こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
老化を気にする方は、ほうれい線という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
ほうれい線は小鼻の端と口角を結ぶ線のことですが、子供にはほうれい線がほとんどありません。
ほうれい線が濃く刻まれてくると、顔全体が老けた印象になります。
逆に、日々ほうれい線周りをケア出来れば、実際の年齢よりも若々しく見せることが可能です。
今回は、年代別のほうれい線が深くなる原因や、改善方法などをご紹介いたします!
目次
ほうれい線は冒頭でも述べたとおり、小鼻の端と口角を結ぶ線のことです。
ほうれい線はもちろん誰にでもありますが、一般的に年齢と共に徐々に目立つようになると言われています。
しかし、実際には若いうちからほうれい線が濃く出てきてしまう人もいます。
では、ほうれい線のあるなしでは、顔の見え方、印象はどう変わるのでしょうか。
次の画像をご覧ください。
お顔の下半分だけの画像ですが、左がほうれい線あり、右がほうれい線なしです。
綺麗なお肌の女性ですが、ほうれい線が目立つことで、左の方が老けて見えると思います。
お肌のケアを頑張っていても、ほうれい線ひとつでお顔が老けた印象になってしまうのはとても残念ですね。
反対に、ほうれい線が目立たなければ、お顔全体の印象をかなり若々しく見せることも可能だと言えます。
ほうれい線の原因となるものには、骨格・頬の脂肪・肌質・生活習慣の4つがあります。
これらがつくり出す「頬のたるみ」こそが、ほうれい線が目立つ原因です。
ほうれい線が目立ちやすくなる年代別に、ほうれい線が深くなる原因である「頬のたるみ」を引き起こす要因を解説していきます。
ほうれい線が目立ち始めるのは、早い人で20代からです。
顔の骨格や姿勢、表情のクセや噛みグセ・歯並び、冷えによるむくみや乾燥による小じわなど、この年代のほうれい線の原因はさまざまです。
急激なダイエットによって筋力が低下したり、必要な栄養が不足できていないことが原因になることもあります。
骨格が細い場合やなだらかで小さめの場合など、顔の骨格によっては頬がたるみやすい方もいます。
特に顎周りの骨が細い人や、エラが張っておらず丸みのあるフェイスラインの方、頬骨が出ておらず目の下からほうれい線にかけてが平坦な人などは要注意。
頬の肉を支える骨の範囲が狭くて張力が弱まるので、頬がたるみやすくほうれい線ができやすい傾向があります。
毎日の姿勢やクセが原因でほうれい線が目立ってしまうケースも。
姿勢が悪かったり、スマホやパソコンの作業でうつむいた姿勢を長時間している人は、お顔全体が重力によって下方向に引っ張られるため、頬の部分がたるみやすいです。
また、無表情の人や、食べ物をあまり噛まずに食べるなど日頃からお顔周りの筋肉があまり鍛えられていない人も、皮膚がたるみやすくほうれい線ができやすいと言えます。
30代は、ほうれい線の悩みを抱える人が増える年代です。
姿勢や表情、噛む時のクセ、冷えや乾燥などに加えて、肌の表皮の下にある真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少したり、繊維細胞が老化して肌を支える機能が低下することで頬のたるみが進行します。
中でも、お顔の脂肪、特に頬の脂肪が多すぎる人は、皮膚や筋肉が支える力が重力に負けてしまい、頬が下がりほうれい線が目立つようになります。
頬周りに脂肪が無さすぎても皮膚表面の張力が失われ、口元にシワができやすくなり、ほうれい線が刻まれてしまいます。
40代では、20代や30代にほうれい線に影響していた原因に加え、口まわりの筋肉量の減少や肌のハリや弾力が減ってしまうこともほうれい線が目立つ要因となります。
お肌の弾力が損なわれたり、肌が硬かったり乾燥している時には、表情筋の動きによってできたシワが元に戻る力が弱いため、ほうれい線も深く刻まれやすいです。
また、加齢と共に骨自体が痩せてくると、皮膚を支える筋肉が弛み表皮との面積に差ができ、お顔全体がたるみやすくなります。
お顔の中で脂肪が多い頬の部分は、特に余った皮膚が支えられなくなりたるむため、ほうれい線が深くなります。
やっかいなほうれい線をケアする方法を見てみましょう。
毎日のお手入れでじっくり改善する方法や、集中的にケアする方法もご紹介しますのでチェックしてくださいね。
まずは、表情筋を鍛えることをやってみましょう!
唇を大きく動かしながら「あいうえお」と発声することで表情筋をバランス良く鍛えることができ、皮膚のたるみの予防が期待できます。
また、「パクパク体操」と言って、お顔を正面に向け、下あごだけを動かして口を20回開け閉めする体操もおすすめです。
慣れてきたら、舌の先を上の前歯の裏側の付け根に当て、舌であご全体を持ち上げるように頭を後方に傾けたら、舌を離して下あごをぱくぱく20回開閉します。
左右バランスよく噛んで食事をするのも大切です。
食事は毎日のことなので、硬いものをよく噛んで食べるように習慣化するだけで、かなり差が出ます。
他に、表情筋だけでなく、お顔の筋肉と連動している後頭部から首、背中にかけての筋肉がかなり固まって悪影響を及ぼしている場合も多いです。
マッサージやストレッチでほぐすことも、顔のたるみを予防しほうれい線をできにくくするコツです。
保湿などのスキンケアをしっかりと行うことでお肌の弾力やハリがキープされ、皮膚表面のしわやたるみを防ぎます。
メイクはしっかりと落とし、美容液やフェイスマスク、クリームを使った保湿を徹底します。
ほうれい線ができてしまった後でも、部分的なスペシャルケアをすることで、ほうれい線がさらに濃くなるのを防ぐことができます。
美顔器などを使ったエクササイズで肌のリフトアップを目指すのもポイントです。
紫外線はお肌のターンオーバーや、再生能力、バリア機能などにダメージを与え、老化を早めてしまいます。
夏だけでなく一年中、紫外線対策もしっかり行ってください。
お肌のハリや弾力、保水力を高める美容アイテムを積極的に取り入れ、常にお肌の状態をチェックし、ちょっとした変化に気付けるようにするのも大切です。
頬のたるみであるほうれい線を薄くするのはもちろん、お肌の潤いや健康的で若々しい状態を維持するために欠かせないのは、「からだの内側からのアプローチ=インナーケア」です。
お肌は毎日、ダメージを受けた細胞や古くなった細胞の修復や再生を行っていて、そのためには外側からのケアでは足りず、血液で運ばれる内側からの栄養が必要です。
肌をつくる最も基礎の栄養素はタンパク質です。
動物性のタンパク質は、脂質も含んでいたり、カロリーが気になる人も多いかもしれませんが、植物性のタンパク質ならそんな心配も不要です。
特に大豆製品は、良質な植物性タンパク質のほか、女性ホルモンと似た働きをする「イソフラボン」も含まれていて、お肌の弾力やツヤをサポートします。
食事では摂りにくいと言う方は、美容用途のプロテインを活用しても良いでしょう。
生活習慣によっても頬のたるみができやすくなるとご説明しましたが、心の状態と生活習慣は密接に関わり合っています。
姿勢が悪かったりうつむいてばかりいると、心も暗く塞ぎがちになります。
逆に、毎日楽しいことを考えたり明るい気持ちでいると、姿勢が良くなりお顔も上向きになります。
そして、ふだん無表情な人も、楽しいことや良いことがあった時、心がウキウキしている状態の時は、自然と目が輝き表情も生き生きとしてくると思います。
日々の様々な選択や作業を、心がときめくことを基準にしてやってみてください。
ほうれい線ができにくくなるだけでなく、幸せホルモンの分泌が活性化して心も身体も老けにくい体質になります!
なかなか消すのが難しいほうれい線には、美容クリニックやエステを利用するのも賢い手です。
毎日のお手入れに加えて集中的なケアが出来るため、ほうれい線に悩まれている方には特におすすめです。
ほうれい線周りをケアする施術にはさまざまな種類があります。
シワの溝を持ち上げてボリュームを与えるヒアルロン酸注入や、肌のコラーゲンケアができるレーザー治療など、ほうれい線の状態によっても施術を選択することができます。
メニューによっては肌のハリやつやを向上させたり、ニキビのケアなども行うことができます。
ほうれい線は、小鼻の端と口角を結ぶシワのこと。
はっきり目立ってくると、顔の印象が老けて見えてしまいます。
ほうれい線が深くなる原因はさまざまですが、主なものには姿勢や表情、噛む時のクセ、乾燥やむくみ、栄養素不足などがあります。
加齢するにつれて、コラーゲンやエラスチンが減少したり、肌のハリが失われるといった要因もほうれい線の目立ちに影響してきます。
ほうれい線は顔の表情筋を鍛えたり、保湿などのケアや栄養摂取などで目立たないようにケアをすることができます。
心がときめき、顔が自然と晴れやかになることをたくさんすることも有効です。
より集中的にケアしたいなら、美容クリニックやエステを利用するのも賢い方法ですよ。
遺伝的な要因や体質はあると思いますが、日々の生活でのちょっとした工夫や習慣の改善などでほうれい線を目立たなくすることができます。
ぜひ実践してみてくだいね!
筆者紹介