こんにちは!美と健康をサポートするリセラジャーナルのフード担当椿本です。
水を飲む習慣をつけることで、美肌や健康に良い効果がたくさんあることをご存知ですか?
どの家庭でも水道をひねればいつでも飲むことができる「水」ですが、飲めればどんな水でも良いというわけではありません。
水に含まれる成分は取水地によっても大きく違い、様々な種類の成分が含まれています。
その成分の種類や含有量、そして水を飲むタイミングや水の温度によって、人間の体にもたらす影響も変わってくるのです。
今回は水がもたらす美肌への影響や主な水の種類を紹介し、美肌に効果的な水の摂取量やタイミングなどについて解説します。
目次
お肌は乾燥するとさまざまなトラブルを引き起こしてしまうことはなんとなく知っている方も多いと思いますが、水を飲むことで具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?
代表的なものの例としては、下記のような効果が挙げられます。
女性にとって特にうれしい美容効果はもちろんのこと、健康で過ごすために必要な血液のサラサラ効果など多くの健康効果があるのです。
具体的に見ていきましょう。
私たち人間の体には、胎児で体重の約90%、新生児で約75%、子どもで約70%、成人では約60~65%、老人では50~55%の水分が存在しています。
赤ちゃんの肌は見ただけでスベスベ・プルプルしているなと感じますよね。
それは肌細胞に高い保水力があるからと言えるでしょう。
その保水力を担っているのが、真皮層で生成されているヒアルロン酸という成分です。
肌が水分不足に陥るとカサカサした乾燥肌になりやすく、外的な刺激にも弱くなり老化が進行し、若々しさとはかけ離れた肌になってしまいます。
水を摂取して体内に溜まった毒素を出すことで新陳代謝が高まり、このおかげでシミやしわといった、肌荒れの原因として挙げられる老化角質も取り除くことができます。
それによって老化現象のあらわれたお肌も徐々に改善ができるでしょう。
血液は全身に張り巡らされた血管(動脈)を通り、身体の隅々まで酸素・栄養・ホルモンなどを運ぶ重要な役割があります。
それと同時に、血管(静脈)を通って新陳代謝などの後に出る不要な成分や有害物質(老廃物)や過剰な物質を運び出し、体外に排泄するという大切な働きも担っています。
体内の水分が減少しすぎると血液がドロドロになり、栄養素を身体中に巡らせたり老廃物を運び出す働きが弱まってしまいます。
この状態が続くと命に関わる病に繋がることも。
それほど水を摂取することは大事で、水を飲むという行為は自分自身の美容と健康を保つために必要なことといえるでしょう。
老廃物が体内に溜まると、むくみや肌荒れの原因になります。
成人で健康な人の平均的な1日の尿は約1.2Lで、最低でも0.5Lの尿を体外に排出しないと老廃物を出し切ることができないといわれています。
尿は、腎臓で必要な成分がろ過された後の不要物が水分とともに排出されるもの。
体内のすべての血液は、全身を巡る過程で必ず腎臓を通過します。
つまり腎臓は、水分と協力して全身のクリーニングを日々行っています。
もしこのクリーニングが行われていなければ、体内に老廃物が溜まってしまい、たちまち私たちは肌への悪影響を受けるどころか、生命維持の危機に陥ってしまうのです。
適度な水分補給が大切なのは、腎臓に負担をかけずに全身の血液の循環をスムーズにし、老廃物を体外にきちんと排出するためでもあるんですね。
市場で販売されている多くのミネラルウォーターや水道水には、「ナトリウム」「マグネシウム」「カルシウム」「カリウム」といったミネラルが含まれています。
他に必須ミネラルの「鉄」や「亜鉛」を含む天然水なども販売されています。
また、必須ミネラルではありませんが「バナジウム」や「ゲルマニウム」「シリカ」などを含んでいることを売りにしているナチュラルミネラルウォーターもあります。
これらのミネラルには自律神経の乱れや中性脂肪を抑制したり、便秘を予防するといった効果が。
さらに、お肌の保湿、骨や毛髪、爪、コラーゲンの再生を手助けする役割もあります。
水を飲むことでこれらの成分を摂取することができ、美肌への効果が期待できるのです。
ちなみに、この4大ミネラルの含有量とバランスで水の味や硬度が変わります。
水にはさまざまな種類があるので、ぜひ好みの水を探してみてくださいね。
ひとくちに「お水」といってもその種類は豊富で、日々の生活に欠かせない飲料水においても種類が分かれています。
それぞれの水の特長や違いをご紹介していきたいと思います。
水道水は、国が定めた安全基準に基づき供給するように義務付けられ、国によって管理されています。
湖や河川、貯水池などから取水され、浄水場によって消毒・ろ過されています。
上水道から家庭に供給されるまでには、飲み水として安全な水にするために塩素などで殺菌消毒されています。
塩素の副生成物でもあるトリハロメタンはクロロホルムに代表される肝障害や腎障害などを引き起こす有毒物質。
トリハロメタンの中には発癌性のあるものや、急性毒性を持った物質も報告されており、水道水による健康被害やカルキ臭などが問題視されています。
特定水源の地下水を原水とし、沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わない水のことを「天然水」といいます。
天然水は、大自然の中、長い時間をかけて幾層もの地層でろ過された清浄な水であり、時季や天候に左右されず、年間を通して品質が安定しています。
日本では数百種類以上の天然水が販売されており、産地や製造方法によって含まれている成分が異なるため、味もそれぞれ変わってきます。
不純物の含まれていない天然水は、自然のミネラル成分が豊富で、水道水のように塩素消毒もされていないため、安全で栄養価の高い水だといわれています。
環境省(当時環境庁)では、昭和60年3月、全国各地1,100ヵ所の湧水や河川を「名水百選」として選定しました。
これは全国に多くの形態で存在する清澄な水について、優良な水環境を積極的に保護することなど、今後の水質保全行政の進展に資することを目的としたものです。
ミネラルウォーター類(容器入り飲料水)は、農林水産省が定めた「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」によって4つの種類に分けられます。
「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」「ボトルドウォーター」はそれぞれ原水や処理方法が異なります。
ナチュラルウォーターは、単独の地下水源から採水された原水のみを原料とした飲用水。
ナチュラルミネラルウォーターとは、ナチュラルウォーターのうち採水地にたどり着く過程で地層のミネラルをふんだんに溶解した水を指します。
日本では加熱殺菌されているものが多いですが、ヨーロッパは殺菌などを行ったものはナチュラルミネラルウォーターと呼ぶことはできません。
ミネラルウォーターは、ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、ミネラル調整やばっ気(曝気)といわれる空気による浄化を行ったもの。
ボトルドウォーターは上記以外のものの総称で、世界各国によって考え方や基準に差があり、品名表示の方法もそれぞれ異なっています。
その他にも、炭酸水や海洋深層水、アルカリイオン水、水素水や純粋(RO水、脱イオン水、蒸留水、精製水)など、水にはさまざまな種類があります。
炭酸水には便秘解消、疲労回復、美髪効果、ダイエット、美容効果など、女性に嬉しい効果や海洋深層水にはバリア機能を修復したり、肌トラブルの改善をサポートしてくれるメリットがあります。
実際に美肌のために水を摂取するときは、どれくらいの量の水をどのタイミングで飲むのが良いのでしょうか?
よく「お茶でも良いの?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、水だからこそ得られる効果がたくさんあるため、水を飲むことを意識してください。
冷えた水が良いのかお湯が良いのか、水の温度についてもご紹介します。
食生活や運動量によっても異なりますが、一般的には体重1kgあたり40ml程度の水分が必要です。
例として、体重が45kgの方は1,800ml程度の水を摂取するのが望ましいため、500mlのペットボトル3~4本程度を目安に飲むようにしましょう。
冷たい水を摂取し続けると内臓を冷やし、新陳代謝を低下させ、むくみの原因にもなりかねません。
体の内部と似た温度といえる37~40℃がベストといえるでしょう。
これは冷ました白湯や常温の水くらいの温度ですが、冬は常温でも冷えていることも。
冬場は水を温めて飲むのがおすすめです。
理想としては30分ごとにこまめに摂取するのが良いでしょう。
朝起きてすぐに水を飲むのもおすすめ。
血行がよくなって全身の機能が活発になり、胃腸が刺激されるため便秘解消にも役立ちます。
また、入浴後にも水分補給を忘れずに。
水を飲むことによって発汗が促され、老廃物の排出がスムーズになるため、肌荒れの改善にも繋がります。
それ以外にも、水分を摂りたいなと感じた場合や、目が乾いたと気が付いた場合は、体が水を欲している合図です。
積極的に水分を摂るように心がけましょう。
どの家庭にでもある「水」ですが、ただ水を飲むだけで美容や健康に多くの効果を生み出してくれます。
水を飲むことで肌の潤いをキープし、乾燥による老化を防いでくれます。
さらに、血液の循環を促進して栄養素を行き渡らせたり老廃物を排出してくれます。
水に含まれるミネラルも摂取できるので、ミネラルによる美容効果も期待できるというわけですね。
水には水道水や天然水、ミネラルウォーターなどさまざまな種類があります。
それぞれ違いがあり、特徴も異なるので、自分に合ったものを取り入れてみてください。
美肌に効果的な水の摂取量は、体重1kgにつき40ml程度。
人の体温に近い常温や少し温めた状態で、30分ごとに1口、こまめに摂取しましょう。
朝一番や入浴後にも水分補給をするのがおすすめです。
美肌を作るために、毎日こまめに水を摂取して、健康できれいな体を作っていきましょう!
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