こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
乾燥やニキビ、毛穴の開きなど、肌荒れにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
紫外線や花粉など、肌は外的刺激を受けやすいだけではなく、皮膚のバリア機能の低下などさまざまな原因によって肌トラブルを引き起こします。
しかし、肌荒れはきちんと対処すれば、ノーファンデーションでも自信が持てる素肌を手に入れることができますよ。
今回は肌荒れする原因について深堀りし、予防策や対処法、気をつけるべき習慣などをご紹介します。
目次
肌がカサついたり、赤みを帯びたりと、肌荒れにはさまざまな症状があります。
代表的な肌荒れの症状ごとに、原因を見ていきましょう。
まず肌荒れを起こした初期症状として多いのが、肌のカサつき。
肌の表面に古い角質が重なることによって肌のキメが粗くなり、手触りがカサカサやザラザラと感じるようになります。
乾燥の原因の多くは、肌内部で潤いを蓄える力が衰えているためと考えられます。
ニキビや吹き出物は放っておくと、しみやクレーター肌の原因になってしまうこともある肌荒れの症状です。
思春期に発生するニキビと、大人になって発生する吹き出物は原因が異なります。
額や鼻の周辺にできやすい思春期のニキビは、過剰な皮脂分泌が原因です。
一方、大人の吹き出物は栄養バランスの偏りや不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなどが原因で、口の周辺やあご、乾燥部分に何度も発生します。
毛穴は皮脂を分泌する皮脂腺の出口です。
毛穴が開く原因としては、皮脂の過剰分泌や汚れの蓄積などが考えられます。
乾燥がひどいと皮脂の過剰分泌が起こるため、毛穴はさらに開き、肌のキメが荒れて見えたり、黒ずんで見えたりしてしまいます。
毛穴が縦長に開いてしまった場合は、肌の乾燥のほかに、たるみや老化による皮脂量の低下など、さまざまな原因が考えられるでしょう。
肌の角質の潤いが失われてバリア機能が低下することで、肌が赤くなり、ヒリヒリするような刺激を感じる場合があります。
肌トラブルを繰り返すうちに皮膚の毛細血管の拡張が戻らなくなり、赤みが続いてしまうというケースも。
顔全体に赤みが見られる場合は、アレルギーや日差しによる紫外線が原因になっている可能性も考えられます。
かゆみを伴うぶつぶつを起こす湿疹。
肌の湿疹は顔のさまざまな部分で発生し、放っておくと悪化してしまう恐れもあります。
原因は花粉や大気汚染、アレルギー、肌の保湿成分の減少など、人によって異なります。
肌荒れを改善して健やかな肌を手に入れるためには、原因を知ることが重要です。
症状ごとの原因について触れましたが、ここでは肌荒れ全体の主な原因を、さらに深堀りしてご紹介します。
肌は紫外線を浴び続けることでバリア機能が低下し、無防備で刺激を受けやすい状態になります。
そのため、内部に紫外線がたやすく侵入するので、乾燥がしやすくなり炎症起こったり、メラニン色素が過剰に生成されて色素沈着したりなどのトラブルに繋がります。
また、紫外線が皮膚の真皮層にまで到達することでコラーゲンやエラスチンを傷つけ、メラニン色素の過剰な生成を促してシワ・たるみの原因になることも。
日焼けをした場合は肌荒れを起こすだけではなく、活性酸素が発生して肌の免疫力にも影響を及ぼします。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下して肌荒れを起こします。
潤い不足の肌は敏感になるため、角質層の水分が少なく隙間が多い状態になり、肌の内部が刺激を受けやすくなってしまうからです。
乾燥は先ほどの紫外線以外に、加齢による皮脂分泌量の減少、ビタミンB群の不足、こすりすぎなどでも起こります。
冬など空気が乾燥する季節だけではなく、夏のエアコンによる乾燥にも気をつけましょう。
近年、花粉や大気汚染など、アレルギーによって肌荒れを起こすケースが増加しています。
これは、体が侵入してきた異物を感知することで、かゆみや湿疹などの症状を起こすためです。
また、黄砂やPM2.5などの大気汚染物質によるダメージを受けると、活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素はメラニン色素を誘発させてシミの原因となったり、コラーゲンやエラスチンを破壊して肌の老化の原因となることもあります。
肌荒れには、女性特有のリズムが影響していると言われています。
生理前や生理中、妊娠中など、ホルモンバランスが乱れることで肌荒れが起きやすくなります。
肌は睡眠中に細胞分解と再生を繰り返す機能が働きます。
そのため、睡眠不足など生活習慣が不規則になると、成長ホルモンの分泌が減少してターンオーバーが乱れ、肌荒れが起きることがあります。
ストレスが溜まると交感神経が働き、血管の収縮が発生します。
血管の収縮が続くと免疫が低下し、結果的にターンオーバーが乱れて健やかな肌状態を保てなくなります。
また、ストレスを感じることで、細胞を傷つけて免疫力を低下させる活性酸素が発生すると考えられています。
それにより、肌はニキビや吹き出物が出きやすい状態となってしまうこともあります。
食事から摂取した栄養によって、肌の細胞は健康状態を維持します。
そのため、ダイエットなどによる栄養バランスの乱れや過度な食事制限は、肌荒れを引き起こす原因となりうるので注意しましょう。
カフェイン・香辛料などの刺激物や、糖質・脂質を多く含む食べ物を摂りすぎることも肌トラブルに繋がります。
過剰な皮脂の分泌を招き、肌荒れを悪化させる可能性があるのです。
肌に合わない化粧品や誤った使用法によって肌を傷つけ、肌荒れの原因になる場合があります。
新しい化粧品を使う際にヒリヒリしたり、かゆみを起こしたり、乾燥してごわついたり、吹き出物が出続けるようなら、肌に合っていない証拠。
ファンデーションやパウダーのパフ、ブラシなどは雑菌が繁殖しやすいため、こまめに洗浄したり交換することも大事です。
洗顔の際に肌をゴシゴシ洗ったり、化粧をする際に何度もこすったりして肌に負担をかけることも肌荒れに繋がります。
肌荒れには原因があります。
そのため、しっかり対策を行えば肌荒れを予防・改善することが可能ですよ。
体内では睡眠中に細胞分裂と再生を繰り返すことで、日中に受けたダメージを修復します。
そのため、肌荒れを予防・改善するためには質の高い睡眠が必須。
毎日同じ時間帯に6時間以上眠ることで、皮膚の再生や修復を促す成長ホルモンが分泌されやすくなります。
また、肌荒れの原因の一つでもあるストレスを解消するために、ウォーキングやヨガなど軽めの運動習慣を取り入れるのもおすすめです。
運動はストレス解消だけではなく、血流をスムーズにする効果も期待できます。
血流がスムーズになると体内に栄養が行き渡りやすくなり、健やかな肌の育成に繋がります。
肌の細胞は食事による栄養摂取によって整うため、栄養バランスがとれた食生活も重要です。
特にビタミンB2やビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン群や、鉄分、タンパク質などは、コラーゲンの生成やターンオーバーの正常化に期待ができる栄養成分です。
ぜひ積極的に摂取しましょう。
クレンジングの際には、肌をゴシゴシ洗って刺激を与えるのはNG。
リップ、マスカラ、アイブロウなどのポイントメイクはクレンジングを馴染ませたコットンで、摩擦をかけないように優しく拭き取るようにしましょう。
また、肌は乾燥や刺激によっても肌荒れを起こすため、肌荒れには保湿ケアが重要になります。
保湿力がある化粧水で水分をたっぷり与え、保湿クリームなどで水分が逃げないようにしっかり蓋をしましょう。
肌荒れには「乾燥」や「ニキビ・吹き出物」「毛穴の開き」「赤み」「湿疹・かぶれ」などさまざまな症状があります。
これらの肌荒れにはさまざまな原因があり、しっかりと対策をとることで健やかな肌を手に入れることができます。
とくに、質の高い睡眠や適度な運動などを取り入れた規則正しい生活習慣や、コラーゲンの生成やターンオーバーの正常化に期待できる栄養素の摂取、正しいスキンケアなどが非常に重要です。
肌荒れにお悩みの方は、日々の食事・睡眠・運動など暮らしを見直してみてはいかがでしょうか。
健やかな肌を手に入れることで、心も前向きになれますよ!
筆者紹介