こんにちは!美と健康をサポートするリセラジャーナルのフード担当椿本です。
今まで好きで食べていたものが、ある日突然体が受け付けなくなることがあります。
それを「食物アレルギー」といいます。
アレルギーと聞くと、子供に多い症状だと思われていることが多いのですが、実は大人になってからアレルギーにかかることもあるのです。
そこで今回は、大人の食物アレルギーの特徴や、発症しやすい人の特徴、発症してしまった場合の対処方法などについて解説していきます。
目次
日本人の約2人に1人は何かしらのアレルギーにかかっているということをご存知ですか?
数多くの人がアレルギーで苦しんでいる中、最近注目されているのが大人になってから発症する食物アレルギーです。
今まで美味しいと食べていたものが、ある日を境にアレルゲンとなりアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
そんなフードアレルギーには食べてすぐ症状が現れる「即時型アレルギー」と症状が出るのに数時間から数週間かかる「遅延型アレルギー」の2種類があります。
それぞれどのような症状があるのでしょうか。
即時型アレルギーは食物アレルギーで最も多い種類で、食物を摂取してから約2時間以内にアレルギー反応が起こります。
症状は人によっても異なりますが、主に下記のような症状がみられます。
即時型アレルギーの中で一番重い症状は「アナフィラキシーショック」です。
アナフィラキシーショックになると、皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が急に発生し、血圧や意識が低下してしまう場合もあるのです。
もしアナフィラキシーショックなどといった重い症状が出た場合は、すぐに病院に行きましょう。
遅延型アレルギーでは、食物を摂取してから数時間から数週間後にアレルギー症状が出ます。
主な症状には下記のようなものがありますが、一見食べ物とは関連のなさそうな症状もあるのが特徴です。
遅延型アレルギーの場合は症状の発症が遅いことから、食べ物が関係しているとは気づかない人も多くいます。
アレルギーが発症してしまう原因は、実は特定されていないのです。
さまざまな要素が関係して発症するとされていますが、特に下記のような人は大人になってから食物アレルギーを発症する可能性があるかもしれません。
1つでも当てはまりましたか?
実はどれも食物アレルギーの原因になりうるので、食生活や生活習慣を見直してみてくださいね。
子供のアレルギーは成長したら治ることもありますが、大人の食物アレルギーに関しては治らないこともしばしばあります。
では、大人になってから食物アレルギーを発症してしまった場合、症状を悪化させないためにはどのように対処していけば良いのでしょうか?
食物アレルギーになってしまった場合の食事の対処法を紹介します。
食生活を工夫するだけでも症状はかなり変わります。
バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。
例えば、普段から卵をたんぱく源にしていたという方は、お魚や肉などでバランス良く摂取するようにしましょう。
加工食品には注意が必要です。
家では使っていない物質がたくさん使われている場合も多く、知らぬ間にアレルギーの原因であるものを自ら摂取している可能性も。
そうならないように、商品のラベルを必ず見ることが大切です。
成分表を確認し、アレルギーの原因となる物質が含まれていないかチェックするようにしましょう。
同じものを毎日食べ続けないということも意識しましょう。
習慣的に食べているものがアレルギーの原因となる食物だったということもあります。
食生活を見直し、当たり前のように毎日食べているものをしばらく食べないようにしてみたら体調にどのような変化があるか、チェックしてみましょう。
好きな食べ物であっても、週に3回以上食べないなどと工夫をすることも、症状改善のためには大切です。
アレルギーの原因の1つとしてストレスが挙げられるため、ストレスを溜めないように生活することも大切です。
ストレスが溜まっているなと感じたら、どこかで発散をしてストレス解消するようにしましょう。
ストレスを解消するには自律神経を整えることが大切なので、シャワーではなく入浴することでリラックスしたり、マッサージをすると効果が期待できます。
「食事日誌」を知っていますか?
これはメモと一緒で、毎日の食事内容を記録するものです。
日誌には口にした食材などを必ず記録することが大切です。
記録する際は食べたものの名前だけではなく、その量もメモしておきましょう。
そうすることで何を食べていたか、その日誌をみることですぐに調べることができます。
ついでに体の変化もメモしておくと良いかもしれませんね。
大人になってから発症する食物アレルギーには「即時型アレルギー」と「遅延型アレルギー」があり、それぞれ症状が異なります。
アレルギーを発症する原因にはさまざまな要因があり、ストレスが溜まっていたり花粉症の症状がある人、砂糖を頻繁に摂取する人などは特に発症しやすいので注意しましょう。
「アレルギーは子供の頃にしかかからない」なんて思わずに、きちんと原因を調べて対処し、症状を改善させるよう対策することが大切です。
普段からバランスの良い食生活を心掛けること、加工食品の成分表を確認すること、同じものを毎日食べないようにすること、ストレスを発散することによって対処することができるでしょう。
食事日誌をつけてアレルギーの原因となる食品を特定したりすることも効果的ですので、気になる方は試してみてくださいね。
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