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  • 魚住 りえ

失敗したときこそ、コミュニケーションを。

みなさま、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

気温が下がって、急に冬を思わせるような寒さになりました。
寒暖差で、コロナ以前に、そもそも風邪をひかないように気をつけないといけませんね。

さて先日、テニスの試合に出ました。
種目は、男女ミックスダブルス。(男女ペアで、コートに4人いて戦う形式)
本格的にはじめて4年経つので、そろそろ腕試し・・・と思ったのですが。。。

まあ、コテンパンにやられてしまいました(笑)
技術が劣っていたことは目にも明らかだったのですが、強いペアの特徴がありました。
それは、試合中に二人が頻繁にコミュニケーションをとっていたことでした。

例えば、1球打ってミスして相手に得点が入っても、お互いがかけより、ミスした相方に「どんまい!」とか「ナイストライだよ!」などといって、ポジティブな声を掛け合います。

エースをとった時は思わず「ナイスプレー!」と声をかけられるのですが、失敗したときほど相手が落ち込まないように明るいトーンで声をかけます。

東京オリンピックの卓球ミックスダブルスで金メダルを獲得した、伊藤美馬選手と水谷隼選手のペア。
解説者が「今回は、とてもいいですね~。二人がしっかりコミュニケーションをとっていますから。以前では考えられなかったほどです。」と試合の流れが良い方向に向かっている要因を分析していました。
今考えると、なるほどと腑に落ちました。

わたしは職業柄、相手ペアが素晴らしい球で決めてきたとき、思わず相手ペアを褒めてしまっていたのですが(笑)(でも、それはそれでマナーだと思うのですが・・・)

まずは、自分の相方を褒める、励ます、ネガティブな気持ちにさせないことに集中すべきでした。

きっと、これは公私ともに言えることなんですね。

仕事仲間や家族、友人が好ましいことをやってくれたとき、「ありがとう~!!」と即座に言えるんですが、、、
でも、実は逆の時こそ、きちんとケアできるのかが大切なのかもしれません。

伝え方はそれぞれですが、例えばテニスですと「どんまい!」などの励ましの後、「次はこの作戦でいこう!」など、『同じ失敗を繰り返さないための方法や戦略』を提案します。

決して相手を責めない(失敗は誰にでもあるし、自分も失敗することもあるのだから)こと。
そして次の手を相談し、同じことを繰り返さないアイデアをそれぞれが出すことのほうが大事。
万が一、再び失敗しても落ち込まず、また別の次の手を考える。

人は感情に支配されると、正しい方向を見誤りがちです。

テニスの大失敗と敗北から、コミュニケーションの基本を思い出したのでした。
思い切ってチャレンジして良かったです。

諦めず、次の試合も出場しようと思っています!!

 

SNSSHARE

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COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
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大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

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