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  • 中野 裕弓

幸せの近道 part2

前回に続いて簡単にトライできる幸せな考え方「幸せの近道」です。
どれもよく言われていること、お金のかからないもの、誰でも、いつからでも始められる簡単なものばかり。
あなたにぴったりくる考え方があったらぜひ取り入れてみてくださいね。

⑺今に生きること

比叡山の酒井雄哉大阿闍梨様にお会いした時、人生をいつまでも若々しく楽しく生きていらっしゃるお姿にその秘訣は?と伺うと「今に集中して生きること」とのお答えでした。

また憧れのアメリカの絵本作家ターシャ・テューダーさんは「今が一番いい時よ」と90歳過ぎても話されていました。

過去の記憶や栄光にしがみついたり、未来にあれこれ段取りをしたりするのではなく単に目の前の「今」に注目すること。
するとエネルギーのダダ漏れがなくなって目の前のお茶がより美味しく飲めるようになるのですね。

 

⑻たくさん笑うこと

日々の生活に笑いがたくさんあるっていいですね。なぜかそういう人の周りには同じような人が集います。
ニヤニヤ、クスクスというより声に出して屈託なく笑う、相好を崩して笑う、お腹を抱えて笑う…

笑うようなことがないから笑えないという方がいます。でもそこで止まらないで。

厳しい現実だからこそとにかく声を出してア、ハ、ハ、格好だけでも笑っちゃいましょう。

「笑う門には福来たる」です。

アメリカで初めて“笑いヨガ”に出会った時には驚きました。皆で輪になってただただ大笑い。

見ている自分も引き込まれていつのまにか大笑い(バカ笑い?)していたら気分スッキリ。

現実が違って見えました。

 

⑼許しを実践すること

「許す」ことは大事とどこにでも書いてあります。どの宗教でも説いていますよね。

でも私には最初少し抵抗がありました。

人を許すというと“許してあげる”という何か上からの目線があるのに違和感を感じたんですね。

ところがそのうち「許すこと」が一番必要なのは他人よりも自分自身だとわかりました。

私たちは自分を責めるのは得意。失敗した自分、無様な自分、期待通りでない自分を許せない…
自分のことをあるがまま丸ごと受け入れて肯定する、これって案外難しいのです。

許しましょうよ、認めちゃいましょうよ、等身大の自分自身を。今日の失敗も過去のことも全て許せたら…新しいあなたに出会えます。

 

⑽今やっていることに集中すること

やる気スイッチどこいった〜?
全てにやる気が出ない、何もかも面倒臭い、そういう時ありますよね。

私も執筆中、パタっと思考が止まってしまうことがあります。

スイッチ切れです。

スランプに陥ったり、鬱になりかかったり、そんなときにはとりあえず目の前のことに集中することにします。

私の場合は台所でのお皿洗いがそれです。
引き出しの片付けだったり、庭の草取り、トイレの掃除だったり、何か簡単な単純な手作業がいいですね。

あれこれ頭を使わず目の前のことを無心でそれだけに集中してやってるうちに心がすっきりしてくるものです。

 

⑾楽観的であること

ポジティブシンキング、
何が起きても大丈夫と思えること、
物事を全てよきに解釈すること、
本当に大事です。

幼い頃、祖父がいつも言っていました。「物事は全てよきに解釈するといいんだよ」と。

単なるお人好しにしか聞こえなかったその言葉がいかに深い教えだったかに気づいたのは祖父が他界してずっと後の事でした。

物事には良し悪しはありません。
それをどう捉えるか、それが私たちが心穏やかに日々過ごす秘訣なんですね。

 

⑿無条件の愛”を実践すること

“無条件”というのがポイントです。
人を愛するといっても特別な相手にだけ愛を向けているのでは条件付きです。

例えば、家族だから、配偶者だから、恋人だから、お世話になったから、いい人だから、私のことを褒めてくれるから…、

これはあなたの作った条件がついた愛です。

そうではなく目にした周りのもの全てに愛を振りまく。

一見難しいことのようですがゲーム感覚で考えると楽しいですよ。

ランダムカインドネス(手当たり次第の親切)というゲームで、周りを見回しチャンスを見逃さず、手当たり次第に親切をばら撒くというもの。

初めは恥ずかしかったり、タイミングを外してなかなか実行できませんが、やっているうちに面白くなってきますよ。

家族内でも、街でも、職場でも、コンビニでも、どこにもチャンスがいっぱい。

いつしかそれが習慣になると…
見返りなど求めない、相手の思惑を気遣うことなく、誰がやったかもわからないように、計画、計算なしに自然体で、まさに親切出しまくりの自分に気づいて嬉しくなりました。

Romi
2022.11.15

今日も Feel Good な1日で
ありますように〜
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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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