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冬の肌の乾燥対策のポイントは?乾燥する理由や肌質別のケア方法

こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。

毎年秋冬の寒い時期や季節の変わり目には「肌が乾燥してきたな…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

悩みのタネでもある肌の乾燥

乾燥しないためにはどんなことをすれば良いのでしょうか?

今回は、冬に肌が乾燥する理由肌タイプ別のスキンケア方法のコツ冬の乾燥対の肌の乾燥対策のポイントは策の方法肌の構造などを解説していきます。

地割れ

冬に肌が乾燥する理由

健康な肌の角質層には、約20%~30%の水分が含まれており、これが20%以下になった状態の肌を「乾燥肌」といいます。

それ以上水分量が減り、肌が白く粉を吹く肌トラブルや、つっぱりやかさつきなどの自覚症状が現れている場合、肌の水分量は10%以下になっていると予想されます。

これらの肌の乾燥の理由は、空気中の湿度の低下皮脂の分泌量や新陳代謝が低下することにあります。
詳しくご紹介します。

冬に肌が乾燥する理由①湿度の低下

冬は特に肌にとって非常に過酷な季節で、乾燥に陥りやすい季節です。

乾燥した空気にさらされた肌は、バリア機能が乱れ無防備な状態の肌となり、肌表面のうるおいもさらに失われやすくなります

日本海側では大陸から湿気を含んだ寒気が降りてきて大雪が降るため、冬でも湿度は比較的保たれます。

しかし、太平洋側は高い山脈を超える際に湿気を失った、乾いた冷たい空気が流れてくるため、大気は乾いていることがほとんどなのです。

また、冬は屋内でも湿度が低いもの。

冬の屋内で暖房がガンガンに効いていると、湿度は非常に低くなります。

太平洋側はただでさえ空気が乾いているのに、その空気を温めようと暖房をかければ、さらに空気は乾いてしまうのです。

冬に肌が乾燥する理由②皮脂の分泌量の低下

秋冬は気温が下がり、皮脂分泌量が低下します。

角質層の表面を覆っている皮脂は、肌の水分が外に逃げないように蓋をする役割をしていますが、その皮脂が不足した状態になるのです。

皮脂分泌が低下すると角質層のバリア機能が損なわれるため、肌の内側の水分がどんどんと奪われ、外的ストレスもダイレクトに受けやすい状態になります。

また、エアコンなどの暖房器具や室内外の気温差によって、さらに肌はダメージを受け乾燥します。

冬に肌が乾燥する理由③新陳代謝の低下

新陳代謝の低下も、肌が乾燥する要因の一つです。

特に寒さが厳しい環境では、私たちの身体は生命の維持のために重要な脳や心臓などの中心部に血液を集めようとします。

末端組織である指先や足先、皮膚への血流を減らし、熱の蒸散を抑え体温の低下を防ごうとするのです。

毛細血管は血液によって肌細胞に栄養分や酸素を送り届け、同時に肌細胞から二酸化炭素や老廃物を受け取って回収しています。

寒さによって毛細血管の血流が減少すると、栄養や酸素が末端の器官まで行き渡らず、新陳代謝が滞りがちになってしまうのです。

また、新陳代謝は加齢によっても低下するといわれています。

新陳代謝が正常な場合、肌の表層にある角質層は細胞が規則正しく並び、定期的に入れ替わっています。

そのサイクルで肌を修復したり、健やかな状態を維持したりすることができています。

しかし、加齢や寒さが続くことで新陳代謝が遅れたり、修復サイクルが乱れたりすると、肌本来の保湿機能やバリア機能が落ち角質層のキメも乱れてしまうことも。

その状態の肌は大気の乾燥から肌を守る力が弱く、内側の水分も蒸発しやすくなるため、さらに乾燥が進んでしまいます。

冬の乾燥対策は肌の種類によってケア方法を変えるのがコツ

それぞれの肌タイプによって、乾燥対策やスキンケアなどの方向性はさまざま。

自分の肌の状態にあった乾燥対策を見つけることが大切です。

まずは自分がどのタイプの肌なのか、しっかりと分析し、肌質に合ったケアを知るところから始めましょう。

医学的に定義されているものではありませんが、美容業界では肌質が大まかに4つの種類に分けられます。

乾燥肌

水分が少なく乾燥しているタイプ。

秋冬に頬や口周りが粉を吹いたように白くなってしまう方は乾燥肌タイプです。

乾燥肌は十分に水分を補い、かつ保湿力の高いアイテムでその水分を閉じ込めるケアが重要です。

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敏感肌

肌のバリア機能が低下し、肌が敏感になっているタイプ。

先に述べた乾燥肌をそのままにしていると、乾燥が悪化し敏感肌になることもあります。

化粧品などの成分や物理的な刺激などに対し、肌荒れやアレルギー反応を起こしやすいタイプのため、敏感肌向けの低刺激のアイテムを使った、肌に負担をかけないケアと保湿を心がけましょう。

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脂性肌

皮脂分泌が過剰なタイプ。

脂性肌に保湿アイテムは必要ない、と思う方も多いかもしれませんが、皮脂分泌が過剰になる原因として水分量の不足も考えられるため、脂性肌の方でも保湿ケアは必須です。

また、皮脂が気になるからといって、洗浄力の強いアイテムを使うと肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあるため、不要な皮脂だけを取り除くことも心がけましょう。

さらに、きちんと保湿ケアを行うことで、皮脂の分泌量を調節していきましょう。

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混合肌(インナードライ)

顔のパーツによって脂っぽい部分と乾燥している部分が混じっているタイプ。

水分量が少なく、皮脂量が多い肌質で、主にTゾーンやおでこがテカリやすいのが特徴です。

また、季節によって肌の状態が変化しやすいタイプでもあります。

混合肌なら保湿ケアをメインに、季節ごとに肌の状態を考慮し、ケアしていくことが大切です。

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冬の肌の乾燥対策のポイントは?季節の変わり目にも注意!

マフラーをする女性

乾燥に負けないために、肌の外側を保護し、そして内側からもうるおいをアップさせましょう。

乾燥が激しい冬はもちろん、季節の変わり目などの乾燥しやすい時期に、乾燥の加速を食い止めて肌本来の保湿力を最大に発揮するための効果的な対策をご紹介します。

入浴方法や洗顔方法をチェック

お風呂の温度が高すぎると皮脂や肌の保湿成分が溶け出し、肌のうるおいを奪ってしまうこともあるので、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。

体を洗う際には敏感肌用や乾燥肌用の石けんや石けんをベースとしたボディーソープなど刺激の少ないものを選び、肌への負担を極力減らすことをおすすめします。

また、顔や体を洗う際の摩擦は、肌の乾燥を進行させる原因になるため注意してください。

特に、顔をゴシゴシ洗うのはおすすめできません。

泡をクッションに、物理的な刺激を与えないようにして優しく洗ってくださいね。

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しっかり保湿する

洗顔が終わったらなるべく早く保湿をしましょう。

化粧水をつける際は肌に刺激を与えないように優しくハンドプレスをして、しっかりとなじませます。

その後、うるおいが逃げないように、ジェルやクリームなどの保湿剤を適量取って塗り重ねます。

肌の乾燥が強い方には、セラミド配合の保湿アイテムの使用もおすすめですよ。

セラミドはもともと肌に存在している成分で、水分が蒸発して逃げないようにつなぎとめる働きがあります。

セラミドは角層細胞間脂質ともよばれ、水と一緒になることで「ラメラ構造」という特殊な構造をつくり、バリア機能を整える手助けをしてくれます。

そのため、湿度や気温が下がる真冬の過酷な状況でもしっとりうるおった肌を守ることができますよ。

そして、お風呂上りもしっかりと保湿をしましょう。

お風呂上りの保湿を怠ると、お風呂に入る前よりも肌が乾燥してしまう「過乾燥」といわれる状態になってしまうため、注意してください。

また、肘、膝、脛、かかとなど、乾燥しやすい場所は多めに保湿剤を塗ってみるのも効果的です。

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部屋を加湿する

肌の保湿だけでなく、部屋の加湿も基本です。

部屋の湿度は40~70%くらいに保ちましょう。

湿度が高いとカビの原因にもなることもありますが、湿度が低すぎると乾燥を招きます

部屋の湿度を快適に保ってくれる加湿器には大きく分けて、気化式加湿器、スチーム式加湿器、超音波式加湿器、ハイブリッド式加湿器の4種類があります。

加湿力だけを考えるとスチーム加湿器がおすすめです。

電気代を安くしたい場合超音波加湿器がおすすめですが、加湿力が他の加湿器よりも低いものが多いです。

また、気化式加湿器は超音波式と同じく電気代が安いですが加湿力は低い傾向にあり、ハイブリッド式加湿器は電気代が高くなりますが加湿力は強めのものが多いといわれています。

こうした機能面費用面を考慮しつつも、最近ではデザイン性が優れたものがたくさん出ているので、お部屋に合わせて選ぶのも楽しいかもしれませんね。

食事にも気を配る

肌のうるおいを保持するためには、外側からのスキンケアだけではなく、内側からもケアをして肌の新陳代謝を保つことが必要です。

乾燥が気になる方こそ、若々しく健康的な肌を維持するために食事にも気を配るようにしましょう。

内側からうるおいを補うには食事や水分補給がポイントになります。

良質のタンパク質やビタミン類を含むバランスの良い食事を心がけると良いですね。

また、皮膚や髪をつくる主成分となるのはタンパク質です。

タンパク質を摂取することで、肌のハリや弾力を保つコラーゲンの生成もサポートします。

ビタミン類には肌を健康に保つための働きや内側からうるおいを維持する働きがあり、特にビタミンCは抗酸化作用に優れた栄養素です。

ビタミンCは体内で生成することができないため、常に外から取り入れる必要があります。

肌のうるおいを保つビタミンA、血流を促すビタミンEや鉄分なども意識して摂取するようにしましょう。

おすすめの食材の代表的なものを挙げますと、卵や肉類、魚介類、大豆、乳製品、緑黄色野菜、セサミン(ゴマ)、ポリフェノール、ワインなどです。

お仕事や家事、育児で食事に十分に気を遣う余裕がない方は、サプリメントなどのインナーケアを取り入れるのもおすすめです。

ドクターリセラでは、内側から健康で若々しい体を育むサプリメント、美肌プラスをご用意しております。

抗酸化作用※1やエイジングケア※2が期待できる成分を配合しており、これ1つで美容や健康に良い様々な成分を取り入れることができますよ。

※1 栄養機能食品ビタミンC、ビタミンEによるもの

※2 年齢に応じたケア

また、寒さや冷たい飲み物などによって内臓が冷えると、末端の血流が滞り、冷えや乾燥が悪化します。

冬の間は、のどが渇いたらできるだけ温かい飲み物を飲むようにしましょう。

良質な睡眠にこだわる

健康的な肌のためには、日々の良質な睡眠がとても大切です。

睡眠時間は7時間がベストだとされていますが、多忙で神経がたかぶっているなど、寝つきが悪くなかなか良い睡眠を得られない方も多いのではないでしょうか。

肌の健康やうるおいを促進する質の良い睡眠は、寝始めてから最初の90分間が鍵だといわれています。

この間に美肌に有効な「成長ホルモン」が最も活発に分泌される「ノンレム睡眠」が訪れます。

この「成長ホルモン」には、肌の細胞の成長や正常な新陳代謝を促し、肌の保水量を高める働きがあるのです

最初の90分で良質で深い睡眠が得られるかどうかが、健やかな肌を保つためには大切なのです。

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ストレスを溜めない

ストレスは肌の大敵です。

ストレス状態が継続すると自律神経のバランスが崩れ血行不良などの影響が出てきます。

ストレスは血管を収縮させ末端の肌に十分な栄養が届きにくくさせます。

こうして酸素や栄養が不足した肌は、ターンオーバーのサイクルが乱れバリア機能が低下乾燥を悪化させてしまいます。

ストレスは交感神経を優位にさせ、交感神経は緊張状態や戦闘態勢をもたらします。

そのため、オフのときやリラックスしたいときは、副交感神経を優位にする必要があります。

ストレスが溜まっているなと感じたら、ゆっくり深く深呼吸をしたり身体を揺らしたりして、意識的に副交感神経が優位なリラックスした状態をつくるようにしましょう。

冬の肌が乾燥する理由を詳しく知るためには肌の構造を知っておこう

そもそも、肌はなぜ乾燥するのでしょうか。

それを知るためには、肌の構造を理解する必要があります。

肌断面図

一般的に皮膚と呼ばれている部位は、大まかに分けると表層から順番に、表皮真皮皮下組織の3つの層に分かれています。

肌の構造やそれぞれの層の役割を知れば、化粧品の成分や効能がどの層に対してどのように働くか、さまざまな環境ストレスから肌を守るためにどの方法が有効かなどがわかります。

また、ご自身の肌を観察することで、ターンオーバーのサイクルなどを知ることができます。

肌の調子を整えたり肌荒れを予防したりと、自分の肌に合ったスキンケアがしやすくなりますよ。

乾燥から肌を守るために知っておきたい、肌の下に隠れた層の構造や役割について詳しく見ていきましょう。

表皮

「角質層」「顆粒層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底層」の4つの層から構成され、その厚さはわずか0.2mmといった薄さです。

肌の表面である角質層は主にケラチンとよばれるタンパク質でできており、角質の表面は皮脂や汗などが混ざりあった皮脂膜で覆われており、水分を保持する機能やさまざまな環境ストレスから肌を守るためのバリア機能も備わっています。

また、表皮の最下層に位置する「基底層」では、常に新しい表皮細胞が生み出されており、ここがターンオーバーの起点となっています。

真皮

肌のハリや弾力を左右するのが「真皮層」です。

うるおいを持続させるコラーゲン(膠原繊維/こうげんせんい)や、「真皮」を支え弾力性を保つエラスチン(弾性繊維)などの成分が存在しています。

これらの成分は繊維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞で生み出され、古くなったものは分解されています。

この「真皮層」には、毛細血管・汗腺・皮脂腺・リンパ管・神経・毛根などが通っていますが、これらの構造も皮膚の健康を保つ上でとても重要な働きをしています。

皮下組織

皮膚の最も深い層に位置し、真皮と筋肉や骨などの組織との間でクッションのような役割を持っています。

そのほとんどは脂肪(皮下脂肪)でできており、外部からの衝撃を和らげるほか、体温を一定に保ったり、栄養を蓄えたりする役割をしています。

このように、皮膚はいくつもの層で構成されていますが、化粧品や美容液などのスキンケア成分によって角質層を十分にうるおわせることで、肌のバリア機能が正常に働きます。

冬の肌は乾燥対策が大切!乾燥の理由を知ってしっかり対策を

冬に肌が乾燥しやすい理由は、湿度の低下皮脂の分泌量や新陳代謝が低下するからです。

肌には乾燥肌敏感肌脂性肌混合肌の4種類があり、自分の肌の性質を理解することでより効果的に乾燥への対策を行うことができます。

具体的な乾燥対策方法は、保湿や加湿をしっかり行うほか、バランスの良い食事良質な睡眠などです。

実践できることから試してみてくださいね。

肌を乾燥から守るためには、肌の構造を知っておくことも大切です。

正しいスキンケアやインナーケアで、健康的で若々しく、みずみずしい肌を目指しましょう。

ドクターリセラでは、肌に優しい無添加化粧品※を多数取り扱っています。

お一人おひとりの肌のお悩みに優しく寄り添い、肌を健やかに導くアイテムを多数ラインナップしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

※ 石油系合成界面活性剤、パラベン(防腐剤)含む旧表示指定成分、合成香料、合成着色料、鉱物油不使用

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WRITER
マーケティング部副部長
松本 しのぶ

美容業界歴24年 2013年ドクターリセラ(株)入社。直営エステ事業部・広報部・品質保証部を経て、現マーケティング部にて【公式HP】【リセラテラス】を運営。プライベートは5人のまごのグランマ。

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