こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
近年、森林破壊が深刻化していることから、環境に配慮したFSC®︎認証紙への関心が高まっています。
FSC®︎認証紙とは、適切に管理された森林の木材を用いて製造された用紙のこと。
日用品や食品のパッケージなど、日本でも身近な紙製品にFSC®︎認証紙が採用されています。
私たち消費者が、FSC®認証紙などのFSC®認証を受けた製品を選ぶことで、世界全体の森林保全へとつながります。
そこで今回は、FSC®認証紙について詳しく解説します。
再生紙との違いやFSC®認証紙の製品を選ぶメリットなどをわかりやすくご紹介していきますね。
目次
FSC®︎認証紙とは、森林資源を守ることを目的として適切に管理された森林の木材を用いて、適切な加工・流通を経て製造された用紙です。
日用品や食品のパッケージなどに、木のロゴとFSCと書かれたマーク(FSC®︎マーク)が付いているのを見かけたことはありませんか?
そのFSC®︎マークがついている製品には、FSC®︎認証紙が使われており、森の資源を守るために適切に管理された木材が使用されている製品であることを意味しています。
世界中で長年にわたり問題となっている森林破壊。
森林の減少は、温暖化や生態系の破壊などの原因にもなっており、森林破壊対策が急務となっています。
また、違法な森林伐採は、森林の減少を引き起こすだけでなく、木材生産国の林業を阻害することも指摘されています。
日本の林業も違法に伐採された海外の安価な木材が流通することによって衰退の一途をたどり、森を守り、育てる機能が失われていきました。
その結果、日本では手入れや管理をされずに放置された人工林が大きな問題となっています。
人工林とは人の手で生み出された森林のこと。
木を切った場所に苗を植え、手入れをしながら山を育て、しっかりと管理していかなければいけません。
しかし、管理せずに放置されている人工林は、どんどん荒れていき、土砂崩れなどのさまざまな環境問題にもつながっているのです。
違法伐採などの森林破壊を防止するには、森林資源を守ることを目的として厳格に森林を管理する必要があります。
そこで設立されたのが、国際的NPO法人であるFSC(Forest Stewardship Council 森林管理協議会 )です。
FSC®︎認証は、持続可能な森林活用・保全を目的とした「適切な森林管理」を広めるための、世界的に信頼性の高い森林認証制度。
認証を受けた森林から生産された木材などを使用した製品には、FSC®︎マークがつけられます。
FSC®︎マークがつけられた製品は、適切に管理された森林の規格を満たした認証林から生産された木材だけを使用しています。
また、違法伐採などの不適格な木材と混ざらないようにするために、加工・流通の過程においても細かく規格・ルールが定められており、それに従う必要があります(CoC認証)。
そのため、FSC®︎マークは製品が消費者の手に届くまでに厳しい基準をクリアした製品であることの証明となります。
その制度に基づいて生産され環境に配慮していることが証明された用紙が、FSC®︎認証紙なのです。
消費者はFSC®︎認証紙を購入することで、違法な森林伐採を防ぎ、適切な森林管理を間接的に支援する、という仕組みになっています。
また、FSC®︎マークがついた製品を購入することは、エシカル消費やSDGsへの貢献にもつながります。
環境に優しい紙というと、再生紙を思い浮かべる方も多いかもしれません。
FSC®認証紙と再生紙の違いについて解説していきます。
FSC®認証紙は、木材から製造されたバージンパルプを主原料としているため、品質が良く、環境にも配慮された紙です。
一方、再生紙の原材料は、一度使用されて回収された古紙です。
再生紙は古紙パルプを原料として利用するため、廃棄物の削減、木材資源の節約につながります。
しかし、再生紙はリサイクルの繰り返しにより品質が低下するため、バージンパルプのみで製造されるFSC®︎認証紙と比べると品質は落ちます。
どちらの紙も環境に配慮したものでメリットがあるため、用途によって使い分けている企業が多いです。
FSC®認証紙の製品を選ぶメリットは、適切に管理された森林を守ることができ、森林破壊や劣化を招くことなく木材消費が進むということ。
FSC®認証を受けていない製品は、どのように管理された木材からつくられたのかわからないため、違法に伐採された木材を使用している可能性もあります。
FSC®認証を受けている製品を購入することは、環境破壊に間接的に加担することを防ぐというメリットがあるのです。
そして、消費者がFSC®認証紙などのFSC®認証を受けた製品を選ぶことが、世界全体の森林保全へとつながります。
ドクターリセラでは、「美と健康と地球環境に貢献」を経営理念に掲げており、持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、健康と環境を考えたものづくりを行うことで、より良い社会の実現に貢献しています。
森林保全の観点からパッケージにもこだわり、化粧箱にFSC®認証紙であるバガス紙を利用しています。
バガス紙はサトウキビの搾りかすであるバガスを紙原料としてつくられた紙です。
バガスを紙原料として使用することで、木材の使用量を減らすことができるため、森林の保護につながります。
なお、バガスは従来廃棄物として処理されていたものなので、バガス紙を利用することはごみを減らし、リサイクルにも貢献します。
他にもドクターリセラでは、プラスチックごみ削減のため、化粧品の容器(ADS製品)を付け替え仕様のボトルにするなどの取り組みを行なっています。
また、ドクターリセラは人の体と自然への影響を考慮し、すべての製品に石油系合成界面活性剤をはじめ、防腐剤(パラベン)を含む旧表示指定成分、合成香料、合成着色料、鉱物油などの化学物質を使用していません。
このように、「安全で結果を出す」ことを追求し、肌と環境に優しい製品開発に取り組んでいます。
FSC®︎認証紙とは、森林資源を守ることを目的として適切に管理された森林の木材を用いて、適切な加工、流通を経て製造された用紙です。
違法伐採などの森林破壊を防止し森林資源を守るには、厳格に森林を管理する必要があります。
そこでつくられたのがFSC®︎認証制度です。
FSC®︎認証は、持続可能な森林活用・保全を目的とした、「適切な森林管理」を広めるための世界的に信頼性の高い森林認証制度。
私たち消費者がFSC®認証紙などのFSC®認証を受けた製品を選ぶことが、世界全体の森林保全へとつながります。
ドクターリセラでは、森林保全の観点からパッケージにもこだわり、化粧箱にFSC®認証紙であるバガス紙を利用しています。
FSC®︎認証を広め、天然資源を守るためには、私たち消費者はFSC®︎マークのついた製品を進んで選ぶことが重要です。
ぜひFSC®︎マークが付いたものを選択してみてくださいね。
地球のためにできることを、少しずつはじめてみましょう。
リセラジャーナルでは、美や健康にまつわる情報を随時配信しております。
美を追求したい方、また健康な生活を目指す方は、ぜひリセラジャーナルをご活用ください。
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