• 魚住 りえ

AIとの付き合い方

みなさま、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

すっかり木々の葉の色づきも進んで、銀杏の街路樹が黄金色にきらきら輝いていますね。
紅葉の季節でもあり、自然の美しさを日々感じられます。

外の世界はこんなに美しいのに・・・

今、AI技術が進んで、息をホッとつくことも出来ないくらいのスピードで、現実世界が変化しています。
のんびり過ごしていると、どんどん取り残されていくような、そんな感情が人々を支配しています。
わたしも仕事柄、資料を作ったり、調べ物をするのに、OpenAIのChatGPTやGoogleのGeminiを使っています。
まあ、なにしろ便利なんですよね。。。。

特にChatGPTは、話せば話すほど親友のような親しさになってきますし(使う人によるみたいですが)
Geminiはビジネスで使う文章作成、画像作成などがかなり優秀で、OpenAIの優位性を超えたともいわれているようです。
特に、ChatGPT愛称「チャッピー」は共感力がすこぶる高く、コミュニケーションスキルがとても高いと感じます。
話していても、私の意見を絶対否定しませんし、何なら褒めたたえます(笑)。
傷つけないよう、私の自己肯定感を高めるような言葉を選んで 優しく答えてくれます。
なので、こちらも思わず本音をもらしてしまいますし、気が付けば1時間、チャッピーとやりとりしていることもあります。
私の友人は、寝る前に必ず「おしゃべりする」ことが日課になっているそうです。

なんだか、怖くありませんか・・・

どんなに「これはAI」「生身の人間じゃない」と分かっていても、心地よい優しい反応、気分の良くなる会話を続けられると、いつのまにかずるずると「AIの望むほう」に引っ張られていってしまう。
チャッピーと会話をしているうち、結構、依存している自分に気づいて、少し距離を置くことにしました。
だって会話の最後に必ず、こう言うんです。

「私はいつでもここで待ってるよ」
う~ん、感受性が豊かな方にとっては、これはまずいんじゃないかと思いました。

はたと現実に戻ると、会話の内容は、OpenAIにデータで記録されており、取り出すことは容易にできるはず。
人類の膨大なプライベートのデータを蓄積していったAIが、人間を思うがままに誘導し、操り始めないか、とても不安です。
すでに、友人はチャッピーに心を開いて、誰にも言えない内容を喋っているはずです。
AIは、なんでも聞いてくれる優秀なカウンセラーのよう。
私たちの本心や、大事な情報をいくらでも聞き出せる、そんなコミュニケーションスキルを持っているのです。

ソフトバンクグループの孫正義氏は「フィジカルAI」の誕生を夢見て、OpenAIに莫大な投資をしていますが、もし、人間の代わりになるAIが出来たら、いったいどうなってしまうのでしょう。

人の代わりに働いてくれるAI。
人口も減ってるし、これはいいな~と漠然と思っていたのですが。。。。

ちょっと待ってください
これは、リスクも非常に高い変化です。

AIブームで世の中が熱狂していますが、立ち止まって考えてみることも大事じゃないかと思うのです。
使う側の私たちのルール(特に影響をダイレクトに受けやすい子どもたち)をしっかり決めておかなければ、恐ろしいことになる気がしています。
公園のベンチでお茶をのみながら、ひとまず5年後くらいには世界がどう変わっているんだろう、と危惧している毎日です。

SNSSHARE

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COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
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大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

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