• 中野 裕弓

そうなったフリをしてみよう

“Fake it till you make it”
あなたがほんとにそうなるまではなったふりをしてオーケー、ということ。

驚いてしまいますね。
自分がそうなってもいないのに、なったふりして大風呂敷を広げるなんてみっともない…と昔の人に言われそうです。

私もこの言葉を知ったときには、なんだか嘘をついてるようで否定的な思いがありました。

できないのにできるふりをするなんて許されないことだと。

現実の姿を無視してそうなったふりをするなんてダメダメ。
等身大の自分に正直に生きなきゃ。
身の程知らずは恥ずかしい…

でも、この考えを自分の生活にとり入れてみたところ、自分の思い描いた明るい方向に進むのが早くなったのです。

自分のこれからの人生を描いていくために、頭の中でどんどんイメージを膨らませる力が必要なんだと強く思いました。

Fake it till you make it.
なったふりをする…

こんな解釈もあります。
「自信がなくても、自信があるように振る舞っていれば、そのうち本当にできるようになる」

ここでの fake フェイクは必ずしも「人をだます」という意味ではなく、まだ実力や自信が十分ではないけれど、先にそれらがあるように振る舞うという感じですね。

こんな事例もありました。

なかなかお付き合いする相手が見つからない少し焦っている30代の女性がいました。
友達は次々に結婚していくのに、私には何が足りないのかしらとその人からは欠乏感を感じました。

そこで

ワークショップの中でこんな実験をしました。

自分に自信がなく、欠乏感でいっぱいのその方に

「このワークショップが終わる頃、ビルのエントランスにはあなたを車で迎えに来た素敵な彼氏が待っています。2人はこれから夕日の見える素敵なレストランに行く予定です」

その女性はそれをイメージしていくと、どんどん表情が明るくなって笑顔になってきました。幸せオーラ全開。

実際にはそうなっていないのに、
イメージしただけで、そうなった気がする…これがまさにFake it です。

いろいろ思い描いて頭の中で楽しいイメージを膨らませるのはあなたの自由。

あなたの思い描いた未来にあなた自身が引っ張られて、その状況を目の前に現実として引き寄せてくるのです。

 

あなたがそうやってイメージした通りの”幸せオーラ”をまとっていたら、次は「類は友を呼ぶ」のことわざの出番。

同じ周波数の人やモノや出来事が引き合いだします。幸せなチャンスや幸せな友人関係が引き寄せられてくるのです。

あなたはそうやって、イメージ通りの未来を引き寄せることができるようになってきます。

これからの時代、特にこの力が必要になってきます。

実はあなたが何を思い描けるかが、あなた自身にその現実を体験することを可能にするということを忘れないでくださいね。

あなたがこうなりたいなっというイメージができたらそれをもっと細部にわたるまで膨らませます。

そして、その理想のイメージの中にぴったりなステキな立ち振る舞いの方がいたら、じっくり観察して素敵だなぁと思うところはどんどんいただいちゃいましょう。

心のこもった言葉を使う方がいたら、そこもじっくり観察して良いところを自分のイメージの中に取り入れてしまいましょう。

真似をすることであなたのレパートリーが増えます。そのうちにあなた自身がそういう雰囲気を醸し出す人になります。

私なんかどうせだめよ…とか、昔からついてないわとか生まれた星が悪いのよ、などのぼやきはあなたにはもう似合いません。

あなたの理想のイメージが整うまではもう既にそういう世界に住んでいるフリをしてオーケーなんですよ。

 

そのためにもまずは自分のことをプリンセスのように大切に扱ってあげることも忘れないでくださいね。

そう思っただけで言葉遣いが変わります。笑顔が出てきます。そしてエレガントな仕草になります。

イメージはその人を作ります。イメージはその人の未来を引き寄せます。

現実の厳しいことだけに埋没していてはこの魔法は効きません。

「あなたがほんとにそうなるまではなったふりをしてオーケー」

あなたがなりたい未来のイメージをどんどん膨らませてください。無邪気に、制限を設けず、自由に…

そしてもうその理想の未来が手に入ったかのように歩いていきましょう。

ワークショップで出会った女性は、その部屋を出るときには、スッと背筋が伸びて、優雅な立ち振る舞いで歩いて行かれました。

ビルのエントランスには、素敵な彼が待っているかの如くの幸せオーラをまとっていました。
「形から入る」「自信がなくても堂々と振る舞う」「やっているうちに本物になる」

せっかくの人生、現実を嘆いてばかりいないで、自分の未来を精一杯イメージして、これからの人生を楽しく形作っていきましょう。

グッドラック
Romi
2026.9.25

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COLUMNIST
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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