こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
敏感肌だと、空気の乾燥で肌がヒリついたりかゆみが出たり、洗顔料で肌がつっぱったり、化粧水では発疹や赤みが出やすいなど、肌トラブルが起こりやすいですよね。
また、夏が近づくにつれて、日差しが強くなることでの紫外線による影響も心配です。
今回は敏感肌の特徴や起こりやすいトラブル、敏感肌になってしまう原因、具体的なお手入れ方法や生活習慣の改善方法など、敏感肌タイプ向けの対策方法をご紹介します。
目次
敏感肌に明確な定義はありませんが、一般的には「肌のバリア機能が低下している状態」のことを指します。
本来、肌は「肌のうるおいを保つ作用」と「肌を外部刺激から守る作用」という2つの作用で守られています。
しかし、肌の角質層の水分が少なく保湿できず乾燥してしまっていると、肌のバリア機能が弱まり敏感になってしまうのです。
肌のバリア機能が低下すると、化粧品を塗るとヒリヒリしたり、かゆみが出たり、洗顔や日焼け止めを塗るとつっぱった感じが強く出たりします。
目に見える変化はなくても、外部からの刺激に対して肌が過敏に反応しやすい状態です。
敏感肌では、以下のような症状が起こりやすくなります。
このような症状が起こりやすい場合は、敏感肌の可能性があります。
生活の乱れによる体調不良が発端となって起こる内的要因のほか、空気の乾燥や紫外線、保湿剤や化粧品などによる外的要因が影響していることが多いです。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっており、各層に水分が十分満たされている状態であれば健康的な美肌といえます。
この表皮の一番外側を覆っている角質層に備わっているバリア機能が、紫外線やほこり、細菌などの刺激から保護する役割を担っています。
角質層の細胞に含まれるアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)が水分を保ち、表面の皮脂や細胞の間を満たすセラミドが、水分が抜けるのを阻止。
さらに、脂肪酸などの細胞間脂質が総合して肌を守っています。
しかし、これらが少なくなることでバリア機能が低下してしまうのです。
さらに細かい原因として、敏感肌には内的要因・外的要因があり、それぞれに合わせた改善方法があります。
内的要因として次のことが考えられます。
睡眠不足や生活の乱れなどによる体調の変化、生理などによるホルモンバランスの変化なども影響します。
また、加齢によって肌の保湿力が衰えてくることで、肌のバリア機能を低下させて敏感肌につながることがあります。
外的要因としては、次のことが考えられます。
肌の刺激となる化粧品や洗顔料を使うことで、肌に直接的な影響を与えてしまう可能性も。
また、冬場の乾燥した空気やエアコンによる空気の乾燥、紫外線などが肌を乾燥させてしまい、肌のバリア機能を弱めてしまうこともあります。
敏感肌の場合は、スキンケアの中でも特に刺激になることをストップすることと保湿が重要です。
正しいスキンケアで保湿をしっかり行い、それでも症状が悪化した場合はすぐに皮膚科を受診するようにしましょう。
バリア機能が低下した肌は水分を保持できていないため、化粧水などで保湿した上から、ジェルやクリームなどを重ねて塗布することで水分の蒸発を防ぐことが大切。
水分と油分のバランスが整うことで、敏感肌の原因である乾燥状態を軽減することができます。
紫外線によるダメージを避けるために、日焼け止めやUVカット効果のある下地を使うことも大事ですよ。
敏感肌タイプの方がスキンケアを行う場合、どのようなお手入れ方法が良いのか、化粧品選びのポイントも踏まえながら詳しくご紹介していきます。
リップやマスカラなどの落ちにくいポイントメイクは、専用リムーバーを使って先に落としてしまいましょう。
リムーバーを使用する際は、強く擦らないように意識してください。
顔全体のメイクや毛穴汚れを落とすために使用するクレンジング剤は、肌への負担が少ないものがおすすめです。
手のひら全体にクレンジング剤をなじませ温めた後、摩擦をかけないように優しく行いましょう。
汚れが浮いてきたら、洗い残しがないように水かぬるま湯で優しく洗い流すことも大切なポイントです。
クレンジング剤を選ぶ際には、肌への負担が少なく、うるおいを保ってくれるジェルタイプがおすすめです。
洗顔は洗顔料をたっぷりと泡立てて、手が肌に触れることがないように、泡を転がしながらやさしく洗うようにしましょう。
ゴシゴシと手のひらで肌を擦ったり、熱めのお湯で洗い流したりすると、肌が刺激されて水分が抜けやすくなってしまいます。
クレンジングと同様に、水かぬるま湯で優しく洗い流すようにしましょう。
洗い終わったら、清潔なタオルを軽く押し当てるようにして水分を拭き取ります。
洗顔料を選ぶ場合は、肌に優しい無添加※のものを選ぶのがおすすめです。
※ 石油系合成界面活性剤、パラベン(防腐剤)含む旧表示指定成分、合成香料、合成着色料、鉱物油を使用しない
*肌の状態により、洗顔料を使用せずぬるま湯のみで洗い流していただく方がよい場合もあります。
洗顔後は肌の油分が減り、水分が抜けやすく乾燥しやすいので、すばやく保湿します。
化粧水は擦らずハンドプレスで優しく押し込むようにして顔全体になじませます。
顎、口周りのUゾーンなど、乾燥が気になる場所には重ね付けが効果的!
必要に応じて美容液を用いると、角質層により多くの水分を保ちやすくなります。
化粧水を選ぶ場合は、グリセリンをはじめとした保湿成分を配合した製品がおすすめです。
化粧水で肌の保湿をしたら、保湿ジェルやクリームを手のひらに適量取り、塗り重ねることでうるおいが逃げないようにします。
組み合わせて使用することで保湿効果が高まるので、オールインワンジェルなどを使用するのではなく、化粧水や美容液と保湿剤を組み合わせた使用をおすすめします。
ベースメイクとなる、化粧下地、コンシーラー、ファンデーション、フェイスパウダーなどは、敏感肌向けの刺激が少なく保湿力の高い化粧品を選ぶようにしましょう。
敏感肌タイプの方向けに開発された製品は、配合原料の徹底やパッチテスト、アレルギーテストなどをクリアしたものが市販されていることが多いですが、肌に合わない場合も考慮して、サンプルやテスターから試してみることをおすすめします。
肌はターンオーバーを繰り返しながら角質細胞を入れ替えることで、肌のうるおいやバランスを整えます。
ターンオーバーに対しては内側からのケアも重要です。
生活習慣などの内的要因を改善する場合は、以下のことを心がけることが大切です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
肌質の改善には、栄養バランスの整った食事を3食しっかり食べるようにしましょう。
栄養面ではビタミンやミネラル類を積極的に摂りつつ、肌の材料となるたんぱく質の摂取を心がけると良いです。
過度なアルコールやカフェインの摂取は肌トラブルの元になることもあります。
お酒やコーヒーの飲みすぎやタバコは極力控えると良いでしょう。
睡眠時間を増やし、質の良い睡眠を取れるようにすることが大切です。
睡眠不足になると、肌の調子が悪くなることもあります。
十分な睡眠と同様に、睡眠の質を上げることも重要。
自分に合った枕に変えたり、寝室にスマホを持ち込まないようにしたりするなど、睡眠環境を見直し、生活サイクルを整えましょう。
日常的に適度な運動を心がけることで血行が良くなり代謝も上がり、細胞の入れ替わりを活性化させることができるため、肌質の改善につながります。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動や、筋トレなどの無酸素運動を組み合わせて、無理のない範囲で取り組んでみましょう。
敏感肌は、肌の保湿機能が十分でないことにより、肌のバリア機能が低下して起こることが多いです。
敏感肌になる原因には生活習慣や体調不良による内的な要因や、空気の乾燥や紫外線、化粧品との相性などの外的な要因があり、自身の敏感肌の原因を把握することで適した対策が可能です。
敏感肌タイプの方に適したお手入れ方法は、汚れをしっかり落としつつ、肌に刺激を与えない方法や刺激の少ない洗顔料・化粧品を選ぶこと。
日焼け止めは、紫外線吸収剤の含まれていない、紫外線散乱剤入りのものを選ぶのがおすすめです。
内的要因への対策としては、栄養バランスの取れた食事をし、質のいい睡眠を十分な時間確保し、適度な運動を心がけることが大切です。
敏感肌の特徴を把握して、肌に負担や刺激を与えないように心がけましょう!
ドクターリセラでは、肌に優しい無添加化粧品※を多数取り扱っています。
お一人おひとりの肌のお悩みに優しく寄り添い、肌を健やかに導くアイテムをラインナップしています。
※ 石油系合成界面活性剤、パラベン(防腐剤)含む旧表示指定成分、合成香料、合成着色料、鉱物油不使用
筆者紹介