に仕事や家事が出来るよう休めましょう。

このコラムでもお話していますが今すぐの症状ではなく、この先に起こるであろう出来事の為に行動することが「漢方」です。
自然の力を借りて、幸せに暮らすための養生を意識しながら毎日を過ごしてみませんか?
本日もお読みいただきありがとうございました。
素敵な夏をお過ごしください。
漢方養生スタイリスト福田 貴之でした。