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紡生のこだわり

「紡生」は食を通して生命のありがたみを紡ぐ場でありたいとの想いを込めました。
「紡生」は食を通して生命のありがたみを紡ぐ場でありたいとの想いを込めました。

四季折々の旬の食材

世界でも数少ない「四季」がある国、日本。
日本人は昔から四季とともに「旬」を楽しみ、大切にしてきました。

その年に初めて採れた食材のことを「初物」といいますが、多くの生産者は、収穫に感謝し初物を神様にお供えします。
まだ侍がいた江戸時代では、「初物を食べると75日寿命が延びる」と言われ、競い合うように初物を求めたといわれています。

今は通年食べられる食材も多くありますが、季節の恵みをいっぱいに含んだ旬の食材は、味わい深く栄養価も高まります。
その時期の「旬」を食すことで必要な栄養素を取り込み、健康的な生活を送れるということを先人たちは知っていました。

流通が発達した現代は、北から南まで地域ごとの旬を味わうことができます。
その時々で一番美味しい旬の食材を最高の状態でお召し上がりいただけるよう調理いたします。

伝統技法で作る無農薬野菜

自社農園「リセラ自然農園」と京都を中心とした無農薬野菜を仕入れております。

どの生産者さまも有機栽培や自然栽培など、土壌づくりから「種」にまでこだわり、自然の恵みと愛情が たっぷり詰まった安心で美味しい野菜をつくってくださっています。

栄養たっぷりの土壌で育った野菜は、本来の生命力とエネルギーに溢れ、旨味や甘味など味わいに力強さがあります。
その力強さと美味しさを丸ごと味わっていただけるよう、培ってきた日本料理の技術で最大限に引き出します。

紡生は、土壌づくりから無農薬で取り組み、未来へ繋ぐ持続可能な農業を目指している生産者さまを応援してまいります。

こだわりの無添加調味料

歴史に育まれた「古式製法」を受け継ぐ調味料の数々

和食には欠かせない、味付けの要となる「醤油」

奥出雲に蔵を構え、慶応3年創業以来の蔵つき酵母から醸し出される味わい。

伝統ある醸造蔵には、蔵つき酵母をはじめとする有用菌があまた棲みついています。
この微生物の力こそが、豊潤で滋味溢れる醤油の生みの親。

加熱処理、酵母添加による醸造促進を施さず、ひとの介入は最小限に抑え自然に委ねる。
伝統的な醸し技術の天然醸造。

今の味は江戸時代から代々受け継がれてきた微生物のお陰であり、
この長い年月なくしては同じ味は作り上げられません。

変わらぬ製法で醸し続ける「井上醤油店」の古式醤油が
料理の味わいに深く芳醇なコクを与えてくれます。

厳選した乾物からとるお出汁

いかに良い素材を使い技術の限りを尽くしても、出汁(だし)が美味しくなければ本当においしい料理はつくれません。

出汁の基本となる「節」。

代表的なかつお節も熟成方法一つで味わいは大きく変わります。
低湿でゆっくりと熟成させた節は、香り高く優しい旨味へと生まれ変わります。

水揚げされた場所、時期に合せて熟成方法を変え、一つ一つの素材を活かす。
そうやって大切に熟成された「節」を一つ一つの料理に併せ、かつお本節だけでなく、まぐろ荒亀節、いりこなど複数の素材の組み合わせと調理法で紡生の美味しさをつくりだします。

< 昆布は縁の下の力持ち >

昆布は他のどの食品にもないほど多くの旨味成分、グルタミン酸を持っています。
その美味しさは、削り節などのイノシン酸と出会うことで相乗効果を起こし、7倍ともいわれる美味しさを生み出します。

出汁の美味しさは、昆布の底力が支えているといっても過言ではありません。
そんな昆布の美味しさを最大限引き出すため、出汁を取る際の「温度」にまで細心の注意を払い、本当においしい出汁を追求しております。

<出汁をひくこだわりの水 >

沖縄県久高島沖合の海洋深層水と高野山麓の地下水とを合わせた「リセラ ウォーター」とからだに優しい天然サンゴのミネラル水をブレンドして出汁をひいております。

香楽割烹 紡生 つむぎ 板長

石田 雅季 メッセージ

大阪・北新地の高級料亭はじめ、和食一筋18年間研鑽を積んでまいりました。
和食を通して、日本伝統の奥深さ、そして食に携わる者として命の大切さを学んできました。

香楽割烹紡生は、旬の素材の香りと美味しさを丸ごと味わっていただけるよう調理しております。
メインとなる食材はもちろんのこと、それを引き立てる調味料や水、そして
そこから生み出される出汁にまで徹底的にこだわっております。

日本の伝統や食材の命、先代から受け継がれてきた想いを大切に、
良きものを次世代へと紡いでいけるよう精進してまいります。