こんにちは。ドクターリセラの大林です。
エステティシャンの皆さまに役立つ情報をお届けします。
「エステティシャンとして一人前になるには、どんな知識が必要なんだろう?」「最低限おさえておくべき基礎って何?」と、お悩みではありませんか?
エステティシャンは、お客様のお肌とお体に向き合い、美しさや心地良さを提供するお仕事です。
だからこそ、しっかりとした専門知識と技術が求められます。
今回は、エステティシャンとして知っておきたい基礎知識から、将来独立・開業を目指す方に役立つ情報、さらには効率的な学び方まで、わかりやすく解説していきます。

INDEX
エステティシャンとして活躍していくには、美容や肌・体に関する幅広い知識を持っておく必要があります。
お客様一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、安全で効果的な施術を提供するためにも、次のような基礎知識を身につけましょう。
まず大切なのが、人体の仕組みや働きについての理解です。
特に、皮膚の構造や肌のターンオーバー(生まれ変わりのサイクル)を知ることで、より的確なスキンケアのアドバイスができるようになります。
また、血流やリンパの働きを理解することで、むくみの原因にアプローチできる手技も習得できます。
さらに、解剖学や生理学の基本を学んでおくことで、筋肉の流れを意識した施術が可能に。
適した圧と動きでマッサージすることで、リフトアップや血行促進といった効果が期待できます。
美容機器についての知識や、正しく使いこなす技術も大切です。
例えば、光(IPL、レーザーなど)を利用した機器を扱うときは、お客様の肌の状態に合わせて、安全な出力設定で施術を行う必要があります。
痩身機器を使う場合も、その仕組みを理解し、効果的かつ安全な施術ができるようにすることが求められます。
基本的な構造や正しい使い方をきちんと学んでおけば、お客様に安心していただける施術につながります。
フェイシャルやボディなどの施術スキルは、エステティシャンにとって核となる技術です。
フェイシャルマッサージでは、顔の筋肉の流れを意識し、適切な圧と手技でケアすることで、リフトアップや血流の改善が期待できます。
ボディトリートメントでは、脂肪のつき方や冷え方、浮腫み方、筋肉の位置を理解したうえで丁寧にほぐすことで、セルライトのケアやボディラインの引き締めにつながります。
スキンケアアイテムの使い方や、その中に含まれる成分についての知識も欠かせません。
成分ごとの働きを知っていれば、お客様の肌質やお悩みに合わせて、より効果的な製品を提案できます。
また、美容業界は常に進化しています。
新しいトレンドや技術にもアンテナを張って、お客様に化粧品や美容成分に関する最新の情報をお届けできるよう、日々学びを重ねることが大切です。
お客様との信頼関係を築くためには、技術だけでなく「人としての対応力」も大切です。
カウンセリングでは、表面的な言葉だけでなく、お客様の本当の悩みをくみ取る「傾聴力」がポイントです。
その上で、お客様にとって最適なプランを提案できると、安心感や満足度がぐっと高まります。
施術の内容や期待できる効果を、わかりやすい言葉で説明する力も大切です。
美容の知識をもとにお客様の不安を和らげ、納得して施術を受けてもらえるようにしましょう。

エステティシャンとして経験を積んだあと、将来は自分のお店を持ちたいと考えている方も多いです。
エステティックサロンを運営していくには、施術に関する知識だけでなく、経営に関する知識も必要になります。
例えば、どのようにお客様を集めるかといった集客の方法や、お客様との契約内容の管理、売上や経費のバランスを見ながらの資金管理など、経営全体に関わる知識が求められます。
中でも契約に関しては、トラブルを防ぐためにも、関連する法律への理解も欠かせません。
安心して通ってもらえるサロンをつくるためにも、法的な知識も備えておきましょう。
エステティックサロンを開業するには、事前にしっかりと準備を整えることが重要です。
まずは、「どんなお客様に来てほしいか」「どんな施術メニューを提供するか」など、サロンのコンセプトをはっきりさせましょう。
その上で、自宅サロンにするのか、それともテナントを借りるのかといった、営業場所の決定を行います。
施術に使う機器や備品の準備も必要です。
また、開業後すぐに集客を始められるよう、事前に集客の計画も立てておきましょう。
エステティックサロンを開業するには、いくつかの届け出や手続きが必要です。
例えば、事業開始にあたっては税務署への開業届の提出が一般的です。
さらに、提供する施術の内容によっては、関連する法律や条例に沿った申請が求められることもあります。
あらかじめ必要な手続きを確認して、スムーズな開業を目指しましょう。

エステティックの基礎知識を身につける方法はさまざまです。
それぞれの方法に特徴やメリット・デメリットがあるので、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。
本やインターネットを使って、独学でエステの基礎を学ぶ方法もあります。
理論や接客スキル、経営についての知識は、独学でもある程度学ぶことが可能です。
【独学のメリット】
【独学のデメリット】
【独学が向いている人】
通学不要で、自分のペースで学べる通信教育も人気です。
仕事や家事と両立しながら、夜間や週末に学習したい方にもおすすめです。
【通信教育のメリット】
【通信教育のデメリット】
【通信教育が向いている人】
専門学校やエステティックの養成スクールでは、理論と実技の両方をしっかり学べます。
資格取得を目指す方や、開業を目指す方に人気の学習方法です。
【エステティックスクールのメリット】
【エステティックスクールのデメリット】
【エステティックスクールが向いている人】
ドクターリセラのエステティックスクール“Dr.RecellaAcademy”では、解剖生理学に基づいた「知識」と正確な「技術」、そしてお客様に寄り添う「対応・心」の3つの要素を大切に、プロのエステティシャンを養成しています。
未経験からでも安心して学べる内容で、6日間のドクターリセラ大阪本社講習で一連の施術がマスターできるカリキュラムを用意しています。
修了後にはディプロマも取得可能です。
さらに、動画講習では「ベッドセッティング」や「衛生管理」など、施術前の準備からフェイスシェイプ術まで、すべての工程を網羅。
ハンドトリートメント技術の習得にもぴったりです。
繰り返し何度でも視聴できるので、自分のペースでしっかり学べます。
本社講習と動画講習の組み合わせも可能です。
例えば、未経験者向けの「本社講習6日間」や「動画講習3カ月コース」など、レベルやライフスタイルに合わせて選べます。
サロン開業を目指す方には、備品の紹介や開業準備のサポートなど、実践的な支援も充実しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
エステティシャンとして活躍していくためには、まず基礎知識をしっかりと身につけることが大切です。
肌や体のしくみ、美容機器の操作、施術のテクニック、化粧品の知識、そしてカウンセリングや接客など、学ぶべき内容は多岐にわたります。
さらに、将来の独立・開業を視野に入れている方は、施術のスキルに加えて経営や法律に関する知識も必要です。
開業の準備や手続き、サロンを安定して運営するためのポイントを知っておくことで、より確かな一歩を踏み出せます。
エステの基礎知識を学ぶ方法は、独学・通信教育・エステティックスクールなどさまざまです。
自分のライフスタイルや目標に合った方法を見つけてくださいね。
ドクターリセラのエステスクール“Dr.Recella Academy”では、実践重視の講習と、充実したサポート体制で、あなたの一歩をしっかりと支えます。
未経験からでもプロの技術を身につけられるカリキュラムをご用意していますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
大林 百恵
筆者紹介
2015年からエステティシャンを勤め、これまで500名以上のお客様にカウンセリング・施術を行う。
その経験を活かし、全国のドクターリセラ導入サロンの立ち上げ支援・技術指導を担当。
約360件の取扱いサロンの運営をサポートする。
現在ではドクターリセラ直営サロンの運営アドバイザーとして活躍。