こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
日本の夏は、年々暑さを増しています。
気温が35℃を超える地域もあり、内陸部では気温40℃以上を観測する地点も見られるようになりました。
このような激しい暑さによる身体への影響として心配なのが、熱中症や夏バテです。
熱中症は命に関わる症状であり、また夏バテは日常生活に大きな支障をきたします。
これらの危険な症状への対策として効果的だといわれているのが、はちみつ。
では、熱中症や夏バテ対策としては、はちみつをどのように摂れば良いのでしょうか。
今回は、熱中症や夏バテ対策に効果的な、はちみつの摂り方について詳しくご紹介します。
目次
熱中症や夏バテにはちみつが良いとされるのは、熱中症や夏バテのときの体の状態とはちみつの成分に、深い関係があるためです。
熱中症・夏バテのときには、体は次のような状態になっています。
【熱中症】
体内の熱をうまく外に逃すことができず、体温が上がって大量の汗をかき、体内の水分やミネラル分が不足している状態。
放置すると、やがて血流が悪化し、汗もかけなくなって、さまざまな体の不調が現れます。
【夏バテ】
代謝の悪化によって、体に疲労や老廃物が蓄積され、解消されない状態。
通常、代謝はエネルギーを生産し、それにより疲労は回復されます。
しかし、夏バテの状態になると、このエネルギー生産がうまくいっていないために疲労が取れず、体調が優れない状態が続きます。
このように、急激な暑さは身体機能に支障をきたし、それが熱中症や夏バテにつながります。
これを防ぐ方法として、まずは「体内に足りないものを補う」ことを意識してみましょう。
※乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあるため、1歳未満のお子さまにははちみつを与えないでください。
次に、はちみつに含まれる成分についてご紹介します。
はちみつの主成分は、果糖とブドウ糖。
他にも次のような多様な成分が含まれています。
(はちみつ可食部100gあたり)
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
上記のとおり、ナトリウムやカリウム、マグネシウムといった、多くのミネラル分が含まれているのも、はちみつの特徴です。
はちみつが熱中症や夏バテに良いといわれるのには、この糖やミネラルが関係しています。
熱中症では、体内の水分やミネラルが不足します。
そのため、暑い時期にはこまめな水分補給だけでなく、ミネラル補給も心がけなければなりません。
そんなときに活躍するのが、はちみつ!
先ほどご紹介したように、はちみつにはナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれています。
ナトリウムは汗で失われる塩分補給に効果的であり、カリウムは体内細胞の水分量を保持する役割を果たします。
また、マグネシウムは体温調節の役割を担います。
多様なミネラル分を含むはちみつを摂取することは、熱中症対策にぴったり。
水分はもちろん、ミネラルの吸収を促すクエン酸などと一緒にはちみつを摂取すれば、体内の水分・ミネラル不足を効果的に補い、熱中症に備えることができるでしょう。
そして、はちみつの主成分である果糖とブドウ糖は、夏バテ対策にぴったり。
これらは単糖なので、消化にあたってこれ以上の分解はされません。
そのため、胃腸に負担が少なく、体内に吸収されやすい点が特徴です。
果糖やブドウ糖などの糖類はエネルギーのもととなるものなので、はちみつはエネルギーをうまく作り出せない状態の夏バテにも効果的。
素早く吸収されるこれらの糖は、短時間でエネルギーとなり、体内に蓄積した疲労の回復へと役立ちます。
また、はちみつに含まれるカリウムには老廃物の排出を助ける作用があるため、老廃物の蓄積による夏バテのだるさ対策にも有効です。
りせらや養蜂園のはちみつは、ほのかに香る花の風味がし、上品な味わいで何にでも合う蜂蜜です。
パンやヨーグルトはもちろん、チーズ、ブラックチョコレートなどにも合います。
健康に毎日スプーン1杯の蜂蜜が良いといわれており、そのままお召し上がりになっても美味しいです。
では、熱中症や夏バテに備えるには、どのようなタイミングではちみつを摂取すれば良いのでしょうか。
おすすめのタイミングは、朝食時です。
はちみつに含まれる糖は、素早く体内に吸収され、エネルギーとなります。
そのため、これから活動を始める朝のエネルギー源に、はちみつはぴったり。
朝食時にはちみつを摂ることで、体内の代謝は上がり、人は朝から活発に動くことができます。
また、はちみつは疲労回復にも効果が期待できます。
はちみつの摂取によって体に残った疲れが解消しやすくなれば、一日をイキイキと過ごすことができるようになるでしょう。
なお、はちみつにはトリプトファンという成分が含まれ、このトリプトファンが良質な睡眠をサポートします。
トリプトファンはアミノ酸の一種で、幸せホルモンとよばれる「セロトニン」の合成に必要なもの。
セロトニンはその後「メラトニン」というホルモンに変化し、そのメラトニンが眠気を誘うという順番になります。
トリプトファンは、摂取してからメラトニンに変化するまでに時間がかかります。
そのため、朝食時のタイミングに摂取するのがおすすめです。
トリプトファンがセロトニンを合成するには、ビタミンB6も必須。
肉や魚介類などの動物性食品に多く含まれているので、それらを取り入れたバランスの良い朝食を心がけましょう。
熱中症や夏バテ対策におすすめの、はちみつを使った簡単レシピをご紹介します。
【材料】
【作り方】
レモンとはちみつは、相性の良い食材です。
レモンに含まれるビタミンCやクエン酸が、はちみつに含まれる糖の燃焼およびエネルギー生産をサポートする働きを担うためです。
そのため、レモンのはちみつ漬けは、熱中症・夏バテ対策の鉄板レシピだといえるでしょう。
レモンのはちみつ漬けは、そのままで食べるのはもちろん、トーストに乗せたり肉料理にプラスしたりするのもおすすめ。
また、完成後は冷蔵庫で保管し、1週間ほどで食べ切るようにしましょう。
【材料】
【作り方】
上記のレモンのはちみつ漬けを使ったこのレシピは、「摂りやすさ」がポイント。
水だけでなく、炭酸水やお湯でのアレンジもおすすめです。
また、塩も少し加えるため、熱中症対策にぴったり!
レモンのはちみつ漬けと水のバランスは、好みにあわせて調整してください。
熱中症や夏バテには、はちみつが良いとされています。
はちみつには、熱中症の時に体内で不足するミネラル、また夏バテの時に必要なエネルギー源となる糖が豊富に含まれるためです。
また、体調を整えるために欠かせない良質な睡眠をサポートするトリプトファンも、はちみつには含まれます。
熱中症・夏バテに備えるなら、朝食時にはちみつを摂ると良いでしょう。
はちみつは料理やドリンクのレシピにも取り入れやすいので、好みに合った摂り方を試してみてくださいね。
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