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  • 中野 裕弓

心の同志

人生はその人がどういう友を得て、どういう方々と交流するかでその満足度は全く違ってくると思います。

友にもいろいろあります。

例えば、頻繁に会ってお互いの近況報告をして愚痴も聞いてもらったり、励ましあったり、楽しみを一緒にするような友。
たまにしか会わなくても、いつもお互いの心の中に信頼できる仲間としての大切なポジションにある友。
辛いことがあってもう誰にも顔見せられないと思っても、必ずそばにいてくれる大切な人。
お互いをあるがまま丸ごと受け入れて、その違いをリスペクトし合える心の友。

自分を大きく見せる必要もなく、遠慮して自分を抑えることもなく、フラットで風通しの良い関係。
親しくても“礼節”を忘れない関係性は心地よいものです。

一緒にいるとお互いの魂が成長している実感を味わえるような交流ってステキですね。

先日、久しぶりに福岡でトークライブを開いていただきました。

会場は市内から車で出かけた自然豊かなビレッジ。
120人余りの方々と大変フィールグッドな充実したひと時を過ごしました。

ほとんどの方が初めてお会いした方たちばかり。
でもYouTubeで私を知ってくださった方が多かったようです。

それもあってか「初めまして」というより「お久しぶりです」という感じでした。

その後、そのビレッジにいた6時間余り私は不思議な感覚に包まれました。
とにかく愛が溢れる心軽やかな環境。

それはまるで昔から知ってる人たち(家族、故郷)に帰ってきた感があり、何も話さなくてもつながっている確かな感覚。

英語でlike-minded people(同じ心持ち、マインドの人たち)という言葉がありますがまさにそんな感じでした。

お互いの出している波動は親和性が高くとても心地よく融合し調和する実感がありました。
そこにいるだけでエネルギーがチャージされていく心地よさ。

たとえそこで一言も発しないとしても、そこに存在するだけで、もうその波動の融合の中に入っている安心感。
構えることなくお互いを信頼する心も生まれます。

そこにいるだけでなんだか自分でも認識してない心の隙間が潤され癒される―― そんな満たされた感覚はその後も続いています。

そういう形で共鳴する波動を通して、穏やかで豊かな時間を過ごすことが多くなるのでしょうね。
楽しみです。

一緒にいるとお互いの魂が成長している実感を味わえるような波動の持ち主はこんな特徴があるように思います。

1. まずは1人ひとりの個が確立していて、自分を大切にしている
2. お互いから学び合う姿勢、柔軟さ、多様性に寛容
3. 他者との争い、闘い、比較、競争が不要
4. 否定や裁きがない
5. 常にポジティブな言葉を使う
6. 穏やかな雰囲気、話し方、所作
7. 無邪気さを持っている

これからは見えるものにとらわれることなく波動が共鳴し合う関係性、それを生み出す場にもっと敏感になっていくでしょう。

これからは積極的にこういう仲間を見つけ、お互いの得意なところを生かしあえる“ソーシャル・リース “(社会を繋ぐ環)を作り、明るい未来に向けた人間関係を作っていきたいですね。

2025.5.30
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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