こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
美容成分として注目されている「プラセンタ」をご存知でしょうか?
プラセンタは、実は約2000年前から不老長寿の薬としても使われてきたといわれる自然由来の成分です。
今回はそんなプラセンタとは何かについて解説します。
プラセンタの効果や注意点などについてご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
目次
プラセンタとは、ヒトや牛、豚、馬などの哺乳動物の胎盤から抽出される成分のこと。
胎盤には胎児の生命の維持や成長を促す大事な働きがあります。
そのため、プラセンタは多様な栄養素を含み、肌や体に嬉しいさまざまな作用が期待できるのです。
詳しく見ていきましょう。
プラセンタが、実は約2000年前から愛用されてきたということを知らない人も多いのではないでしょうか。
漢方の世界では紫河車(シカシャ)とよばれ、中国の皇帝たちに珍しいものとして大事にされていました。
作用も穏やかなことから、体の弱い女性やお年寄りの疲労回復や体力の増強、虚弱体質の改善、不妊症の改善など、幅広く使われました。
プラセンタの種類はさまざまで、動物性プラセンタのほかにも植物性プラセンタや海洋性プラセンタなどが登場しています。
動物性プラセンタには、医療機関での治療で使われることも多いヒト由来のプラセンタ製剤や、豚プラセンタ、馬プラセンタ、羊プラセンタなどがあります。
現在では、プラセンタ製剤の注射を行う「プラセンタ療法」のほか、プラセンタエキスを配合したサプリメント、美容ドリンク、化粧品などで取り入れることができます。
プラセンタにはタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルといった、美肌の素となる5大栄養素が豊富に含まれています。
また、10数種類のアミノ酸や核酸、活性ペプチド、酵素、成長因子(動物性プラセンタのみ)も含まれており、皮膚科などの医療機関でも積極的に使われています。
ちなみに成長因子とはタンパク質の一種で、細胞増殖因子(グロースファクター)ともよばれる栄養成分。
細胞の分裂を活発にして代謝を促す効果があり、新しい細胞や皮膚を作って若々しい体づくりをサポートします。
成長因子は人間の体内でも作られていますが、18歳〜20歳前後に激減してしまいます。
そのため、成長因子を豊富に含んだ動物性プラセンタをスキンケアやインナーケアに取り入れて補うことをおすすめします。
動物性プラセンタには下記の5種類の成長因子が含まれています。
これらの成長因子の働きによって細胞の働きを活発にして、加齢による体の老化スピードを緩やかにしてくれることが期待できます。
さまざまな成分が含まれているプラセンタ。
プラセンタによって期待できる肌への効果について見ていきましょう。
プラセンタには血行を促進させる作用があり、それによって肌の保湿、美白、エイジングケア※、新陳代謝アップなどの効果が期待できます。
肌の栄養は血液から送られてくるため、血行が悪いと肌に栄養が届かず細胞が衰える原因の一つになります。
血行が悪いと老廃物が溜まりやすくなり、シミ・くすみ・クマの原因にもなってしまいます。
プラセンタは血行を促進することで肌に栄養を届けやすくさせ、肌のターンオーバーを促し、肌の再生を手助けします。
また、血行が促進されると肌の老廃物が自然と押し流され、肌トラブルの改善にもつながります。
※年齢に応じたケア
老化の原因とされる活性酸素は、加齢やストレス、紫外線などのさまざまな要因により体内で生成される物質です。
活性酸素は、免疫機能として働くため、人の体に不可欠ですが、増えすぎると肌などの細胞が傷つけられ、老化が進行してしまうのです。
特に紫外線などの外的刺激にさらされることの多い顔周りは、体の中でも特に活性酸素による老化ダメージを受けやすい場所。
紫外線はシミの原因となるだけでなく、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンにダメージを与え、シワやたるみも引き起こします。
そこでプラセンタが持つ抗酸化作用を利用することで、コラーゲンへのダメージを抑制し、シミの原因となるメラニンの発生を抑え、肌を老化から守ってくれるのです。
プラセンタには線維芽細胞(せんいがさいぼう)を増殖させる作用もあります。
線維芽細胞は肌表面の真皮層にある細胞で、肌のハリやうるおいを保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの美肌成分を産み出しています。
美しい肌を手に入れる上で欠かせない細胞ですね。
線維芽細胞の自己増殖能力は加齢や活性酸素の影響で20代後半から低下し、30代ではその低下に拍車がかかります。
プラセンタには、そんな線維芽細胞の増殖を促す働きがあるため、美肌成分の生成を補助し内側からハリやうるおいをサポートしてくれます。
日本人の平均閉経年齢は約50歳といわれていますが、閉経前の5年間と閉経後の5年間をあわせた10年間を、更年期といいます。
更年期にはイライラや動悸、不眠などの体調の変化が表れることがあり、これらの症状は「更年期障害」とよばれています。
更年期障害は加齢によって女性ホルモンの分泌量が低下することで起こる症状。
女性ホルモンが低下するとコラーゲンやエラスチンなどの肌の弾力を保つ成分も減少してしまい、肌の老化にもつながってしまいます。
プラセンタには女性ホルモンの働きを調整する効能があるため、こういった更年期障害を改善してくれる効果も期待できます。
プラセンタを取り入れて、老化の下降を穏やかにしましょう。
プラセンタを取り入れる場合の注意点もチェックしておきましょう。
プラセンタは自然由来の成分なので比較的安全性は高いといわれていますが、人によってはアレルギー反応が出る場合もあります。
特に、豚肉などの動物性タンパク質にアレルギーがある場合には、医師や薬剤師などの専門家に相談してから使用するようにしましょう。
美容のためにはプラセンタを摂取するだけではなく、毎日の食生活や運動にも気を配り、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
口コミなどで「プラセンタを摂取したら太ってしまった」というコメントを見かけることがあります。
プラセンタ自体が太る直接的な原因になるのではなく、新陳代謝がアップすることで食欲も増進することが太ってしまう要因ではないかと考えられています。
動物性プラセンタに含まれる成長因子はホルモンを活性化させてくれる働きがあります。
ホルモンが活性化されると新陳代謝がアップし、エネルギーを消費しやすくなるため食欲が増進し、その分多く食べてしまうことで摂取カロリーが増え、脂肪として蓄えられてしまうというのが原因とされています。
プラセンタを摂取するときは、食生活と運動をセットで考えるのがおすすめ。
代謝が上がった状態で、食生活に気をつけて軽い運動などをすることで、ダイエットにつながる可能性もありますよ。
プラセンタとは、哺乳動物などの胎盤から抽出される美容成分のこと。
豊富な栄養成分を含み、古くから中国の皇帝たちなどに重宝されてきました。
プラセンタには血行促進作用や抗酸化作用、線維芽細胞増殖作用などがあるといわれており、美白や老化現象の進行抑制、ホルモンバランスの調整、更年期障害の改善などの効果が期待できます。
ただし、人によってはプラセンタでアレルギー反応が出る場合もあります。
アレルギー体質の方は、医師や薬剤師などの専門家に相談しながら取り入れてみましょう。
プラセンタを取り入れるだけでなく食生活や運動にも気を配って、美と健康を作っていきましょうね!
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