こんにちは!美と健康をサポートするリセラジャーナルのフード担当椿本です。
枝豆といえばビールのおつまみというイメージがありますが、実はおつまみにしておくにはもったいないほどの素晴らしい食材であることはご存知でしょうか?
枝豆は「畑の肉」といわれる大豆を、まだ若く青い時期に収穫したものです。
ダイエットの大敵である「むくみ」を解消する成分や、腸内環境を整えお通じを良くする食物繊維、美肌やアンチエイジングにも有効な栄養素が豊富に含まれているんです。
今回は、そんな隠れた美容パワーを持つ枝豆のダイエットに効果的な栄養素や、枝豆ダイエットのやり方や注意点などについてご紹介します。
目次
枝豆には、ダイエットや美容に効果的な栄養素が豊富に含まれています。
さらに低カロリーで糖質も少ないという、まさにダイエット向きの女性には嬉しい食材なんです。
ここでは、枝豆に含まれる栄養素やカロリーなどについて解説します。
女性は男性に比べむくみやすく、太りやすい方はむくみやすい体質も伴っていることが多いです。
塩分や糖分の摂取量が増え、冷えによる血流の滞りも加わると、水分が排出されずにむくみが足や顔に出てきてしまうこともあるでしょう。
枝豆には体内の塩分・糖分を排出したり、利尿作用があるカリウムが含まれていますので、むくみを予防したり改善することが期待できます。
枝豆には多くの食物繊維が含まれており、便秘解消にも有効です。
便通が良くなると、腸内に溜まっていた有毒なガスや老廃物が排出され、腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスが正常になります。
腸内環境が整うと、代謝の効率がアップし痩せやすくなることはもちろん、肌荒れ防止や老化対策にもなります。
枝豆にはタンパク質も多く含まれます。
タンパク質は人間の筋肉や臓器やホルモンなどを形成する材料となり、エネルギー源にもなる、人体になくてはならない栄養素です。
タンパク質を多く摂取することで身体や脳に栄養が届けられ、心身の不調を防いだり、記憶力や思考力が低下するのを防ぐことができます。
さらに、タンパク質を多く取り入れる食生活に適度な運動習慣を組み合わせることで、筋肉量を効果的に増やして基礎代謝を上げ、脂肪を燃焼させやすくする効果も期待できます。
枝豆には、シミ・そばかすの元となるメラニンを抑制したり、肌細胞へのダメージを防いでくれるビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは、自身が酸化されることで他の物質を還元する作用があり、体内での様々な酵素反応に必要な金属イオンと反応して酵素の働きを助けています。
特に美容面では、ビタミンCはタンパク質とともに皮膚や骨、血管に多く含まれるコラーゲン繊維を作るために重要な成分です。
コラーゲンは、皮膚や骨、血管の弾性や潤いを保ち強度を高めるので、お肌の若々しさを維持するのに役立っています。
ヒトを含む霊長類などは、体内でビタミンCを作る酵素を持たないため、食事からビタミンCを摂り続ける必要があります。
美しい肌や髪のツヤなど、女性ホルモンの正常なバランスをキープするためには、女性らしいからだづくりを助けるホルモンである「エストロゲン」の分泌を促すことが大切です。
生活習慣の乱れや老化によって、このホルモン分泌量は低下したり、バランスが崩れたりします。
枝豆に豊富に含まれるイソフラボンという栄養素は、エストロゲンと似たような働きをしてくれますので、エストロゲンの不足を補い乱れがちなホルモンバランスを整えます。
若々しさや女性らしい美しさを望む女性には必須の栄養素です。
枝豆に含まれる「メチオニン」は必須アミノ酸の一種で、肉や魚などの動物性食品に多く含まれますが、植物性食品として多く含まれるのは珍しい栄養素です。
メチオニンの効果として、肝機能改善作用、免疫増強作用などが報告されています。
メチオニンは体内で「グルタチオン」や「タウリン」に変換され、脂肪燃焼に関わる「カルニチン」を構成する原料ともなります。
「グルタチオン」は免疫力に関わる成分、「タウリン」はコレステロール分解を促進し肝機能を助ける成分です。
二日酔い防止やダイエットに良いため、お酒のおつまみには最適なのですね。
また、お肌の一番外側にある角質層の潤い成分の半分以上はアミノ酸でできていますので、 アミノ酸を補うと角層の保湿力やバリア機能を高めることができます。
アミノ酸は角質層の健康状態を整え、お肌本来の回復力を引き出します。
アミノ酸が十分に足りていることで、お肌のターンオーバーが正常に働き、美しいお肌になります。
どんなにダイエットに効果的な栄養素がたくさん含まれている食材でも、糖質が多いと効果的に痩せることは難しいでしょう。
枝豆は、そら豆やスイートコーンなど他の食材と比べても1gあたりの糖質は比較的少ないです。
この点からもダイエットに向いている食材といえますね。
ここからは具体的に、枝豆ダイエットの方法をご紹介します。
枝豆ダイエットは、枝豆をおかずとして積極的に食べたりご飯に置き換えたりするというダイエット。
枝豆をサラダにしたり、スープやカレーに入れるなど、レシピを工夫すればいろいろな調理を楽しめるため、比較的飽きにくく続けやすいダイエット方法ではないでしょうか。
枝豆を食べるタイミングはいつでもよいのですが、特に夕食やおつまみとして、または間食として食事に加えるのがおすすめです。
夕食やおつまみ、間食ではカロリーの高いものを食べがちという人は多いのではないでしょうか?
例えば夕食のご飯を枝豆に置き換えたり、おつまみや間食として揚げ物やケーキなどを食べる代わりに枝豆を食べるようにしましょう。
そうすることで摂取カロリーを減らすことができ、枝豆の食べごたえによって満腹感も得ることができます。
枝豆を低カロリーに食べるのであれば、ゆでたり蒸して調理するのがおすすめです。
油を使った調理方法や、塩や醤油を多く使ったレシピなどはカロリーが高くなってしまう可能性もあります。
ご飯の代わりとして枝豆を食べるなら、180g程度を目安にしましょう。
間食として枝豆を食べるなら、70~150g程度が目安となります。
枝豆の食べすぎや塩分の摂りすぎには注意しましょう。
枝豆は比較的糖質が少ない食材ではあるものの、他の野菜と比較するとカロリーが低いとは言い切れません。
ひとつの食材を食べすぎると栄養が偏ってしまうこともあります。
バランスのよい食事を心がけ、枝豆を食べすぎないよう注意しましょう。
また、おつまみとして枝豆を食べる時は塩をかけて食べるのがメジャーな食べ方ですが、この時塩をかけすぎたり、枝豆を多く食べ過ぎると塩分の過剰摂取にもなりかねません。
枝豆に含まれるカリウムはむくみ解消に効果がありますが、塩分も多く摂取してしまうと本末転倒です。
枝豆本来の甘い味を活かせる程度に調味料を加えて調理しましょう。
枝豆には、カリウムや食物繊維、良質な植物性タンパク質やビタミンCなど、ダイエット効果が期待できる栄養素が多く含まれています。
イソフラボンやアミノ酸などの美容によい成分が含まれていることも嬉しいですね。
枝豆ダイエットをするときは、夕食や間食など、高カロリーな食事になりがちなタイミングで枝豆に置き換えるのが効果的です。
調理方法によって摂取カロリーが変わってくるので、ゆでたり蒸すなど、ヘルシーな調理を心がけ、枝豆の食べすぎには注意しましょう。
枝豆は『ビールのおつまみ』というイメージだけでは勿体ないほど魅力的な食材であることがお分かりいただけたかと思います。
最近では日本産のスーパーフードとして世界でも注目が集まっています。
調理も簡単で手に入りやすい食材ですし、サラダなどお料理の一品として取り入れていただくのもおすすめです。
ぜひ、日常のメニューに加えてみてください。
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