こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
化学繊維の肌着からオーガニックコットンの肌着に切り替えようと思っていたり、お肌にやさしいオーガニックコットン原料の日用品に切り替えたい場合、通常のコットンとどのような違いがあるのか気になりますよね。
今回はオーガニックコットンの特徴やメリット、栽培方法などを含めた通常のコットンとの違い、製品紹介などを含めて、オーガニックコットンの魅力をご紹介します。
目次
オーガニックコットンは栽培方法が厳しく管理され、年間の生産量が限られるなど希少性の高い素材です。
普通のコットンと比較して、どのような違いがあるのか確認していきましょう。
オーガニックコットンは、農薬や肥料などを厳しく管理されたオーガニック農法(有機栽培)の基準を守り生産された綿花を使用した素材です。
この綿花は、油粕、牛糞や鶏糞、魚粉、骨粉、米ぬか、草木灰などを使って作られた有機肥料によって育てられます。
一般的なコットンは化学肥料を使うことで手間を減らし、害虫駆除や落葉剤などをはじめとする化学肥料をたくさん使うと言われているのに対し、オーガニックコットンの生産では環境保全に貢献する栽培方法をとっています。
また、オーガニックコットンの農地では、除草剤は使用しません。
収穫時は化学物質を使用せず、霜が下り始めて自然に葉が落ちるのを待って収穫します。
窒素や鉱物などを元に薬品工場で作られる化学肥料のような即効性に頼らず、土壌や水質保全を重視した、環境に負担をかけない優しい栽培方法によって作られます。
オーガニックコットンの認定には、以下のような基準があります。
ただし化学肥料などの農薬を使わなければすぐ認定されるわけではなく、収穫したコットンを化学分析して農薬の残留濃度が低くても、オーガニックコットンとなるわけでもありません。
あくまで農地の環境保全に重要性が置かれており、厳しい生産方法の基準に従い、最低2年以上の有機栽培による生産実績を保つことが認定の条件として必要となります。
環境保全だけでなく、そこで働く人のことも十分に考えて生産することで取得できるのです。
オーガニックを認定する機関では、原料である綿花を生産農地の管理や栽培方法を調べ、きちんと管理が行き届いているかをチェックします。
また、一度認証を受けた後でも、基準が維持されているか専門知識を持つ検査委員が農場を毎年チェックします。
コットンの原料である綿花は害虫に弱い作物なので、オーガニック農場のように化学肥料や害虫駆除剤を使わずに綿花を栽培するには、手間も多くかかります。
多くの手間暇をかけて栽培されるため、オーガニックコットンの年間生産量は、綿花生産量全体の1%程度とも言われているほど希少性の高い原料です。
オーガニックコットンの製品の特徴やメリットのほか、素材ならではのデメリットや扱い方法の注意点などについて触れていきます。
オーガニックコットンは残留農薬がとても少なく栽培されることもあり、肌に優しい自然素材で以下のような特徴があります。
肌がデリケートだったり化学繊維に抵抗がある場合は、品質が良くて安心感のあるオーガニックコットン原料の肌着に切り替えて違いを確かめてはいかがでしょう。
特に、オーガニックコットンの認定基準である「テキスタイル認証」を受けた原料が使われている場合は、収穫した綿花を糸や生地に加工する際にも、化学薬品を使わずに作られているので上質です。
テキスタイル認証のオーガニックコットンはデリケートな素材で、着用やお手入れの際には以下の点に注意が必要です。
コットン素材は丈夫で長持ちする反面、使用率100%のものは素材の伸縮性がなく、少し窮屈に感じることがあるかもしれません。
また、吸湿性が良い分、厚めの生地では乾きにくくなることもあります。
塩素系の漂白剤を使用して洗濯すると、オーガニックコットンならではの風合いを損ね、変色することがあるので注意しましょう。
オーガニックコットン素材の衣類をお手入れする際には、なるべく石けんを使用して洗濯するのが良いと言われています。
洗濯機で洗う際には、毛羽立ちを防ぐためにネットに入れるようにしましょう。
洗濯後は、外での天日干しは避け、乾燥機も生地にダメージを与えるので避けてください。
風通しの良い日陰で干すのが最適です。
また、オーガニックコットンに合わせて、天然の染料が使用されている場合は、色落ち、色移りする場合があるので注意しましょう。
ドクターリセラでも、オーガニックコットンを販売しており、パッティング・クレンジング・パックなど、肌のお手入れにご使用いただくことができます。
こちらの商品は、人の健康や安全を考えた基準で作られた製品であることが認定された商品である「NOCマーク」を取得しているので、デリケートなお肌でも安心してご使用いただけます。
原料に使用しているオーガニックコットンは、3年間農薬・化学肥料を一切使用していない農地で無農薬有機栽培された綿花だけを使用しており、全世界のコットン生産量のわずか1%程度の希少な原料です。
肌に優しく使い心地の良いオーガニックコットンで肌を労りながらスキンケアが可能です。
最近では夏場でもマスク着用が当たり前となってきましたが、オーガニックコットン素材のマスクは肌触りが良く、長時間付けていても負担が少なく済みます。
コットン繊維は中空になっているため保温性が優れているという特徴がありますが、蒸れにくく涼しい付け心地のオーガニックコットンマスクも販売されています。
オーガニックコットンは、肌が敏感な赤ちゃんにも優しい素材。
オーガニックコットンを使用したベビー服は、素材のイメージの良さもあり人気です。
オーガニックコットンの自然な色合いは、シンプルなデザインのスカートやワンピースなどでやさしい印象をもたらしてくれます。
ナチュラルな色合いのオーガニックコットン生地なら、手作りでも味が出しやすく、使えば使うほど生地が馴染み味わいが増すのも魅力です。
オーガニックコットンは、農地の土壌や水質保全を重視した栽培方法であり、栽培の認定も毎年継続するなど、厳しい審査基準を維持する必要があります。
環境保全だけでなく、労働者の健康や児童労働を行わせないなど、働き方にも健全性が求められます。
コットンならでは保温性や保湿性を持ち肌触りに加えて、化学肥料や害虫駆除剤などを使用していないことで、安心感が高いです。
最近は、肌触りと通気性を十分考えられた蒸れにくく涼しい付け心地のマスクやベビー服もおすすめです。
自然な色合いのオーガニックコットン素材の服は、見た目も良く使うほど味わいが増すのも魅力的です。
オーガニックコットンは肌に優しく、日用品や衣類などに幅広く使える身近で上質な素材です。
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