こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
ダイエットと聞くと食事制限や運動などを思い浮かべますよね。
ただ、頑張って食事制限や運動をして痩せても、すぐにリバウンドしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、「脳をだます」ことによってダイエット効果を得る方法です。
今回は、脳をだます、脳をコントロールしてダイエット効果を上げるテクニックをご紹介します。
目次
ダイエットに成功できない原因は人によってさまざまですが、脳の思い込みが原因であることも多いです。
まずは脳とダイエットの関係から、太ってしまう理由を解説していきましょう。
人間の食欲は「胃腸」ではなく、脳の「視床下部(ししょうかぶ)」がコントロールをしています。
視床下部とは脳の一部のことで、食欲をはじめ体温や睡眠、体内の水分量、塩分の調整、記憶や意識をコントロールする役割を担っています。
視床下部には「摂食中枢(せっしょくちゅうすう)」と「満腹中枢(まんぷくちゅうすう)」の2つの中枢があり、「摂食中枢」が働くと「食べなさい」と指示が出てお腹が空き、「満腹中枢」が働くと「お腹いっぱい」と指示が出て食べられなくなります。
食欲は、この2つの中枢が交互に働くことで適正にコントロールされているのです。
しかし、脳がストレスを感じて脳疲労状態になると、コントロールが効かず何を食べても満足できない状態になってしまいます。
結果、いくら食べても満腹感が得られなくなり、カロリーオーバーになって太ってしまうのです。
学生の頃、毎日12時前後になると給食を食べていたのではないでしょうか。
実は子どもの頃の給食の習慣が、大人になってからの食欲に影響しているケースもあるんです。
10時に朝ご飯を食べたのに、12時にすでにお腹が空いていると感じることはありませんか?
これは、「12時だから昼ご飯を食べなきゃ」と過去の生活習慣に基づいて、ニセの食欲を掻き立ててしまうからなのです。
「ご飯は残さず食べるもの」「3食食べなければいけない」といった過去の記憶から、お腹が空いていなくても無理して食べてしまうこともあります。
大人になっても学生と同じような食生活をしていては、代謝されないエネルギーが脂肪となり、太ってしまいます。
また、本当は食事で満腹なのにおやつを食べてしまうのは、ニセの空腹感かも。
甘いものを食べると幸福感を得られやすいことから、脳が幸福感を得るために、本当は満腹のはずなのに空腹を感じさせている可能性があるんですよ。
脳のストレスや思い込みのほかにも、食事方法が原因で太ってしまうこともあります。
具体的には、早食いなどが挙げられるでしょう。
満腹であることが脳の満腹中枢に伝達されるまでには、通常15〜20分かかるといわれています。
つまり20分以上かけてゆっくり食べれば、本来の食事量で十分な満足感を得られます。
しかし10分程度で早食いしてしまうと、食べ終わってもまだ満腹中枢に情報が伝達されず、「物足りない」と感じる原因に。
ついついおかわりをしたり、間食をしてしまったりして、本来必要な量を超えるカロリーを摂ってしまうのです。
また、食事を抜くと本来よりも空腹を感じる時間が長く、次の食事で多く食べてしまうことも。
多めに食べてしまうと同時に、吸収率も上がってしまうため太りやすくなります。
「脳をだます」ダイエットとは、満腹中枢を刺激して脳に「満腹だ」と感じさせ、食事量を減らす方法です。
実際、脳をだますことによってダイエットの成果が出たという研究結果もあるんですよ!
意外なことですが、ダイエットに成功するためには、まずは痩せたいと思いすぎないことが重要です。
理由は、痩せたいと思いすぎると、脳が「飢餓状態」と判断し、カロリーや栄養を貯めこもうとするから。
そのため、「せっかく食事量を減らしたのに、思っているほど体重が減らない」という結果になってしまうのです。
それだけでなく、体の危機を感じた脳はもっとカロリーを摂取するよう体に命じるため、今まで以上に食欲が刺激されてしまうという悪循環を招くことに。
脳をだますためには、「痩せたい」と強く思うのは禁物。
あくまでもダイエットは痩せるためのものではなく、体の調子を整えるものだと脳をだますことが重要です。
では、具体的にはどのように脳をだませばいいのでしょうか。
ダイエット効果が期待できる、脳をだます方法を3つご紹介します。
ダイエットなのに甘いものはいいの?と思うかもしれませんが、これが意外と効果があるのです。
脳は、血中の糖の量で空腹か満腹かを判断します。
食事をする30分ほど前にアメやチョコレートなどの甘いものを一かけ食べると血糖値が上がり、脳が満腹感を得ます。
結果、食べ過ぎ予防につながりますよ。
ただし、食べる量には気をつけましょう。
アメやチョコレートはカロリーが高いため、食べすぎてしまったら逆効果です。
また、最近は健康食品としてさまざまな油が流通しています。
油も糖分と同じように空腹感を満たす役割があるので、甘いものが苦手という方には食前にティースプーン1杯程度の油を摂ってみるのもおすすめですよ。
そのまま飲んでもいいですが、コーヒーなどの飲み物に入れるのもおすすめです。
もちろん、油も摂りすぎはカロリーオーバーになってしまうので、1日に摂る量は小さじ1杯程度に抑えてくださいね。
脳は私たちの生活リズムを記憶しており、リズムが狂うとさまざまな悪影響を及ぼします。
満腹中枢が正常に働くようにするには、毎日決まった時間に朝食をとり、適切な食事間隔をあけてその後の食事をすることで脳に食事リズムを覚えさせることが大切です。
人間にとって最適な食事間隔は、消化時間を考えると5〜6時間といわれています。
朝ご飯を7時に食べたら、昼ご飯は12〜13時、夜ご飯は18〜19時頃に食べるのが理想の食事リズムです。
また、食事の仕方も重要です。
食事を始めてから脳が満腹感を得るまでには15〜20分程度かかるので、決して早食いはせず、ゆっくり時間をかけて食べましょう。
意識して噛む回数を増やすことも、満腹中枢を刺激することにつながりますよ。
脳をだます方法として、脳内に分泌されるホルモン「セロトニン」の分泌が増えるよう心がけるのも大切です。
セロトニンは通称「幸せホルモン」とよばれていて、脳内での分泌量が増えると、満腹感を得られます。
セロトニンには、ストレスを減らして生活の満足度を上げる効果も期待できますよ。
セロトニンを多く分泌させる方法はたくさんありますが、代表的なものには以下のようなものがあります。
腸は「第2の脳」とよばれるほど、脳と密接な関係にあります。
実は、脳と腸は、神経を通じて密につながっていて、腸内環境を良くするとセロトニンの分泌を増やすことができるといわれているんですよ。
「食事制限や運動によるダイエットは続かない」「一時的に痩せられてもすぐにリバウンドしてしまう」という方におすすめなのが、脳をだますダイエット法です。
脳は、視床下部という部位によって空腹感や満腹感を得ます。
本来は満腹でも、脳疲労や食事方法が原因で「まだ満腹ではないかも」と脳が勘違いし、食べすぎてしまうことがあるのです。
反対に、脳に満腹だと感じさせることができれば食事量を減らすことも難しくありません。
結果として摂取カロリーを抑えられ、ダイエット効果を期待できます。
脳をだますには、食前に甘いものや油を少量摂取する、食事習慣と食べ方に気をつける、セロトニンの分泌を増やすなどが効果的です。
ダイエットが続かなくて悩んでいる方はぜひ試してみてくださいね。
筆者紹介
美容情報ランキング
健康情報ランキング
検索して探す
過去の記事
2025年(6)
2024年(72)
2023年(111)
2022年(98)
2021年(69)