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  • 中野 裕弓

It’s a sign 宇宙からの合図

これを書いている今日、こんなことがありました。

私は障害者認定を受けているので社会保険から現在週2回1時間ずつヘルパーさんが来てくださっています。
通常のお掃除、お洗濯、ゴミ出し、買い物などその利用者の必要に応じたサポートが提供されます。

障害者に認定された人が日常生活を送るために必要な資本的なことで支えてくださるという国からの有難い制度です。日本は社会保障の面で海外と比べてもとても恵まれていると感謝です。

わたしは脳卒中で倒れてから8年間、ずっとこの制度にお世話になってきました。

日常の家事や、食事の世話、買い物、病院への付き添い、ゴミ出し、サービスの内容は利用者のニーズで違い、ケアマネジャーさんと相談して決めるのです。

家事には大きなものを洗濯したり、重い荷物を動かしたりなどは含まれますが、庭の水やりとか、ペットの世話等はもちろん含まれていません。そりゃそうですよね。いわゆる一般の家事サポートサービスとは違いますから。

今日、ヘルパーさんの会社の責任者が別件でお越しの際、帰りがけに「サービス対象は私に限定」ということついてやんわり指摘されました。

最近、心友がハウスゲストで滞在した折のこと。当然、彼女の使っている部屋の掃除などは除外しましたが、お洗濯物が通常と違いタオルなどがいつもより多いとかの指摘のようでした。

ささいなことだったけれどもやはりルールはルールですからそれはごもっとも…と納得しようとしながらも、なんだか今回は釈然としない思いが残ったのです。

ヘルパーさんご本人から聞くのではなく、これってその上司にあげるような大きな問題なのだとしたら、、また今までも直接には言葉にしがたいけれど、何か不都合があったのかも、と考え出すときりがありません。

実はその上司の対応の仕方にも気になる点が今までも時折ありましたが、私はお世話になっている側なのだから、又、私のわがままではないかと遠慮して敢えて気に留めないことにしていたことにも気づいてしまいました。

私サイドにも長い間に甘えが出てきているのではないか、そして迷惑なことを気づかずにしているかも、とも感じるに至りました。

長い間のお付き合いで、なあなあになってしまう人間関係の中でお仕事をしていただくというのは私の望むところではありません。

つまり双方に私が信条としているFeel Goodではない空気があったのではないかと気づいたのですね。

毎日の生活の中に、忖度や遠慮が入り込んできたらFeel Goodは色あせて来ます。それを見逃さないことが大事です。

それでやっとここで人生のリセット、仕切り直しが必要なのかなと思い当たりました。

慣れ親しんだ関係でも、ときには関係性の見直しやリセットすることも必要だと思うのです。

これは私の実際の体験談、1つの事例ですが、こういう時、何が悪いとかどこを変えれば良いのか、ではなくてちょっと俯瞰してものを見てみると…
これは宇宙からのサインが出ているのではないでしょうか。

「ここであなたは生き方や考え方を大きくリセットするチャンスなんですよー、と。」

そう思うととっても気が楽になりました。

直接言って下さらなかった方に対する思いも消え、それを丁寧ではあるけれど私にダメ出しするように伝えたその上司に対しても見方がガラッと変わります。

みんな宇宙と協力して私の心の成長のために一緒にいい仕事をしてくれているのではないかな、と思うのです。

It’s a sign.
宇宙からの合図、来てますよ!

先日、9月26日は天秤座の新月でした。何か新しいものをトライするのに良い時とあります。それに乗りましょう。

これからの人生を見直し、私にとって大切な価値観とは何か、爽やかな人間関係を構築し直すきっかけ、今後どれだけFeel goodに敏感になれるのか、物事の展開の面白さにワクワクしてきました。

全てにありがとう‼︎

2022.10.1

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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