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  • 中野 裕弓

今の自分がだーいすき❤️

突然ですが、
あなたは今の自分のことをどれぐらい好きですか?

・まあまあいい線いってると思うので70%くらいかなぁ。

・いえいえ、私の人生はこんなはずじゃなかった。自分のことは半分も好きじゃない。

・いろいろあったけど、ここまで無事に来れてるから、とりあえず80%よしとしたいな。

・正直言って、今の自分は納得できない。嫌いと言った方がいいかも。

いろんな答えがあると思います。

そうだとしたら、あなたはいつごろ自分のこと100%大好きって言えるようになるでしょうか?

・え?それをいっちゃったらもう成長する余地がないってことじゃないですか。

・100%好きだなんておこがましくてとても言えないわ。

生まれてから今までずっとお付き合いしている自分自身なのだけど、案外自己評価は厳しいものがあります。

常にどうしたらもっと良くなるかを一生懸命考えて生きてきたというのにちょっと残念ではありませんか。

そこで提案です。

今晩、眠りにつく直前に、試しに
「今の私がだーいすき❗️」って言ってみませんか?

周りに誰も人がいない時がいいですね。
目を閉じて両手で自分をぎゅっと抱きしめてこの言葉を口に出します。
大きな声を出さなくても自分の耳に届くくらいで大丈夫。

そんなことして何になるんですか?と聞こえそうですね。

以前、トークライブの中で同じ質問をしてみたことがあります。

皆さんはびっくりした様子。
戸惑いと抵抗にあいました。

パートナーや自分の子どもや親友たちには「大好き」と言えてもその言葉を自分には向けたことがなかった、と。

・なんだかおこがましくてとってもそんなこと口に出せない。

・自分のことを自分で大好きなんていうものじゃないと思う。

・それって自ら言うものじゃなくて人に言ってもらうものじゃないの?

いろいろ思いはあるでしょうね。

でも、でも、
試しに今晩実験してみてください。
声に出してみると、何かが変わります。

胸の中がキュンと反応した人、ザワザワした人、涙が溢れて泣き出す人、身体が暖かい気持ちに包まれた人、初めて心が震えた経験をした人、反応はいろいろ。

あなたの心の奥の奥、本質があなたの言葉に反応しているのです。

通常、大人は自分のことを過小評価するきらいがありませんか?
まだダメだ、もっともっと、とけしかけることも多いです。
それこそが正しい生き方と思い込んでる人もいます。

でもね。

「だーいすき❤️」と言ってみたときの反応は期待していたものとは違いました。

私もやってみて感動しました。
ありがとう〜、うれしい〜、やっと言ってくれたね〜、という心の声が聞こえた気がしました。

あー、私はこういう言葉に飢えていたんだわ。
それならこれからいつだって私はこの言葉を自分にかけてあげることができる。

ここまでよくやってきたね。
今日も一生懸命だったね。

自分のことをまだダメだとか、あれが足りないとか、ダメ出しや落ち込みはおしまいにしてくださいね。

今の自分の等身大、足したり引いたりしないそのままの自分のことをまずは大好きと認めてしまうこと、これがポイントです。

まずは今の自分をそのまま100%大好きという思いを持つと
あなたの新しい人生始まりますよ。

今晩、
寝る前にぎゅっと自分を抱きしめて「だーいすき❤️」

ですが…
ご注意があります。
大人の私たちはこれは7日間だけ続けてOKです。

Q:なぜ残りの人生ずっとやっちゃダメなの?
A:私たちは何かがいいなと思ったら、いつの間にかそれにとらわれ、依存して、それがないと生きていけないなんてなったら大変。

常に自分の人生、自分が主役ということを思い出してください。
ちょっとパワーが欲しいからまた数日やってみようなどと習慣の取り入れ方は自由自在にしておいてくださいね。

(幼い子どもたちはその限りではありません。ずっとやっててOK)

お子さんが寝るときに一緒に目を閉じて、ぎゅっと両腕で自分を抱っこして「今の私がだーいすき❤️」と言ってみましょうよ。
子どもたちはとっても満ち足りた心で眠りにつくことができるでしょう。

誰でもできます。
いつからでもできます。
お金もかかりません。
短い時間でOKです。

「今の私がだーいすき❤️」

ぜひあなたの心のケアのレパートリーとして、心が弱くなった時の大いなる助っ人としてお役立てください。

今晩からぜひどうぞ。

2025.8.29
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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