• 中野 裕弓

過剰な「責任感」は要らない

以前、「幸せになるために捨てるもの」というタイトルで本を書いたことがあります。(日本文芸社版)
常識では当然必要だと思っていたことが実はそうではないかも、とたくさんの項目を挙げてみました。
これはその中の1章です。

責任感

責任感とは、自身に与えられた役割や義務、行動の結果を最後まで全うしようとする意志や意識のこと、とあります。

責任感とは
“正しい大人”は皆持っているべきもの? ですよね。

責任感に於いて一番大切なことは、
[自分の人生全てに自分自身が全責任を持つこと]です。

あなたの人生はあなた自身のもの。
他人に惑わされることなく、自分で思う通りに歩んでいいのです。
自由に選ぶことができるからこそ、そこに責任が発生するのです。

私の人生は私のもの❣️
その当事者としての姿勢がないと幸せな暮らしを手にすることはできません。

その意味で何事も自分以外の人や事象に責任転嫁しないことは大前提です。

では、それ以外の責任感についてはどうでしょうか。
時には当然と思っている「責任感」が重すぎてあなたの障害になることもあります。

例えば、
「私が長男として家族の面倒を見なければならない」
「リーダーである以上、このプロジェクトはやり遂げなければならない」
「自分が言い出した以上、何があってもやめるわけにはいかない」
「シングルマザーになった私は子どもたちのために父親役もやらなければいけない」
このような責任感で無理をして押しつぶされては本末転倒。

自分自身の許容範囲を超えるようなことが起きたらどうしましょうか。

単独で頑張って倒れてしまう前に、苦しい状況を説明して責任を返上する、他の人と分かち合う、あるいは誰か善意の第三者にサポートを求める勇気も必要です。

精神的に無理なときもあるし、体力的にも限界に。
体調を壊したら責任は果たせないでしょう。
そんな時は柔軟に考えてこれ以上できないとストップして構わないのです。

自分の限界を知ることで、自分にも周りにも優しくなれます。

人には「できることとできないことがある」と開き直った途端、過度な責任感から解放され元気を取り戻すこともあります。
責任感に縛られず、押しつぶされず自分の最善を尽くしできることとできないことがあると、割り切ることも大切だと思います。

2026.2.10
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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