Language

メニューを閉じる
  • 魚住 りえ

言語で変わるコミュニケーション

みなさま、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

毎日雨かと思いきや、カンカン照りの猛暑日が続いたりして、梅雨のような、そうでないような?なんともいえないお天気が続きますね。

気温は、既に真夏のような暑さの中、夫が猛烈に英語の勉強を始めました。

早朝5時に起きて、仕事前に「シャドウイング」といってネイティブの英語を聞きながら、それを追いかけて自分も発音するというトレーニングを毎日やっています。
また毎週日曜日に1回、トレーナーのところに行って、英語の実力テストを受けています。
もう本当に「偉いなあ。。。」と感心するばかりです。

一方私はというと、英語はからきしダメ。
外国語の習得は本当に苦手です。
なので、海外旅行に行っても、夫の後ろに隠れてチラ見しながら見て見ぬふり。
ぶらぶら、話しかけられないように逃げています。笑

さて、英語をインプットしてアウトプットしたい夫は、しきりに「今の英語はこんなに繋げて発音するんだよ」とか「Willはカタカナでオウって発音するんだよ、全然違うよね」と私に教えてくれます。
「へ~、そうなんだ。どおりで私は英語が聞き取れないわけだ。だってそんな発音するなんて知らないんだから」と納得してしまいました。

そういえば、養老孟司先生が「言語は思考を司る。日本語なら穏やかでいられても、英語を喋りはじめると人が変わるものです。」とおっしゃっていました。

早朝に夫の部屋から聞こえてくる英語は、結構圧が強くて(^_^)彼のキャラクターと違うなあ。。。と感じています。

コミュニケーションにおいても、言語が違えば、良しとされるスキルの内容が変わってくると思います。
例えば日本だと、いわゆる「聞き上手」であることが美徳とされますが、アメリカでは自分と意見を話の途中でも割って入って言うことが普通です。

ニュース番組を見ていても、「聞き出す役目のキャスターが、そんなに喋って大丈夫なの?!」とヒヤヒヤしますが、意見のぶつかり合いは当たり前、自分の考えをはっきり相手に伝えることを大事にしている言語文化なのですね。

なので、英語の発音はかなりアグレッシブですし、日本人の柔らかい発音に比べると、自然と声も大きくなり、ちょっと「怖い」と感じることもあります(^_^)

そういった意味合いでは、言語を学ぶことはその国のコミュニケーション術を習得することでもあるんですね。

外国語を学ぶと、意思疎通のツールを手に入れるだけではなく、その国民性を知ることに繋がり、実は奥深いのだなと考えさせられました。
でも得手不得手があり、私はとにかく、基本的には日本語以外は苦手なのです。。。。

今は翻訳ツールもありますし、なんとかそれで乗り切ろうと思っている今日この頃です!

SNSSHARE

この記事をシェアする

COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
続きを見る

大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

他のコラムニストを探す
魚住 りえの記事
魚住 りえの記事一覧へ

過去の記事

肌改善 リフティング認定