こんにちは!美と健康をサポートするリセラテラスの松本です。
ニキビができると目立ちやすく、気分も落ち込んでしまうため、1日でも早く治したいですよね。
しかし、生活習慣や間違ったスキンケアなど、さまざまな要因が重なって発症するニキビは治りにくく、重症化してしまう場合も。
そこで今回は、ニキビがなかなか治らない原因と、ニキビを治すための改善方法を詳しくご紹介します!
ニキビとは、毛穴に詰まった皮脂や古い角質などを栄養に、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖して炎症を起こした状態のこと。
すぐに治りやすい軽いものから、ニキビ跡を残してしまう重症のものまであります。
ニキビができる仕組みと原因、ニキビの種類について解説します。
ニキビができる主な原因は、「皮脂の過剰な分泌」「毛穴の詰まり」「アクネ菌の増殖」の3つが揃うこと。
糖分・油分の多い食生活や、肌の乾燥などが、皮脂の過剰分泌を招く原因です。
さらに、一定の周期で肌が生まれ変わるターンオーバーが乱れると、古い角質がうまく剥がれ落ちずに角質が厚くなってしまい、毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまいます。
そこへ皮脂を栄養源としているアクネ菌が過剰に繁殖して、ニキビができてしまうのです。
他にも、睡眠不足などの生活習慣の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどもニキビができる原因につながります。
ニキビは初期のニキビから炎症を起こした重症のニキビまで、炎症の進行具合によって症状が異なります。
ニキビの種類によっては、改善にかなりの時間がかかってしまったり、クレーターのような目立ったニキビ跡になってしまったりする可能性があります。
ニキビの予防改善のためにも、ニキビの種類と悪化していく段階を知っておきましょう。
できたばかりのニキビは「白ニキビ」と呼ばれ、皮脂や古い角質が毛穴に詰まった状態です。
初期段階のニキビで炎症は起きていないため、痛みや腫れの症状はほとんどありません。
この段階で早めに適切なケアを行うことで、炎症を起こして跡が残るような症状への悪化も防ぎやすくなります。
白ニキビが進行して、毛穴に詰まった皮脂や角質が空気にふれて黒く酸化してしまったものを「黒ニキビ」と呼びます。
白ニキビと同様に、炎症は起きていないため痛みや腫れの症状はほとんどありません。
しかし、放置しておくと炎症を起こしたり化膿したり、跡が残ってしまったりすることも考えられるので、悪化させないように注意してケアすることが大切です。
白ニキビや黒ニキビが進行してアクネ菌がさらに繁殖し、炎症を起こした状態が「赤ニキビ」です。
赤く腫れ上がり痛みも伴います。
赤ニキビができてしまうとなかなか治りにくく、治った後も色素沈着を起こす可能性があります。
赤ニキビがさらに悪化すると、毛穴の中に膿が溜まりニキビの中心に黄色の膿が見える「黄ニキビ」となります。
炎症が皮膚の奥の真皮層まで達してしまっている、ニキビの最終段階の状態です。
この状態になると治るのにも時間がかかるうえ、炎症が落ち着いた後も色素沈着やクレーター状のニキビ跡になってしまう恐れがあります。
思春期が終わって大人になってからできる「大人ニキビ」は、10代に多くみられる「思春期ニキビ」より治りにくいといわれています。
10代に多くみられる「思春期ニキビ」は、ホルモンの働きで皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることが主な原因です。
思春期ニキビは、正しいスキンケアや肌を清潔に保つことである程度予防できます。
しかし、大人ニキビの場合は、過剰な皮脂の分泌とターンオーバーの乱れに加え、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、仕事の疲れやストレスなど、さまざまな要因が重なることから、なかなか治りにくく同じところに繰り返しできやすいのです。
大人ニキビがなかなか治らない主な原因を解説していきます。
乾燥した肌はバリア機能が低下するため、肌を外部の刺激から守ろうと皮脂を過剰に分泌します。
皮脂が過剰に分泌されると毛穴詰まりを起こし、ニキビが発生しやすい状態になります。
メイクや皮脂汚れが落ちていなかったり洗い残しがあったりすると、毛穴に汚れがどんどん溜まっていきます。
その汚れと皮脂を栄養にアクネ菌が増殖し、ニキビの発生を促すことがあります。
睡眠不足や偏った食生活などの生活習慣の乱れも、ニキビが治らない要因に大きく関わっています。
肌は睡眠中に成長ホルモンが分泌され、肌の生まれ変わりが促進されます。
また、睡眠不足になると肌のターンオーバーの周期にも悪影響を及ぼし、古い角質が剥がれ落ちずに毛穴に溜まって炎症を起こしやすくなります。
糖分・油分の多い偏った食生活も、皮脂の量を増やしニキビが治らない原因になります。
顔を頻繁に触るなどの刺激や、枕などの寝具からの刺激などもニキビが悪化する原因になります。
手についている雑菌や寝具に付着した汗や皮脂などの汚れが肌に触れることで、雑菌が繁殖し、ニキビを誘発してしまいます。
また、紫外線による刺激でも肌の乾燥が進んでしまい、ニキビが治らない要因になっています。
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、肌のバリア機能を弱めてしまい、ニキビ菌が増殖してしまいます。
また、女性の場合はストレス過多により、男性ホルモンの分泌が過剰になって皮脂分泌を促進してしまいニキビが悪化することも。
生理前にできやすいニキビは、ホルモンのバランスが影響しています。
生理前に活発になる男性ホルモンは皮脂分泌を促進する作用があります。
そして、毛穴の周りの皮膚を厚くする黄体ホルモンも同時に活発になり、毛穴が詰まりやすくなってニキビができやすい状況になります。
ニキビや皮脂が気になって1日に何度も洗顔したり、強力なクレンジングや洗顔料を使ったりしてしまうと肌に必要なうるおいまで洗い流して、肌が乾燥してしまう恐れがあります。
また、肌の汚れを取ろうと、ニキビのある場所をゴシゴシ洗うのも肌へのダメージになり、ニキビが治らない原因になります。
大人ニキビが治りにくいのは、発生原因がさまざまで対策が難しいからです。
しかし、日頃のスキンケアや生活習慣の見直しでニキビが改善することもあります。
正しいスキンケアと生活習慣を心がけて、体の外側と内側の両方からケアしていきましょう。
治りにくい大人ニキビにおすすめの改善方法をご紹介します。
ニキビの改善には、皮脂やメイク汚れによる毛穴詰まりを起こさないよう、しっかりと汚れを落として肌を清潔に保つことがとても大切です。
ニキビには肌に優しいジェルタイプのクレンジングがおすすめ。
洗顔は朝晩の1日2回、洗顔料をしっかりと泡立てて優しく洗いましょう。
洗顔後はすぐに化粧水で肌にうるおいを与えます。
皮脂が多いからといって化粧水のみでスキンケアを終えるのはNG。
ニキビの改善には保湿ケアがとても重要です。
クリームなどでしっかり保湿をして肌のうるおいを守ることで、肌のターンオーバーや刺激から守るバリア機能も改善し、ニキビが発生しにくい肌になりますよ。
睡眠時間の確保や、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
質の良い睡眠は、肌のターンオーバーを整え、肌荒れを防いでくれます。
栄養バランスの整った食事もニキビの改善には大切なポイントです。
食事は1日3回、タンパク質や野菜、ビタミン類、ミネラルを積極的に摂取するようにしましょう。
ウォーキングやヨガなどの適度な運動は、ストレスの解消だけではなく、血行が促進して肌のターンオーバーを促し、ニキビの改善につながります。
他にも、入浴や音楽を聴くなど、1日の中で少しでもリラックスできる時間を見つけると良いですよ。
上手なリラックス方法は、質の良い睡眠にもつながります。
気分転換をしたり、ゆっくり休んだりして、上手にストレスを発散しましょう。
ニキビとは、毛穴に詰まった皮脂や古い角質を栄養にアクネ菌が繁殖して炎症を起こした状態のこと。
ニキビは主に「皮脂の過剰な分泌」「毛穴の詰まり」「アクネ菌の増殖」の3つが原因で発生します。
ニキビには炎症の進行具合によって段階があり、炎症の起きていない白ニキビ、黒ニキビ、さらに症状が進行して炎症を起こした状態の赤ニキビ、炎症が真皮層まで達している黄ニキビの4種類に分けられます。
「思春期ニキビ」と違い、「大人ニキビ」は皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れの他、さまざまな要因が重なってできることから、なかなか治りにくいといわれています。
肌の乾燥、毛穴の汚れ、生活習慣の乱れ、過度なストレス、ホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケアも、ニキビが治らない原因の1つ。
体の外側と内側、両方からケアすることがニキビ改善への近道です。
正しいスキンケアや睡眠時間の確保などの生活習慣の改善、ストレスの解消など、自分の生活やスキンケアを見直し、改善できるところからはじめてみましょう。
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