こんにちは!美と健康をサポートするリセラジャーナルのフード担当椿本です。
みなさん「鍋ダイエット」という言葉を聞いたことはありますか?
普段の食事を、野菜をはじめとしたヘルシーな食材をメインにした「お鍋」にチェンジするだけでできるのが鍋ダイエットです。
鍋ダイエットはスープや具材を変えることで簡単に味を変更できるため、飽きずに続けやすいのがメリットとして挙げられます。
しかし鍋ダイエットは具材のチョイスによってはついつい食べすぎたり、逆に太ってしまうという注意点も…。
今回は鍋がダイエットに効果的な理由や鍋ダイエットにおすすめの具材やスープ、鍋ダイエットのやり方や気をつけるべきことについて紹介します。
目次
鍋にメインで使われる野菜は低カロリーなため、脂身の少ない鶏肉や豚肉ならばプラスしても摂取カロリーを低く抑えることができます。
食べる量よりも具材のバランスに気を配れば、個人差はあるものの、鍋ダイエットは比較的短期間で体重の減少が期待できます。
鍋ダイエットがもたらすメリットをあげてみましょう。
鍋で温かい食材を摂取することで代謝がアップし、痩せやすい体へと導いてくれます。
ダイエットを試してもなかなか痩せないという人は、基礎代謝が低い場合が多いです。
身体が冷えやすい寒い季節に温かい鍋を食べることで、体が内側から温まり代謝をアップさせてくれます。
冬はもちろんのこと、夏でも汗をかきづらい、手足が冷えやすいという方は温かい鍋料理を食べてしっかりと汗をかく習慣を身に付けましょう。
鍋はさまざまな種類の野菜を豊富に摂ることができる料理なので、必要な栄養素を摂取しやすくなります。
調理も簡単で基本的には具材を切って煮るだけなので、料理が苦手な人でも挑戦しやすいですよ。
お野菜を刻んで炒めたり、フードプロセッサーで細かくしてスープにしたり、生野菜サラダなどのように味付けを工夫して食べやすくする必要もありません。
鍋は食材をお好みのスープに入れて煮るだけなので、日常生活ではあまり野菜を食べない方でも気軽にたくさんの量を摂取することができ、必要な栄養素を補うことができます。
お鍋はスープが食材と一緒に水分として胃に入ることで満腹感が得られやすく、ちゃんと具材を選べば腹持ちも良いのが特徴です。
さまざまな食材を一緒に煮る鍋ダイエットは、野菜に水分や出汁が含まれているため、野菜を摂取するうちに水分を多く摂ることになります。
その結果、具材だけでなく水分でもお腹がいっぱいになります。
また、カロリーが低く腹持ちの良い食材(鶏むね肉やしらたきなど)は、食後も長時間お腹が空きにくいので、より食べ過ぎを防止してくれます。
普段から外食や脂っこいもの味付けの濃いものばかりを好んで摂取している人は、これを機に食生活を見直してみるのもありですね!
鍋ダイエットではさまざまな種類の野菜を豊富に摂ることができます。
そのため、野菜に含まれる食物繊維が便秘の予防や改善に役立ったり、体内に溜まった老廃物を流してくれるデトックス効果もあります。
特に、鍋の具材としてよく用いられるキノコ類は、低カロリーにも関わらずビタミン類(ビタミンB類、ビタミンD2など)たっぷり。
食べたものを消化しながら、お肌に必要な栄養分を摂取する効果があり、代謝アップと美肌ケアに役立ちます。
その他にも、肌荒れ防止、保湿作用などの美肌効果、体脂肪の分解、血糖値上昇の抑制、血流改善、免疫力アップなど、ダイエットをサポートする嬉しいメリットが満載です。
鍋ダイエットには、おすすめの具材とスープの種類があります。
これさえ覚えていただければ、日替わりでいろんな鍋を楽しめますし「鍋ダイエットで痩せない…」といった失敗が避けられるでしょう。
ぜひチェックしておいてください!
鍋に入れる具材は、高カロリー・高脂質・高糖質のものは避けるのがポイント。
メインの具材は野菜、きのこ、豆腐、しらたきにしておけば間違いありません。
脂質の多い高カロリーな具材は厳禁ですが、肉や魚などのタンパク質は健康に欠かせない栄養素です。
これらが不足しないように、適度に摂るよう心がけましょう。
ダイエットではタンパク質が不足しがちですが、タンパク質が不足すると筋肉やお肌をつくる栄養が足りなくなり老化スピードがアップしてしまい、美容面でも悪影響があります。
鱈や鮭などお魚からは低脂質で低カロリーなタンパク質が摂れますし、鳥のむね肉もダイエットには適した高タンパク低脂質な食材です。
豚バラや鳥もも肉は脂質が多いため、ダイエットの観点からするとあまりおすすめできません。
また、ラム肉は低カロリーで非常に優れた高タンパク低脂質食材です。
そのカロリーはグラムあたりで鶏肉よりも低いそうです。
そのうえ、ラム肉の最大の特徴として「L-カルニチン」が豊富に含まれ、食べるだけで脂肪燃焼を促す効果があることがあげられます。
この「L-カルニチン」はエネルギーの元として脂肪を燃焼して働くミトコンドリアに脂肪細胞と結合して脂肪を運ぶ役割があります。
「L-カルニチン」と脂肪が一緒にミトコンドリア内に取り込まれる際に脂肪燃焼を起こします。
なかなか食卓に上がることのないラム肉ですが、鍋ダイエットには最高のお肉ですね。
ラム肉に抵抗がない方は、火鍋などでラム肉を摂るのもおすすめです。
スープ以外にも、味付けによっては食欲が増してしまうものもあります。
水炊き鍋を作る時などに、しゃぶしゃぶのようにゴマダレをつけて食べる方がいるかと思いますが、ゴマダレは高カロリーです。
たとえ具材に気をつけていて、低カロリーなものしか摂っていなくても、たくさんの野菜などを食べると同時に、ゴマダレを大量に摂取してしまうと逆効果に。
カロリーオーバーになり太ってしまわないために、スープや味付けにも気を付けましょう。
次に、鍋ダイエットの基本的なルールをご紹介します。
これを押さえておけば、通常の食事よりもカロリーがオーバーしてしまうことは防げるでしょう。
ダイエットの効果を最速で感じたい場合には、朝と夜の2食を鍋に置き換えると良いでしょう。
朝もしっかりお腹を満たして、身体を温めてあげることで1日の代謝量がアップし、お腹が空いている時間も少なくなります。
昼はいつも通りの食事をします。
鍋ダイエットを行う際は、1人用鍋を使うようにしましょう。
鍋料理でうっかりしてしまう失敗は、食べた量がわからなくなってしまい、食べ過ぎてしまうことです。
1人分の量と器で調理することで適切な量を把握し、体重の増減を見ながら食べる量を調節することができます。
ダイエットの効果を早く得たいなら1日2食鍋に置き換えるのが理想ですが、普段から外食が多い人や朝食抜きの人が、すぐにその方法をスタートするのはハードルが高いでしょう。
ですから、気軽にこのダイエット法に取り掛かるには夕食だけ鍋に置き換えるのもおすすめです。
朝食や昼食を抜きがちだったり軽めに済ませてしまう人は、夜にドカ食いする傾向があるかと思いますが、鍋ダイエットでは夕食に炭水化物を摂ることができません。
それだけでもかなりの食生活改善になります。
ただし、最終的には朝夕をしっかりめに摂り、三食のバランスを考えながら徐々に食生活を改善していくことも大切です。
鍋ダイエットをしたら逆に太ってしまった…なんて方はいませんか?
鍋ダイエットは痩せることが期待できる方法ですが、それでも痩せないという場合は誤った方法やそれ以外の原因があるかもしれません。
太る原因として挙げられるのが、食べ過ぎです。
おいしいからとおって料理自体を食べ過ぎてしまっては、元も子もありません。
「鍋ダイエットは食べ過ぎを防いでくれるんじゃないの?」
と思ったあなた、それは具材がカロリーが低く腹持ちの良いものを選んだ場合に限ります。
カロリーの低い豆腐やしらたき、野菜を食べすぎるのは問題ありませんが、それと一緒に脂身の多いお肉を食べたり、お米やうどん、ラーメンなどの炭水化物を足してしまうとむしろ逆効果です。
通常の食事よりも高カロリーになり糖質も上がってしまうため、ダイエットにはなりません。
最後に雑炊や麺でしめるのは厳禁です。
抑えめにしたカロリーや糖質がぐんと上がってしまい、鍋ダイエットの効果が帳消しになってしまいます。
鍋ダイエットでは、具材で炭水化物を摂取しないことが原則です。
お米や麺を避けて、ニョッキやほうとう、チーズなどといった具材を入れてしまうと、これもまた、小麦粉やデンプンの摂りすぎで太る原因になります。
鍋ダイエットは必要な栄養素を摂りながら体重を減少させるだけでなく、基礎代謝をアップさせて発汗を促し、老廃物を排出してくれる作用が期待できます。
また、ダイエット効果をさらにサポートする具材やスープ、味付けを選ぶことによって、脂肪燃焼や美肌効果も期待できます。
鍋ダイエットのやり方は、朝と晩の1日2食を鍋に置き換えるのがおすすめです。
朝食を食べる習慣がない人は、まずは夕食を鍋に置き換えることから始めましょう。
ポイントは1人鍋用の器を使うこと。
自分がどれくらい食べたのか把握しながら食べることで、食べ過ぎを防ぎます。
鍋ダイエットをしているからといって安心して食べ過ぎたり、大量のお肉やシメの米・麺など炭水化物を摂取してしまうと、それは鍋ダイエットにはなりません。
もしこれまでにダイエットで失敗してしまった経験のある方は、このコラムを参考にしていただき、過去の失敗の原因を把握してみてください。
そうすることで、これからのダイエットの成功率を格段にアップすることができるでしょう。
ぜひ、正しい方法で鍋ダイエットを実践して結果を出しましょう。
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