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  • 中野 裕弓

自画自賛のススメ

負のスパイラルって?

次々と自分を追い込むようなマイナスの出来事が重なってくる。
そして螺旋階段を転がり落ちるように底に沈んでいくのが負のスパイラル。

そんな状態にハマった時、どうやって浮上してきましたか?

困難やピンチも、一個ずつだったら乗り越えられる。
でも、それが2個、3個と次々に芋づる式につながってきた時、どうもがいても浮上できない。

そんな時、

心はどんどん閉じてきて、外に助けを求めることさえ考えられなくなって絶望感でいっぱいになる。

誰にでもあるその状況、もがいてあがいてどうにか乗り越える手段、自分なりの浮上メニューを考えておきましょう。

それには
「自画自賛モード」のスイッチをオンにします。

そこで、
「あっぱれダイアリー」をお勧めします。

通常、日記とは、その日あった出来事を記録するものですね。
そして自分を反省するツールにも使う。

ところが「あっぱれダイアリー」とは、その日の出来事を“全て”あっぱれモードに書き換えておくものなんです。

1日の終わりに3行程度、今日できたことだけに注目して「あっぱれ!」「私って凄い!」と自分で自分を褒めまくるのです。

例えば…

●今日は体がだるくて、買い物にも行けなかった、情けない。

その代わりに
冷蔵庫にあるものだけで、美味しい食事が作れた、あっぱれ!

● うっかりしてミーティングに遅れて皆に迷惑をかけた。今後は気をつけよう。

→ ミーティングに遅れたけれど気持ち切り替えていい発言ができた。あっぱれ!

● 職場で嫌なことがあって、また帰宅して家族に当たってしまった、反省。

→イライラして、家族に当たってしまったけど、その後「ごめん」と言えた自分、あっぱれ!

そうそう、そんなちっちゃなことでいいんです。人がどう思うかなんて気にしません。

そして、
できなかった事は…?

それはそれでいいんだと開き直る。
それも大事です!

最初は、自分で自分のことを褒めるなんて気恥ずかしかった…という人も「あっぱれダイアリー」を日課にしてみたら、いつの間にか負のスパイラルから抜けていたと話してくれた人もいます。

そして次回また落ち込みそうになった時、このダイアリーを見返していると、自分に力が湧いてくるのだそうです。

自画自賛の「あっぱれダイアリー」
自分で自分の心を元に戻すメニューです。

1日にたった3行、ぜひお試しを。

2023.11.14
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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