こんにちは!ドクターリセラでエステティシャンへのお役立ち情報を発信する大林です。
エステティックサロンにとって、スタッフ教育は大変重要です。
なぜなら、しっかり教育を受けたスキルの高いエステティシャンのサービスは顧客満足度が高く、集客や売上にもつながるためです。
しかし、エステティックサロンを経営していると、スタッフ教育が難しいと感じる方もいるかと思います。
今回は、エステティックサロンにおけるスタッフ教育について、具体的な教育内容・方法をご紹介します。
スタッフ教育を成功させるポイントについてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
冒頭でもエステティックサロンではスタッフへの教育が重要とお伝えしましたが、教育が重要な理由についても詳しくご説明します。
顧客満足度や経営を安定させるには、スタッフの安定が大切です。
離職率の高いお店はサービスの質が向上していきません。
スタッフへの教育をスタートからしっかり行うことは早期の離職を防ぎます。
教育により早いうちから自信をつけられると、自然とステップアップを目指してくれるようになります。
技術や知識力だけでなく、接客やカウンセリング、ビジネスマナーまで幅広く教育を行うことで、お店が円滑にまわるほか、お客様に信頼してもらうことができ、リピートしてもらえるエステティックサロンを目指せます。
業務についてスタッフ全員が役割を果たし、自主的に行動できるようになれば、店長は経営に集中することができるでしょう。
一人ひとりが効率良く仕事をできるようになると、エステティックサロン全体の生産性が高まり、一体感が生まれやすくなります。
また、個人への教育だけではなく、エステティックサロン全体の教育も重要です。
スタッフ全員でエステティックサロンのコンセプトや売上目標を把握することにより、スタッフ間のギャップがなくなります。
お店への理解も深まるため、モチベーションもアップにもつながります。
スタッフ同士のコミュニケーションや連携を大切にするように教育をしておくと、顧客対応で困ったときに助け合えたり、ノウハウを教えあったりできるなど、職場全体が協力し合える雰囲気づくりもできるでしょう。
協調性が高く働きやすい職場だと、結果的に離職率も下がります。
エステティックサロンでのスタッフ教育について、具体的な内容や方法をご紹介していきます。
技術力が高まるとエステティシャンとしての自信がつくため、お客様にも自信を持って対応できるようになり、接客力の向上にもつながります。
特にハンドエステの施術は、技術面の成長を促すために長時間の指導が必要です。
流す、もみほぐす、伸ばすといった多くの工程が必要であり、それぞれの部位に合った施術を行う必要もあるなど、覚えることがたくさんあります。
また、お客様に合わせた力加減や時間内で効率良く終わらせる手際の良さも求められるので、単純に順序や技術を覚えるだけというわけにはいきません。
さらに、機械を使っての施術は、使用方法を間違えてしまうとトラブルに発展してしまう可能性があるため、しっかりとした指導が必要です。
新人のうちは、施術の技術や順序などの基本スキルの習得を目指すとともに、トラブルを起こさないための注意点も指導し、スタッフ同士での模擬施術やロールプレイングを繰り返し行いましょう。
取扱い化粧品メーカーの講習の受講や、スキマ時間で動画学習ができるエステ専門のスクールなどを活用するのもおすすめです。
ドクターリセラでは、多様な講習会をご用意しているため、新人エステティシャンの教育のみでなく、現在エステティックサロンでご活躍中の方にも、手技を改めて学ぶ場としてご活用いただいています。
またDr.Recella Academyでは、動画でエステティシャンのスキル・お客様の配慮の表し方などが学べる動画講習も実施しています。
時期ごとに目指すレベルや、どこまでの技術が必要なのかを明確にしておいたり、定期的な講習を行なったり、サロンが資格取得の支援をしたりすることも有効ですよ。
丁寧な挨拶と温かい笑顔、言葉遣いなど接客の基本が何より重要ですが、施術内容や効果をわかりやすく伝えること、お客様の要望を聴くスキルも重要です。
カウンセリングでコミュニケーションを図ってお客様の不安要素を取り除いたり、お悩みや本音をお話いただけるような姿勢は、顧客満足度やリピーター率のアップにつながります。
実際にお客様に施術を行う前に、スタッフがお客様役になり、ロールプレイングを行なって練習しておくと良いでしょう。
施術の流れや時間の感覚、カウンセリング方法などが身につきやすく、フィードバックも受けられるので改善点を見つけやすいです。
また、スタッフ役・お客様役両方を経験することで、どんな接客・カウンセリングが心地良いかも体験でき、実践につながります。
エステティックサロンに関わらず、社会人としてビジネスマナーも身につけておかなければなりません。
言葉遣いや話し方、清潔感のある服装は接客業の基本。
入社時に研修などで教育するのがおすすめです。
また、電話対応やクレーム対応といったスキルも必要です。
先ほどもご紹介したロールプレイングで練習するのも良いでしょう。
クレーム対応は間違えてしまうと、より大きなトラブルに発展する可能性もあります。
実際にあったクレームをまとめたマニュアルを作り、共有するなどの対策も一つの方法です。
エステティシャンは施術の技術だけではなく、美容に関する知識も必要不可欠です。
肌や身体に関する正しい知識をスタッフに教育し、お客様に施術や美容の質問をされても正確に答えられるようにしておくことが大切です。
お客様の質問にすぐに答えることができれば、不安が解消されて安心感が生まれ、信頼関係も築きやすくなります。
美容情報は年々アップデートされるので、常に最新の情報をチェックしてスタッフ全員で共有することも重要です。
マネージャーなどの管理職には、スタッフへ技術を教える以外にも、目標管理や業務の効率化、スタッフとのコミュニケーションなど、チーム全体のパフォーマンスを向上させる役割があります。
組織的なレベルアップを図るために、管理職のスタッフに対するマネジメント教育をすることも大切です。
経営理念を共有し、ノルマを課して向上心を持たせたり、次でご紹介する外部セミナーを受けてもらうことも有効でしょう。
スタッフに外部のセミナーや研修に参加してもらうのも一つの方法です。
外での教育を受けることによって、いつもと違った刺激を受けたり、異なる角度からの学びがあります。
また、費用は掛かりますが、コンサルタントと契約するなどの経営支援を受ける方法もあります。
スタッフの教育方法がわからない、上手くいかない、というときもサポートしてくれます。
エステティックサロンのスタッフ教育を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。
スタッフ教育をするなら、まずは自分のエステサロンに合わせたマニュアルやカリキュラムを用意しておくことをおすすめします。
マニュアルは、新卒、中途採用、経験者など、スタッフのレベルに合わせたものを用意するとなお良いでしょう。
また、どのくらいの期間でどんな技術を身につけるべきかを記載したカリキュラムを作成しておくことも、効果的です。
新人スタッフの道しるべになるだけでなく、教育をするマネジメントスタッフも指導しやすく、人材育成の計画が立てやすいです。
スタッフの頑張りを評価する制度を整えることも重要です。
スタッフが成長し、エステティックサロンへの貢献度が高くなっても、正当な評価が与えられなければ、モチベーションが下がってしまいます。
評価制度の具体例としては、契約数・物販の販売数などが基準に達したら、給与に反映するなどの制度です。
また、資格手当を導入することにより、資格取得への積極的なチャレンジを促すこともできます。
せっかく教育環境を整えていても、スタッフに働きやすいと感じてもらえなければ離職につながる可能性があります。
職場の人間関係を良好にするための工夫をしたり、福利厚生・休日・待遇などを整えたりと、長く働きたいと思えるエステティックサロンづくりをすることも重要です。
エステティックサロンではスタッフ教育が重要です。
教育に力を入れると、サービスの質が高まることで顧客満足度のアップにつながり、スタッフのレベルが上がることで経営の安定にもつながります。
また、一体感が生まれスタッフ同士の協調性が高まることもメリットです。
エステティックサロンでの具体的な教育内容・方法は、技術・カウンセリング、ビジネスマナー、電話・クレーム対応の指導、美容の専門的な知識に関する教育など多岐にわたります。
外部セミナーや経営支援を利用して教育に生かす方法もあります。
また、組織的なレベルアップを図るために、管理職のスタッフに対するマネジメント教育をすることも大切です。
エステティックサロンのスタッフ教育を成功させるポイントは、エステティックサロンに合わせたマニュアル・カリキュラムを用意すること、スタッフの評価制度を整えること、働きやすい環境を作ることなど。
ぜひ参考にして、実践してみてくださいね。
ドクターリセラならではのサポート体制や製品については、ぜひお問い合わせください。
大林 百恵
筆者紹介
2015年からエステティシャンを勤め、これまで500名以上のお客様にカウンセリング・施術を行う。
その経験を活かし、全国のドクターリセラ導入サロンの立ち上げ支援・技術指導を担当。
約360件の取扱いサロンの運営をサポートする。
現在ではドクターリセラ直営サロンの運営アドバイザーとして活躍。