こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
どなたでもニキビに悩まされた経験があるのではないでしょうか。
ニキビが出来ると憂鬱な気分になりますよね…。
ニキビにはさまざまな原因が考えられますが、その1つとして顔に住み着いている「ニキビダニ」という生き物が関係しているそうです!
顔に「ダニ」がいるなんて聞くと、ぞっとしますよね。
でも、そんなニキビダニは美容の敵なんでしょうか?
今回はニキビダニについて解説していきます。
目次
「ニキビダニ」って聞いたことがありますか?
あまり馴染みがないように感じますが、実は私たちの顔には、ほぼ100%という確率で「ニキビダニ」が住んでいるそうなんです…。
別名「顔ダニ」とも呼ばれているニキビダニは、正式名称を「毛包虫性ざ瘡(もうほうちゅうせいざそう)」といいます。
体長約0.1~0.4㎜、透明に近い色の体をしています。
活発に活動することはないため、肉眼で確認することはかなり困難ですが、1人の顔に平均約200万匹の「ニキビダニ」が住み着いているといわれています。
生まれた時から顔に住み着いている訳ではなく、親と頬ずりするなどしてニキビダニが住み着いている肌と接触を繰り返すことで数が増えていきます。
ニキビダニには2種類あり、皮脂腺に単独で生息する「コニキビダニ」と、毛根の周辺に6〜8匹の群れで生息する「ニキビダニ」がいます。
夜行性で、わたしたちが夜寝ている間にエサである人間の皮脂を食べて毛穴に戻ります。
皮脂を食べるなんて、ドクターフィッシュみたいですね!
そんなニキビダニが、わたしたちの肌に炎症を引き起こしているのです。
「ニキビダニ」が肌荒れを起こす原因は、ニキビダニの死骸や抜け殻であるといわれています。
ニキビダニの寿命は約14日しかなく、孵化してから3回の脱皮を経て成長していきます。
実はこの死骸や抜け殻が肌荒れを引き起こしている原因になるのです!
ニキビダニには肛門がないため、全ての排泄物を体内に溜め込んだまま生涯を終えます。
その死骸から有害物質が発生して肌に悪影響を及ぼすことがあります。
ニキビダニの抜け殻や死骸が毛穴に溜まると、死骸から出る有害物質によって肌が炎症を起こしてニキビの原因になるといわれているのです。
14日間という短い生涯ですが、ニキビダニが皮膚からいなくなることはありません。
孵化しては死ぬを人間の肌の上で繰り返しているのです。
ニキビダニが起こす肌荒れは、ニキビだけではありません。
ニキビダニが皮脂を余分に食べてしまうため、乾燥肌になってしまうこともあります。
また、ニキビダニの爪や口で細胞が傷ついてしまい、肌のツヤが無くなっていきます。
細胞が傷つくことにより、老化の原因でもある活性酸素を発生させるので、老化を促進させることにもつながるのです。
ニキビダニの死骸はアレルギーや皮膚のかゆみ、赤みの原因にもなりうることがあります。
死骸から発生する有害物質は、場合によっては皮膚のターンオーバーの周期を乱してしまうことにもつながります。
あなたの肌質が安定しない原因は、ニキビダニが原因なのかもしれません。
ニキビダニは一概に「悪い」という訳ではありません。
最初に話したように、ニキビダニは肌質にかかわらずほとんどの人の顔に住み着いています。
実はニキビダニが全くいない肌だからといって、健康な肌とはいえないんです。
なぜかというと、ニキビダニは私たちの肌の皮脂を食べてくれているので、皮脂量のコントロールにつながっているからです。
そのため、適度にニキビダニが住み着いていないと肌の状態が悪化してしまう可能性があるのです!
健康な肌を目指していく上で、ニキビダニと上手に付き合っていくことが大切なんですよ。
では、なぜ肌荒れを発症させるほどニキビダニが増えていってしまうのでしょうか?
その原因はさまざまですが、ここではいくつかピックアップしてご紹介いたします。
睡眠不足が続いたり、夜更かしをする傾向のある方は要注意です!
生活リズムの乱れは肌トラブルだけでなく、さまざまな不調につながります。
また、食生活でも脂分が多い食事ばかり摂取していたり、甘いものばかり食べていたりすると皮脂を増やしてしまい、ニキビダニを増殖させる原因になります。
バランスの良い食事を心がけることが必要なのです。
水洗顔のみのケアだったり、クレンジングシートだけでメイクを落としていたりと、洗顔をおろそかにしてしまってはいませんか?
これらも、ニキビダニを増やす原因の1つです。
とくに落とし損ねたメイクの脂汚れはニキビダニのエサになるので、正しいスキンケアをして脂汚れをしっかり落とすよう心がけましょう。
これをおろそかにして、エサが増えるとニキビダニも多くなります。
ニキビダニが増えると、本来肌に必要なはずの皮脂もニキビダニに食べられてしまうという説もあります。
乾燥を防ぐために皮膚は皮脂を過剰分泌し、その結果エサが増えるのでさらにニキビダニが増えてしまうという悪循環を起こすこともあるそうです。
顔のべたつきや乾燥を繰り返すことがあるという人は、特に気を付けた方が良いでしょう。
乾燥するからといって過度に保湿したり、べたつくからといってあぶらとり紙でゴシゴシ拭き取ると肌荒れの原因につながります。
このように、肌のケアを過剰にやりすぎるのもニキビダニを増やす大きな原因となりますので、注意しましょう。
正しいスキンケアを心がけていれば肌の状態は整っていきますので、無理にやりすぎないことを覚えておいてください!
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肌に必要な潤いは残しながら、皮脂汚れや古い角質をすっきり落とします。
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毎日使用していて、肌に触れる機会の多いメイク道具は、とくにニキビダニの繁殖に深く関わってきます。
「ブラシ」や「パフ」は、少なくとも月1回は専用の洗浄液で丁寧に洗うことが重要です。
メイク道具をそのまま放置していると酸化した油分や皮脂が残り、メイクをする際に肌に付着します。
そのためニキビダニが好むエサを増やしてしまうことになり、肌荒れの原因を増やす可能性を高めてしまうのです。
また、寝具の清潔を保つこともニキビダニ対策としては大変有効なんだそう。
シーツや枕カバーは週1回など定期的に洗濯し、常に清潔な状態を保つようにすると良いそうですよ!
とくに肌に接触する機会が多いものは、できるだけ清潔な状態を保つようにしましょう。
そのような工夫で、少しでもニキビダニの繁殖を抑えることができますよ。
ニキビダニが増えてしまったときの一番の対処法は、専門家のもとで治療してもらうことです。
皮膚科などでは顕微鏡を使った検査を行ってくれます。
自分のニキビや肌荒れの原因がニキビダニであるか、また自分のニキビダニがどのような影響を及ぼしているのかを詳しく調べることが可能です。
治療法としては、クロタミトン軟膏やフェルド液(硫黄カンフルローションなど)といった外用薬や、抗生剤、ビタミン剤などの内服薬があります。
医師と相談の上、的確な治療をしていきましょう!
ほとんどの人の毛穴に住み着くニキビダニ。
死骸や抜け殻から発生する有害物質によって、ニキビや乾燥肌などの肌荒れを引き起こします。
ただ、ニキビダニは皮脂のバランスをとってくれる役割もあるので、上手に付き合うことが大切。
そのためには、規則正しい生活を送り、バランス良く栄養を摂取することが大事です。
また、スキンケアが不十分だったり、過剰にやりすぎることでもニキビダニを増殖させてしまいます。
メイク道具は定期的に洗浄し、寝具など肌に触れるものを清潔に保ちましょう。
気持ち悪いと思ってしまうニキビダニですが、ニキビダニの数が一定になれば美しい健康的な肌につながりますよ!
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