こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
なんとなく身体の調子が悪いと感じたり、肩が重い、腰痛が辛いなどといったことはありませんか?
その原因は、骨格や骨盤の歪み(ゆがみ)かもしれません。
デスクワークや運動不足などで筋肉が衰え、偏った体勢に慣れてしまっていると骨格が歪み、体に負担がかかっている可能性があります。
今回は、骨格や骨盤の歪みの原因や、歪みが及ぼす症状、自分でできる歪みのチェック方法や予防法などを紹介しています。
目次
身体全体を支える骨格。土台となる骨格である骨盤。
骨格や骨盤が歪むと、身体のバランスも崩れてきます。
歪みの原因をチェックしていきましょう。
運動不足などによって筋力が弱まってしまうと、体を支える筋力も弱くなり正しい姿勢をとることが難しくなります。
体の重い部分を支えるために骨盤が前後どちらかに引っ張られて傾いたり、これまで染み付いた姿勢や動作の癖によりどちらか片方だけに負荷がかかり、歪んでしまうのです。
骨盤周辺の筋肉や関節に余計な負担がかかる原因としては、姿勢の癖が関係しています。
どちらかの足に体重をかけて立ったり、椅子に座る時に足を組む癖がある人は要注意。
首や顎が前に出て猫背になってしまう、肩が前に出てしまう(巻き肩)などといった姿勢も骨格の歪みの原因になります。
骨格の中でも重要な役割を持ち、身体全体のバランスの土台となる骨盤にも、姿勢の悪い癖が影響を及ぼすことがあります。
また、産後のお母さんは赤ちゃんを抱く時、男性よりも筋力がなく腰で支えがちなので、お腹を突き出した姿勢になりやすいです。
お腹を前に突き出すと、骨盤は後ろに引っ張られてお尻が下がります。
赤ちゃんを抱く時の姿勢にも気を付けてください。
上半身と下半身をつなぐ骨盤は、妊娠や出産による身体の変化によっても歪みやすくなります。
妊娠するとどんどんお腹が大きく、重くなっていきます。
また、子宮が大きくなると心臓や肺が圧迫され内臓の位置も変わります。
そうすると、急激な体型の変化によって体の重心もずれていきやすいのです。
妊娠中は胎児を支えるために骨盤周辺にも負荷がかかり続け、痛みが生じる原因になります。
骨格や骨盤が歪んで姿勢が悪くなると、体型の崩れのほか、体調や身体の機能にも悪影響が出てくる可能性があります。
代表的な症状としては、下記のようなものが挙げられます。
これらはいずれも、骨格や骨盤が歪むことで体の可動域が制限されたり、体の一部に負荷がかかりダメージが蓄積されたり、リンパや血液の流れが滞ることで症状として現れます。
症状が慢性的な場合は、不調な状態が当たりになってしまい本人が自覚していない場合もあります。
骨格や骨盤の歪みは美しい姿勢を妨げ、さまざまな不調を引き起こすばかりか、症状をさらに進行させる悪循環に陥りやすい状態にしてしまいます。
さまざまな悪影響がある骨格や骨盤の歪み。
自分で体の歪みをチェックして自覚することで、必要な対策をとることができます。
自分でできる歪みのチェック方法をご紹介します。
まずは、左右の足の長さに違いがないか確認してみましょう。
仰向けに寝転び、両膝を付けます。
この時の左右の膝の高さに差があるなら足のバランスが悪いというサイン。
骨格や骨盤が歪んでいる可能性があります。
また、鏡の正面に立ち、肩の高さや骨盤の傾き、背骨の曲がりや身体のねじれを目視で確認することでも歪みをチェックすることができます。
骨格や骨盤の歪みは、ストレッチやマッサージ、カイロプラクティック、整体や整骨院などでの骨格・骨盤矯正の治療や施術で、正しい位置に戻すことができます。
しかし、運動量が不足していて筋肉の支える力が弱かったり、日々の姿勢が悪いままなど、根本的な問題が解決していない限りはいずれ元に戻ってしまいます。
骨格や骨盤の歪みを予防したり、歪んでしまった後に対策するには、筋力を付けて姿勢を正すことが大切です。
正しい骨格や骨盤の位置を維持できる運動や姿勢について紹介します。
腰から太ももにかけての筋肉、大腰筋は立つ・歩く動作の際に骨格や骨盤を支える重要な筋肉です。
立った姿勢で両膝の間にタオルを1枚はさみ、その姿勢でスクワットをしましょう。
何もしない状態でスクワットするよりも、大腰筋が鍛えられるだけでなく、両膝を閉めることにより、骨格や骨盤の歪みの矯正にもつながります。
立つときに両膝が離れたり、膝が曲がってしまったりする方に効果的です。
スクワットは必ず背筋をしっかりと伸ばして行うようにしましょう。
無理しない程度に最初は、10回から始めてみましょう。
腹筋運動は苦手という人は多いのではないでしょうか。
しかし、腹筋は骨格や骨盤を支える筋肉の中の一つなので、腰痛や辛い腹筋ではなく、やりやすい腹筋運動をしましょう。
床に座り、膝を立て、両手で膝をおさえます。
体をゆっくり後ろへ倒していき、腹筋に力が入ったと感じたあたりでその状態を保ちます。
その状態で息を吐きながら5~10秒程キープしたら戻ります。
それを最初は10回程度から始めましょう。
人の手を借りずに腹筋ができますよ。
骨格や骨盤に関連する筋肉を鍛えるのも大切ですが、実は柔軟性を付けておくこともおすすめの対策です。
体全体を柔らかくするストレッチに加え、骨盤を引っ張る力の強い太腿の筋肉や背中、腰の筋肉を柔らかくする運動をお勧めします。
ストレッチボールやストレッチポール、無ければテニスボールなどでも構いません。
寝た状態で筋肉がガチガチに硬くなっている部分に、ボールを当てて体を上下に動かしましょう。
筋膜に張り付いて硬くなっている筋肉をほぐすことで、リンパの流れや血行を改善し、筋肉が柔らかくなりしっかり伸縮できるようになります。
続けていくと、骨格や骨盤をアンバランスに引っ張っている筋肉に柔軟性が戻って可動域も広がるので、本来の骨格や骨盤の位置を維持できます。
長年のお仕事や環境、生活習慣などで姿勢が悪くなっている人は、悪い姿勢や動作の癖をしないように気をつけることで、ある程度骨格や骨盤の歪みを予防することができます。
身体を横から見た時に、耳や肩、腰、膝、くるぶしが一直線になっている状態が、関節に負担をあまりかけない正しい姿勢です。
足を組む、カバンをいつも同じ手で持つなど、体が歪む原因になる動作をせず、正しい姿勢をキープできるように心がけましょう。
筋力不足や悪い姿勢の癖、妊娠などの体型の変化などが原因で歪んでしまう骨格。
そのままにしておくと、肩こりや腰痛、冷え性、便秘などの悩みを引き起こしてしまう可能性があります。
骨格や骨盤の歪みは、自分でチェックすることができます。
歪みを自覚して普段から良い姿勢を保つことで、骨格や骨盤の歪みは起きにくくなります。
無理しない程度にストレッチや筋トレなどのケアを行うことでも予防できます。
骨格や骨盤の歪みが気になる方は、試してみてください。
筆者紹介
美容情報ランキング
健康情報ランキング
検索して探す
過去の記事
2024年(70)
2023年(113)
2022年(101)
2021年(69)