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  • 中野 裕弓

あなたの現実は、イメージの中に作られる

「幸せになりたいけれど、幸せに暮らしている自分がイメージできない」という人がいます。

なぜなら、今までの人生は苦労や辛いことばかり、屈託なく笑って過ごしたことがない。
思い出しても幸せとはいえない体験ばかり。

だから経験したことないことをイメージするなんて無理ですよね?

確かにおっしゃることはわかるのですが、実はここがとても大事なところ。

・人間は自分がイメージしたものの中に現実を作り出す力が備わっている。

別の言い方をすれば、イメージできないものを現実として目の前に引き寄せることはできないのです。

こうなると現実がどうであれ、イマジネーションする力が重要になってきます。

幼いころ、童話や物語を読んでもらって、想像を膨らませたことはありませんでしたか。

あるいは公園に寝そべって流れる雲を見ながらいろいろな形を想像した思い出はありませんか?

あのころの無邪気なイメージする能力、私たちが持っているイマジネーションの力、見直してみましょう。

こんな方もいらっしゃいます。

「私は家庭環境が複雑で、両親に愛された記憶がない。スキンシップもなかった。だから、自分に子どもができても無条件に愛を表現することができないんです

自分が子どもを愛せない理由を他者の中に探しているのですね。

そういう場合は自分の実際の家族の事情は忘れて、女優の気分になってみましょう。

例えば映画のシーンやテレビのドラマでほのぼのとした家族の様子が描かれていたら、表情や仕草を研究しそこに感情を移入し、自分のレパートリーに加えてしまいます。

そうやって、他者の体験から学び自分のイメージを膨らますこともできるのです。

「人類の持っている究極の資産はイマジネーション能力」とどこかで見たことがあります。

自分の中で作った幸せな人物のイメージ通りに振る舞ってみると、あなたの全体の雰囲気は幸せ色になり、幸せな現実が目の前に引き寄せられてくるという順番です。

また、想い描く幸せになるまでは幸せになった”ふり”でもOK。
笑顔や、優しい仕草に影響が出てきますから。

幸せになった”ふり”を演じているうちに、あなたの脳はこれが現実なんだと錯覚してくれるようになるのだそうですよ。
嬉しいですね。

こうやって、現実はどうであれ、幸せの先取りをしちゃいましょう。

いいなぁ、と思うシーンがあったら、イメージの中で自分の行動のレパートリーに加えてしまいましょう。
あなたの未来の可能性がどんどん広がりますよ。

Good Luck❣️

2024.4.25
Romi

SNSSHARE

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COLUMNIST
中野 裕弓
人事コンサルタント
ソーシャルファシリテーター
中野 裕弓
HIROMI NAKANO
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19歳で語学研修のためロンドンに渡り、その後9年に及ぶ英国生活を経て、
東京の外資系銀行、金融機関にて人事、研修などに携わる。

1993年、ワシントンD.Cにある世界銀行本部から、日本人初の人事マネージャー、人事カウンセラーとしてヘッドハントされ世界中から集まったスタッフのキャリアや対人関係のアドバイスに当たる。

現在は一人ひとりの幸福度を上げるソーシャルリース(社会をつなぐ環)という構想のもと、企業人事コンサルティング、カウンセリング、講演、執筆に従事。 また2001年に世界銀行の元同僚から受けとったメッセージを訳して発信したものが、後に「世界がもしも100人の村だったら」の元となったため、原本の訳者としても知られる。

「自分を愛する習慣」をはじめ、幸せに生きるためのアドバイスブックや自分磨きの極意集、コミュニケーションスキルアップの本など著書多数。

2014年の夏、多忙なスケジュールの中、脳卒中で倒れ5ヶ月の入院生活を経験する。
現在はリハビリ療養の中で新しいライフスタイルを模索中。脳卒中で倒れたことが人生をますます豊かで幸せなものにしてくれたと語る。

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