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  • 中野 裕弓

過去の出来事は全て予定通り

“過去の自分をどこも否定しない”
これってとても大切なこと。

何かが起きると(いえ、何も起きなくても)常に反省モードの人がいます。

私の何が悪かったの?
私のどこが間違いだったの?

一見、謙虚でいい人のように見えますが、こういう思考パターンで
自分のことを反省しすぎていつだって心が穏やかではありません。

その結果…
自分に自信が持てない、
自分が信頼できない、
自分が好きじゃない…

挙句の果てに…
こうなったのは〇〇さんのせい、
悪いのは私じゃない、
被害者は私だわ…

あらあら、これでは負のスパイラル。

または、
反省こそ成長の鍵!
なんて、誰かが言ったことを鵜呑みにして毎晩心の中でひとり反省会していませんか?

もう済んでしまったことを、あれこれ悔やんでも悩んでも過去は取り戻せません。
後悔や自己否定、責任転嫁ばかりではパワーダウンしてしまいます。

あの選択は間違いだった、あれはまずかった、なんて過去を否定し続けていたら、いつまでも過去の亡霊から解放されません。

たとえ今思い出すと顔から火が出るようなことをしてしまったとしても、、
あの時はあれで精一杯だったとは思えませんか。

あの時の私に、「健気によく頑張った」と言ってあげたら心の奥がキュンとなりそうです。

何があってもあなたの味方!!という応援団長、あなたのことをいつもかばってくれるそんな存在、心の中に持っていたら百人力ですよね。

もし…
幼い頃から常にあなたをそのまま丸ごと受け入れて、応援してくれる人たちに囲まれていたら、自分のことが大好きで自信を持った素敵な大人になることでしょうね。

子育て中の方、
まだ間に合います。

子どもたちが自分のしたことにいつもビクビクしてるような環境から、何が起きてもしっかり味わって愉しく乗り越えていけるような環境になったら自己肯定感アップして楽しみながら大人になっていきます。

それは本人のみならず、親や周りの人にとってもエキサイティングで楽しい日々になります。

さて、

人生半ばまで来た私たちは
こんなふうに考えてみたらいかがでしょう。

自分の今までの人生を振り返ったとき、楽しかった思い出、悲しかった出来事、いろいろありました。
そのどこか一部分でも抜けていたら…
今、ここにあなたはたどり着いていなかったということ。

少なくともあなたはここでこのメッセージを読んでいなかったかもしれませんね。

だから「過去は全て予定通り」と全肯定して前を向かって歩いて行って大丈夫です。

自分のことをそのまま受け入れて認めて、自分に寛容になると、不思議と周りの人たちにも寛容になれる心のゆとりが生まれます。

反省モード全開でざわざわした毎日を、穏やかでゆったりした日常生活にバージョンアップしていきませんか?

2024.10.11
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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