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  • 中野 裕弓

私には私を幸せにすることしか起こらない

なんとパワフルなアファメーション(断言)でしょうか。
たとえ何かパニックになることが起きたとしても、それは周り回って最終的には「あなたを幸せにすること」に繋げられるのです。

でも通常、何かが起きると、私たちはすぐに「これって⭕️なの?❌なの?」と良し悪しを自分の物差しで裁くことから始めるのです。
そして、⭕️か❌かで一喜一憂し、そこにかなりのエネルギーを消費してしまいます。

そういえば「人間万事塞翁が馬」ということわざがありますね。

語源を調べてみました。

「この言葉は、中国の北の国境に住んでいた老人の馬が胡の国へ逃げてしまい、数か月後に胡の名馬を連れて帰ってきたという故事に由来しています。老人はその馬を幸運の訪れと予言しましたが、後にその馬から老人の息子が落ちて足を折ってしまいます。しかし、息子はそのけがのために戦争に行かずに済むことになり、老人はこれを幸運のしるしだとしました。

人生の吉凶や禍福は予測しがたく、変転極まりないものであることを意味する言葉です。
幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないので、物事に一喜一憂したり右往左往したりするべきではないというたとえです」

さて、
この故事をもう一段バージョンアップさせてみましょう。

「これからの人生で起こる出来事は、全て、私の魂を成長させるもの」と私は思っています。

そうすると、一見パニックになりそうな現実に直面しても、落ち着いてその出来事を俯瞰してみることができ、そこにある幸運を見出すための柔軟な思考に切り替えることができます。

最近、私にもまさにこれを体験する青天の霹靂、びっくりハプニングが起こりました。

古い思考経路は「これっていいの悪いの?」「なぜ今なの?」「これからどうなっちゃうの?不安だわ」

ガチャガチャ雑念が湧いてきそうです。

でもその瞬間、新しい思考経路が繋がってすぐに切り替えました。

「私に起こった出来事は、全て私が成長することにつながるハッピーなこと!」

すると、物の見方が180度変わります。
あちこちに希望の光が見えてきます。
周りを幸せにして乗り越えていく解決法が思いついてきます。
まるで魔法のよう…

これからは何が起こっても、まず最初に「私には私を成長することしか起こらない」と思ってしまったら後が楽です。
落ち着いて対処できます。

こう思うことは誰からも承認をもらわなくてもOK。
今日からスタートできますね。

思い出してください。

「人生には乗り越えられないことは起きない」というパワフルなアファメーションがあるのですから。

そして、
目の前のパニックになりそうな大きな変化は、私たちが次の大きなステージに行くためのドアを開けたということなのですから。

ワクワクしませんか?
そんな思いで新しい年に1歩踏み出しましょう。

新しい年にもまたここでお会いしましょう。
みなさま、心穏やかな幸せな新年をお迎えくださいませ。

2024.12.27
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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