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  • 中野 裕弓

「犯人探し(悪者探し)はもういらない」

世の中では毎日のようにあなたの腑に落ちないこと、理不尽だと思えるような出来事、釈然としない事などがたくさん起きています。

出来事についていろいろ深く考えを巡らすことは大事です。

だからといって誰かを悪者として責めると言うのは全く違う話です。

そのたびに誰が悪いの?、誰のせい?と言う姿勢でその原因となった人を探して責めていたなら、気が休まる時がありませんね。

日常で起きたことについて「〇〇が悪い」「× ×さんのせいだ」「悪いのは誰のせい?」と言う犯人探し、悪者探し、もう終わりにしませんか。

ましてや友人や家族の間に犯人を探して一方的に責めてどうなるのでしょう。自分では正義を貫いたつもりでも、よく考えると後味が良いものではありません。

身近な人の誰かを責めても、その相手を傷つけるだけですし、それをしている本人も後で罪悪感にとらわれるなんて本末転倒。

 

また反対に「全て自分のせいだ」と今度は自分に矛先を向け、自分を責めて自己嫌悪に陥ることもストップです。そこに時間を費やすとパワーダウンしますよ。

起こってしまったことに対しての心の持ちようをお話しします。

 

次回、あなたの心に”犯人、悪者探し”のアンテナが立ってきたら、次のように考えてみてください。

1.起こってしまったことは、過去のことと割り切る
2.その事実を受け入れて、状況をしっかり見る。
3.責める相手を探すのではなく、人がそうせざるを得なかった理由、原因を考えてみる。
4.また繰り返さない、再発させないためにはどうすればいいのかを考える。
5.改善策が見つかったら、その出来事からの学びを終えて、次に行く

私たちの人生は限りあるもの。
後ろ向きなことにエネルギーを使うのは時間の浪費、もったいないです。

それよりももっと大切な時間の使い方があるはずです。時間とエネルギーは全く別の肯定的なことに向ける方が自分の人生も周りも豊かになるでしょう。

犯人探しはそれをお仕事としてらっしゃる方たちにお任せしてあなたの心をそういう否定的な思いから自由にしてあげましょう。

「犯人探し」の感情は非生産的。

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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