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  • 魚住 りえ

卒業について◇

皆様、こんにちは!
ドクターリセラをこよなく愛するフリーアナウンサーの魚住りえです。

先日、携帯電話のCMで、卒業式で涙する高校生たちがドラマ仕立てで描かれているのを見ました。
その中で、黒板の前で生徒たちが何やら発表しているシーンがありました。
現代の子供たちは、人前で話す機会が多いようですね。

最近、実は、お子さんのスピーチや、
プレゼンテーションのレッスンのご依頼が増えています。

人前で話す授業があるから、というだけでなく、
将来就くどんな仕事にも役立つからと親御さんが考えて受けさせたいということでした。
スピーチやプレゼンテーションは、特殊なことに思われそうですが、
コミュニケーションスキルを上げるための有効な手段の一つです。

スピーチやプレゼンテーションは、確かに、
一人喋りで一方向の伝え方になりますが、
複数の聞き手の反応を感じ取りながら話を進める訓練をしていくと、
感受性が強くなり、人を思いやる気持ちを高めます。

と同時に、空気を読みながらも冷静に判断し、
論理を組み立てて話し続ける、という理性的な判断も養われます。

感情と理性。右脳と左脳の両方がフル回転!
お子様の脳はどんどん発達していきますので、
成長過程でこういう経験をたくさんして欲しいと思います。

特に、教科書等の「朗読」は、語彙や表現方法が増えますし、
人前で物おじせずに話せる近道です。
私がお勧めしているのは、「立って」朗読することです。

聴いてくれているみんな、一人ひとりに、
ボールを投げるようにイメージしてもらいます。
1人1人に丁寧に、言葉のボールを投げて届ける気持ちで朗読します。

すると、自然に身体を使って声を出すようになり、
言葉をはっきりと丁寧に発音するようになります。
滑舌も良くなるのですね。

そして次は書かれている内容を正しく伝える事が大事。
作者の伝えたいことや意図を理解します。
日本語の色々な表現方法を勉強し、脳に記憶していきます。

将来、自分の言いたいことを、
たくさんの引き出しを使って表現できるようになります。
大人のほうが、恥ずかしがって照れてできない場合もあるのですが、
子供の方が早く順応してくれますね。

ところで、大人になっても、脳は発達し続けていくそうですよ。
あきらめず、苦手なことに挑戦し、成長を続ける。
いつまでも、学ぶ気持ちを忘れずにいたいですね。

SNSSHARE

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COLUMNIST
魚住 りえ
タレント
フリーアナウンサー
魚住 りえ
RIE UOZUMI
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大阪府生まれ。広島県育ち。
母がピアニストという家庭で3歳からピアノの専門的なレッスンを受け、音感を養う。高校時代、放送部に在籍し、数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。朗読部門で約5,000人の中から全国3位に選ばれる。慶応義塾大学時代は放送研究会に所属。

1995年、慶応義塾大学文学部仏文科卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティ、情報番組などジャンルを問わず幅広く担当、出演番組に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都 心の旅へ」などを担当。

2004年フリーに転身し、テレビ、ラジオを問わず幅広く活躍中。中でも、2004年からナレーターを務めるテレビ東京「ソロモン流」では、わかりやすく、心に響く語り口に定評がある。 「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行う。経営者や弁護士といったビジネスパーソンを中心に口コミで広まり、多くの方が受講する人気レッスンに。

著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社)が15万部を超えるベストセラーとなっている。
近著に「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」(東洋経済新報社)があり、シリーズ累計20万部を突破した。


本業のかたわら、ピアニストの姉・魚住恵とともに、「姉妹で奏でることばと音色~朗読とピアノ演奏による姉妹コンサート~」にも取り組む。

他に、「10歳若返る!話し方のレッスン」(講談社)

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