皆様、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。
私が日本テレビを受けるにあたって書いたエントリーシートの中に「どんなアナウンサーになりたいですか?」という項目がありました。
私は迷わず「視聴者のお母さんのような、温かい存在になりたい」と書きました。
大学の時、広島の実家から大都会!東京に出て来て、初めての一人暮らし。
家族と離れて、心細い毎日でした。
特に、恥ずかしながらべったりだった母と離れて、かなり寂しい日々を送っていました。
そんなとき、私の心の慰めや励ましになったのが「テレビ」でした。
テレビから流れてくるたくさんの笑い声、ドラマの俳優さんのセリフ、落ち着いたアナウンサーの声など、テレビを観ていると家族団らんのような感覚になり、寂しさを紛らわせることが出来ました。
とにかく人の声が聞こえ、画面ではタレントさんや俳優さん、アナウンサーさんを観て、一人で食べる夕食時は随分と心が温かくなったものです。
そんな経験から「孤独な人や寂しい思いをしている人の、家族もしくは母親のような温かい存在になりたいと思っています。」と面接官に答えました。
一般的に「視聴者を元気にするビタミン剤のような存在になりたい!」と言う学生が多い中、こういう回答をする学生が珍しかったのかもしれません。
面接官はキョトンとしていましたが、現在もこの気持ちは変わっていません。
ですので、人を傷つけるような笑いは好きでないですし、嫌味をいいつつも、ちゃんとフォローして褒める!タレントさんが好きです。
わたしがコミュニケーションをとるにあたって一番大切にしているのが「相手への思いやり」です。
話す時に、一方喋りではなく相手が不快な思いをしていないか反応を見たり、話を聞く時は、黙って最後まで吐き出させてあげるなど・・・
どんな人でも「自分の事をわかってほしい。話したい。」のです。
だから、話を聞いてあげることが大事。
そして私だって、自分のことをわかって欲しい。
だから、わかりやすく話して伝える技術を磨くことが大切だと考えています。
世界中で行われている会談や対話が「思いやり」に満ちたものになれば、世界が平和になるのにな・・・と思っている今日この頃です。
魚住りえ