こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
「UVケアをするのを忘れてしまった!」「日焼け止めを塗り忘れてしまった!」「思った以上に日焼けしてしまった!」そんな時はすぐにアフターケアをすることが大切です。
日焼けした直後のお肌のケアが、未来の美肌の維持に関わってきます。
日焼けした後のケア次第で肌の回復力が変わるんです。
今回は、日焼け後にケアしなかった場合の影響や、日焼け後のアフターケアの方法について紹介します。
目次
「日焼け」とは、肌を黒くすることによって、有害な紫外線からお肌をガードしようとする人体の正常な働きです。
日に当たり紫外線を浴びると、メラノサイトという細胞が肌をダメージから守ろうとメラニン色素を分泌します。
メラニン色素は日数をかけて増え、ターンオーバーの作用で徐々に表皮表面の「角質層」に上がります。
色が黒~褐色のメラニン色素が上がってくるため、2~7日後に肌が黒くなります。
実は日焼けの現象には種類があります。
日焼け後にケアをしないと肌にどのような影響があるのかも合わせてご紹介します。
日焼け現象には「サンバーン(sunburn)」と「サンタン(suntan)」の2種類があります。
「サンバーン」は紫外線にあたった直後には発症せず、2~6時間後に皮膚表面が赤くなり、痛みが6~48時間後に最もひどくなる日焼けのこと。
「サンタン」は、24~72時間の間に色素沈着が進行する日焼け現象です。
サンタンでは紫外線UV-Aがメラノサイトに働きかけ、メラニン色素の生成を促します。
メラニン色素を多く含んだ表皮細胞が、基底層から表面に見えてくる角質層に達するまでには新陳代謝による時間のズレがあります。
紫外線を浴びてからしばらくして皮膚が浅黒く変色するのはこのためです。
UV-Aは発赤や炎症を伴わないため自覚しにくいですが、真皮の深部まで到達し、シワやたるみの原因になる恐い日焼け現象です。
日焼け後の肌をそのまま放置してしまうと、紫外線ダメージが蓄積され、お肌の老化が進んでしまいます。
具体的にどのような肌トラブルに繋がるのか見ていきましょう。
紫外線によるダメージは、お肌の深層部に影響を与え、将来的なシミやシワにつながります。
一説によると、肌の老化現象の8割は紫外線によるものとも言います。
紫外線は肌の真皮層にまで達します。
真皮層にはハリや弾力を生むコラーゲンやヒアルロン酸やエラスチンを作り出す元となる細胞(線維芽細胞)があります。
紫外線のダメージは真皮層に影響を与えることで、美肌を維持する機能を衰えさせてしまいます。
その結果、肌はツヤやハリ感を失い、やがてシミやシワなどといった肌の老化に繋がります。
紫外線を浴びると、そのダメージから表皮を守るため、メラノサイトという色素細胞がメラニンを発生します。
メラニンは色素沈着の原因です。
健康な若い肌であれば、メラニンが生成されても正常なターンオーバーにより、メラニンは剥がれ落ちてくれます。
しかし老化や炎症、ダメージなどによりターンオーバーのサイクルが乱れている場合はメラニンが長期間滞留し、結果として色素沈着や、さらには根深いシミとなってしまいます。
また、皮膚組織内でDNA損傷が起きると、組織内のタンパク質合成に異常をきたします。
皮膚細胞のターンオーバー、メラニンの生成、コラーゲンの合成などが正常に行われなくなります。
それにより、肌のバリア機能が低下し、シミ・しわ・たるみ・くすみ・毛穴の目立ちなど、さまざまな肌トラブルが引き起こされるのです。
さらに、DNAの損傷が続いてしまうと突然変異が起こってしまったり、場合によっては皮膚がんの原因に繋がってしまうこともあります。
一度生成されたメラニンは、スキンケアや毛穴ケアなどでは改善されにくい傾向があります。
毛穴の黒ずみや、開き、たるみなどの肌トラブルを少しでも減らすために、日焼け後のケアはとても大切になってきます。
日焼け後のケアは、72時間(3日)以内に正しいケアをすることで、肌への影響を最大限に小さくすることができるとされています。
「日焼け後のケアを72時間以内に」というのは、サンバーンはもちろんのこと、サンタン、つまり色素が沈着してしまう前に緊急ケアをすることが大事だということです。
72時間以内は、肌へのダメージを軽減できるという目安の時間なのです。
日焼け後の具体的なケア方法についても見ていきましょう。
まずはほてりが鎮まるまで濡れタオルや水で冷やします。
日焼け後の肌は、軽くやけどした状態のようなもので、紫外線の影響で炎症を起こしています。
流水で冷やしたり、濡れタオルや氷、保冷材などを日焼けした部位に当てて冷やすことで、
炎症が進行するのを遅らせましょう。
外出中であれば、コンビニで冷たい水などを買って肌を冷やすだけでも効果がありますよ。
ポイントは、なるべく肌に刺激を与えないこと。
氷や保冷剤を使う時はタオルに包んでから肌に当て、摩擦させないなど、皮膚へのダメージが最小限になるよう気を付けましょう。
日焼けをすると角層から肌の水分が奪われ、乾燥してしまいます。
日焼け直後のお肌は、あらゆる刺激から肌を守る「バリア機能」が弱っているため、過剰なスキンケアは美白どころか肌トラブルをまねくこともあります。
できれば肌に刺激の少ない敏感肌用のものを使ってしっかり保湿をしましょう。
お肌にしみにくい化粧水やクリームがおすすめです。
「アルコールフリー」や「パラベンフリー」など肌に優しい商品を選ぶのがポイント。
「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」など高保湿成分が配合されたアイテムを選びましょう。
日焼け後の保湿におすすめしたい、ドクターリセラの商品をいくつかご紹介します。
アクアヴィーナスシリーズ の「ピュアモイスチャーウォーターヴェール」は、「αGri-X(アルファグリックス)」という整肌成分に保湿成分(グリセリン)をプラスした化粧水です。
肌に浸透して、乾燥が気になる肌にしっかり潤いを与えることで、みずみずしい状態を長時間キープしてくれます。
同じくアクアヴィーナスシリーズ の「スーパーホワイトエクストラ」は、多くの有用成分を配合した天然成分100%の集中美容クリーム。
透明感やハリ感を高める「ギガホワイト」や「ピクノジェノール®」などの美容成分に加え、最先端のエイジングケア成分「ナールスゲン」も配合しているおすすめの商品です。
お肌のハリに必要不可欠な、コラーゲンやエラスチンの産生力を高めてくれます。
また「ビオセラG」も配合し、紫外線ダメージを受けたお肌の「元気になろうとする力」をサポートしてくれるのも嬉しいポイントです。
日焼けが落ち着いてからのケアにもこだわりましょう。
今あるシミをどうにかするのではなく、将来シミができないようにすることも重要です。
ドクターリセラの「リッチホワイトエッセンス」は、トラネキサム酸を配合した医薬部外品の美白*美容液。
色素トラブルや炎症などの肌トラブルにアプローチし、健康な肌の状態に整えてくれます。
刺激が気になる敏感肌の方にもやさしい美容液です。
*メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。
紫外線から身体を守るために、日焼け後は肌に必要な水分や栄養を補給しましょう。
日頃の食事にも気をつけることが大切です。
日焼け後は、肌だけではなく身体も水分が不足しています。
日頃から水分補給が少ない人は、意識して水分補給をするようにしましょう。
ビタミンは健やかな肌を保つためには大切です。
ビタミンCにはシミやソバカスの原因になるメラニン色素の合成を抑えてくれる効果があり、紫外線による影響を和らげ抵抗力をつけてくれます。
ビタミンCを多く含む食べ物は、ジャガイモ、トマト、スイカ、パプリカ、ブロッコリー、レモン、キウイ、グレープフルーツなどがあります。
紫外線を浴びると、活性酸素が発生することでメラニン色素が活性化してシミなどの原因になります。
活性酸素を取り除く働きをしてくれるのが、抗酸化成分です。
ナッツ類、ごま、アボカドなどに多く含まれているビタミンEは抗酸化成分を含みます。
ビタミンの他にも、ポリフェノールやαカロテン、リコピンなどには抗酸化作用があり、身体の中から紫外線対策をするのに効果的です。
紫外線から身を守るための成分を多く含む食材やおすすめの摂り方などをご紹介しているので併せてご覧ください!
毎日浴びる紫外線は、皆さんの気づかないところでお肌に大きな影響をもたらしています。
ご自身の肌が普段、気づかないうちに将来的な老化やシミ、色素沈着の危険に晒されていることに気付くことができたでしょうか。
子どものうちは、ターンオーバーや細胞の修復力が活発で、特に紫外線対策をせずに過ごすことも多いと思います。
ですが、その間には大量に紫外線を浴びることになります。幼少期に浴びた紫外線の影響は大人になってからも大きく関わることになるのです。
できれば、小さい頃から紫外線を浴びないようにしっかり対策をしましょう。
日焼けは顔やボディなど肌だけのトラブルだと思われがちですが、目に紫外線が当たることでも起こります。
シミやそばかすを作りたくないなら、普段の日焼け止めクリームの使用に加えて、UVカットの効果があるサングラスをかけることも大切です。
日焼けしてしまった場合には、炎症部分を冷やして保湿をしましょう。
水分補給やビタミン・ミネラルを多く含む食品の摂取など、体の中からもアフターケアも大切です。
日焼けを放置せず、出来るだけ早くアフターケアをしっかりと行い、美肌をキープしましょう。
日焼けをした後のケア次第で、将来のご自身のお肌が大きく変わります。
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