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  • 中野 裕弓

Why me? Why now?

なんで私なの?
なんで今なの?

人生の中で思わずこうぼやきたくなること、ありますね。

なんで私ばっかり損な役回りなの?
それどころではない時、なんで今これが起こるわけ?

お話を聞いてみると、確かになんであなたにばかり?なんでいつもこんなタイミングに?と思える出来事かもしれません。

でもね、

毎日起こる出来事に対して諦めやネガティブな受け身の姿勢で文句ばかり出てしまうような生活をしていると、いつの間にか「被害者意識」にとらわれてしまいます。

知らず知らずに身に付けた「被害者意識」これがあなたのFeel Goodを妨げてはいないでしょうか。

次に同じような状況になった時、
いつもと違う思考回路で対処してみませんか。

Why me?
→ わたし選ばれちゃった‼︎
わたしに特別にやってきたチャンス、ラッキー‼︎
私が乗り越えられる力をつけたという証。だからこそこれが目の前にやってきた。

 

Why now?
→ やったー、今がベストなタイミング‼︎
準備が整ったからこそ今これが起きている。

どちらも前向きに取り組むことによって以前には想像しなかったような大きなFeel Goodが用意されている。

ね?
なんてお気楽な考え方でしょうか。

こういう考え方の切り替え方って日ごろの小さな練習で身に付くものなんです。

さて…

「被害者意識」を常に持ち歩いている方がいます。心に余裕はありません。
いつも誰かがあなたの足を引っ張ろうとしてる、馬鹿にされてはいけない、と緊張のサングラスをかけて世の中を見ているとしたら、ちっちゃなことがとても気になりますね。

お店のレジでささいなことで腹を立てている人を見かけました。

よっぽど虫の居所が悪かったんだなぁと眺めていましたが、その人のお顔を見ると文句も言いたくなる位人生ついてないんだろうな…と。

気に食わないとすぐに相手に文句を言う臨戦態勢、ここのスタッフは私を無視している、ここの店員は私を馬鹿にしている…
傍で見ているとそんな事はないのにです。

お店が混んでいたり忙しかったり気がつかなかっただけじゃないの、と思うのですがご本人は目を三角にして真剣です。

そういう方をみているとご自分の中に相手を見下したり馬鹿にしたり無視したりという気持ちがあることに気づきます。

だからそういう他人の行動に敏感でピリピリするのですね。

物事はおおらかに捉えてスルスルと泳いでいったほうが楽なんです。
いつも独り相撲でイライラしているなんてエネルギーがもったいない。

8年前、海の見えるリハビリ病院に半年余り入院していました。
私の病棟は骨折などで入院しているお年寄りの方が多く、その方たちが生きてきた人生はとても興味深く私の目に映りました。

毎日三食、食堂で顔を合わせます。

喜んでサポートさせていただきたいと思える人とできれば関わりたくないと思う人がいました。

どちらも80代のおばあさまでした。

お一人は多分若い頃からWhy me?やWhy now? で人生に文句をたくさん抱えてきたのだろうなぁと思える方。

大きな仕事をして今まで相当人生と戦ってきたのでしょう。

自分が正しいと主張して看護師さんや介護士さんに正論と要求を突きつけていました。

彼女の周りはいつも緊張感が渦巻いていました。

 

もう1人は多分若い頃から物事をおおらかに捉えて、笑顔で流れに愉しく身を任せ、できることを淡々とやってきたような方。

ニコニコと恥ずかしそうに東北弁なまりで喋る姿はみんなの人気者でした。彼女の周りはいつも笑い声と人が集まっていました。

そこでの入院生活は、身体のリハビリだけでなくこれからの自分の生き方をいろいろ考えるきっかけになりました。

歳を重ねたらこういうおばあさんになりたいなというロールモデルもできました。

お二人のおばあさま方、今頃どうしていらっしゃるかしら。

2022.10.17
中野裕弓

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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